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岩佐徹のOFF-MIKE

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「大統領の料理人」はお勧め~「風立ちぬ」は28分で退場~09/13

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09/07のツイート

フランス映画「大統領の料理人」を初日の
文化村ル・シネマで見た。
14:50分からの3回目だったが文字通り満席だった。
ここの客層にとってはストライクゾーンだもんなあ。
文句なしに面白い!楽しめる。85点!お勧めだ。

「大統領の料理人」85


道に迷った“使者”の到着が遅れ、オルテンスはせかされて車に乗りこんだ。
彼女は美食の町で知られるペリゴール地方でレストランを経営するシェフだった。
前日「大統領がプライベートな専任料理人を探している。明日、迎えが行く」との
電話が入ってはいたが、オルテンスは突然の話に戸惑うばかりだった。

そんな彼女に構わず、使者は駅に向かう車の中から電話でパリ行の列車の出発を
待たせるようにと指示していた。
パリに着くと、列車の降り口まで出迎えがきていた。そして、すぐにさりげなく
護衛が彼女の後ろをカバーした。

走り出した車の中で彼女が行く先を聞くと、「サントノレの55番地」だという。
エリゼ宮…大統領官邸ではないか!

混乱するオルテンスに担当官が告げた。
「大統領があなたに専属の料理人になってほしいと望んでいる」と。
「母と祖母から習った粗末な家庭料理しか作れない」と応じると相手はこう言った。
「大統領はそれがお望みなんだ。しかも、信頼できる人の推薦だからぜひと」。
「誰ですか?」と聞くオルテンスに担当官は答えた。「ジョエル・ロブション」…
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長々と書きましたが、心配なく。ほんの冒頭の部分ですから。ハハハ。
“大統領じきじきのご指名+ロブションの推薦”では断りきれず、オルテンスは
パリに移って働き始めます。名誉ある大統領の料理人を女性に取られた、しかも、
田舎のレストランでシェフをしていただけの。以前からエリゼ宮で仕事をしてきた
主厨房のシェフたちは全員が男性ということもあって、様々な抵抗を見せます。
しかし、持ち前の負けん気と祖母・母から受け継いだ料理の腕前で、オルテンスは
たちまち大統領の舌とハートをわしづかみにしてしまいます。

ありがちな“物語”ですが、実話です。大統領はミッテランだそうです。
ミッテランとは知らずに見ましたから、「ちょっと貧相だな」と思った程度ですが、
妻は知っていたのでかなり違和感があったようです。市井の人なら似ていなくても
構いませんが、知名度のある人物と俳優の雰囲気が違いすぎるのは困りものですね。

その点と南極のシーンは要らないんじゃないのと思う点を除けば、楽しさ満点の
作品です。ほかに文句をつけるところはありません。

そう、“楽しい”映画です。
何かを教えてくれたり、考えさせられたりする映画ではありません。何かの賞を
獲れるとも思いません。しかし、楽しませてくれたことで、映画としての役割は
十分に果たしています。1800円を惜しかったとは思わないはずです。


09/08のツイート

話題の「風立ちぬ」を見にいった。
渋谷TOHOの3番スクリーンは満席だった。
申し訳ないが、28分しかもたなかった。
関東大震災のシーンの最中だった。
申し訳ないことはないか。
結局、アニメというものが合わないんだね。
今後は一切見ないことにしよう。

「風立ちぬ」???


朝もやの中に大きな家が建っていた。その高い棟の上を少年が歩いている。
屋根の先端に小型飛行機が“鎮座”していた。コックピットに腰を下ろした少年が
ゆっくりと操縦桿を引く。息を吹き込まれたエンジンがプロペラを回し、飛行機は
ふわりと宙に浮いた。

もちろん、夢だ。

その夢の中である男に出会ったことが少年の運命を決まることになる。
男はイタリア人の飛行機設計家、ジャンニ・カプローニ、少年の名は堀越二郎。
少年は20数年後、名機、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)の設計者になった…
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世間に熱烈な宮崎駿ファンが大勢いることは承知していますから、こんな記事は
書かない方がいいのですが、あくまで ささやかなブログに自分が見た映画の感想を
綴っているにすぎません。
悪意があって書くわけでもないので、この先を読むなら、どうかそのつもりで。
…自分のブログに記事を書くのに、なぜ、こんなに気を使うのでしょうか?ハハハ。

何度も「アニメは好きじゃない」と書いています。ホラーやSF、近未来ものも。
要するに、“普通”が好きなんです。だから、映画館のロビーにこれから公開される
作品のパンフレットが置いてあっても、アニメには手を出しません。宮崎駿監督の
過去の作品も全く見ていません。

好きじゃないのになぜ出かけたのか?
NHK「プロフェショナル」などを見て“そそられた”のです。ハハハ。
面白そうだとは思いませんでしたが、「そこまで言うなら、見てみようか。見ないで
ごちゃごちゃ言うのはフェアじゃないし」と考え直したのです。
予告編で映像がきれいなことは分かっていましたし。

もし、いいものだったら、素直に感動し、評価しようと思っていました。結果的に
そこまで行かないうちに劇場を出る羽目になってしまいました。シニア料金の
“1000円”が決断を速めます。ガマンする方がもったいないと。ハハハ。
どうにも我慢できない…というほどではないのですが、面白いと思わなかったし、
高く評価されている関東大震災の描写も平面的で“すごい”とは感じませんでした。
もともと映画は“縦x横”の2ディメンションですが、アニメではそれがさらに
平面的にしか見えないのが苦手なのでしょう。何度か、妻と顔を見合わせてそこで
劇場を出ました。ただし、以下の記述は妻の感じた事とは無関係です。

上映が始まってからずっと“影”が気になっていました。
これから見る人にはぜひ注目してほしい場面があります。
二郎が恋人・菜穂子に列車の中で初めて出会うシーンです。
田園地帯を縫うように走る列車の影は左側に落ちています。太陽は列車の右側に
あると考えるのが自然ですね。二郎は進行方向に向かって左側のデッキに座って
本を読んでいました。位置関係を考えると太陽は二郎の背中にあるはずです。
しかし、魔訶不思議なことに、その顔に光が当たっているのです!
この光はどこから来るのか…?

誰もそのことに言及していませんし、私の見間違いの可能性も十分あります。
しかし、普通に見ていて“不自然に”見えたのです。
妻に話すと「でも、絵だからなあ」と言いました。つまり、実写ならあり得ないが、
アニメだもの。それを言い始めたら、ピカソだって光の当たり方がおかしかったり、
目や鼻の位置関係がおかしかったりするんだから、という意味です。
うーん、“頑固な”私には説得力を持ちません。絵なら、ますます光は大事だろう。
レンブラントがそんなおかしな絵を描くかって話です。ハハハ。
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大体、本編が始まる前におかしなことがありました。
大部分の映画館で“no more 映画泥棒”のキャンペーンが流れたら、予告編は
終わり、本編の上映が始まります。そういう“約束”ですよね?
ところが、この映画に限って、もう一本予告編があったのです。「かぐや姫」です。
妻は、このあとジブリが世に問う作品として知っていたそうですが、そんなことは
知らない私は、それが本編だと思いました。いや、笑うところじゃありません。
“おきて破り”…、ジブリには許されるということなのかと不愉快でした。
“途中退場”の伏線になったかもしれません。
ツイートには“28分”と書きましたが、正確にはこの1分を引いた27分でした。
ハハハ。


八つ当たり気味になってきました。ついでだから書いておきます。ハハハ。
鈴木プロデューサーによれば「外国人の友人も多いので…」ということですが、
ベネチアでの引退発表は「最後だから賞を下さい」と言っているみたいで、これも
好きじゃありません。
東京での会見も“映画の公開が一段落した時期”を選んだそうですが、これも、
裏を返せば、“客足が少し鈍ったところでもう一度ムチを入れるためにやるんだ”と
いうことでしょう。“勘繰り”じゃなく、ありがちな話だし、「客は入ってほしいと
思ってる」と、監督本人が言ってましたからねえ。
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「今回は本気です」「やりたいことはありますが、やれなかったらみっともないので
言いません」「文化人にはなりたくありません。町工場のおやじでいたい」…
思わせぶりな言い方もなあ。振る舞いは立派な文化人だと思うけど。ハハハ。
長い“引退”会見でしたが、心に響いた言葉はひとつだけでした。
作品に共通したメッセージを問われて答えていました。

「子どもたちに、この世は生きるに値するんだと
伝えるのが仕事の根幹になければいけないと」


この世は生きるに値する…これはいいですねえ。立派な“キャッチコピー”です。
“町工場のオヤジ”は決して言いませんが。ハハハ。

他人のことは言えませんが、どうも、やることが子供じみてますよね。あるいは、
自分なら許されると思っているのか。昔の映像で黒沢明と対談している映像では
かしこまっていて可愛かったけど、成功すると人は変わるってことのようです。
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*11日、公開54日で観客動員800万人、興行収入100億円を突破したそうだ。
“手を変え品を変え”の宣伝工作が功を奏したのだ。鈴木某はプロだってことか。
100億円のうちの2000円が自分の懐から出た金だと思うと悔しい!ハハハ。

以上、レビューにはなっていませんが、映画を見る前後にいろいろ感じたことを
思い切ってぶちまけてみました。ハハハ。
監督も「プロフェッショナル」の中で自分の言葉を理解できずに、意にそわない
絵を描いたスタッフに激しく怒りをぶつけていましたから理解できるでしょう。
思ってることを腹に貯めるのはよくないと。ハハハ。

85 大統領の料理人 賞を獲るような作品ではないが1800円分は楽しめる
??? 風立ちぬ もともとアニメは苦手 監督の言動にも疑問がありダメだった
by toruiwa2010 | 2013-09-13 09:35 | 映画が好き | Comments(4)
Commented by モクレン at 2013-09-13 15:24 x
岩佐さん、こんにちは・・・
「市井」意味と読み方、改めて正しく確認しました。
読み逃げが多くなっていますが(^_^;)
このブログ、やっぱり勉強になります。
Commented by toruiwa2010 at 2013-09-13 15:43
モクレンサン、こんにちは。

勉強になります・・・このくだり
素直に受け取っておきます。
これでも、認められればうれしいのです。
ハハハ。
Commented by 宮崎アニメ好き at 2013-10-19 12:52 x
(新潟県の私達なら…経験上、当然知っている事ですが)
列車は、(多分)あなたのイメージの東海道線?のようにずっと一直線に走るものばかりではなく
上・信越線のように(途中で急激に)方向が変わるものもあり…
(彼の故郷の)…群馬を出た頃は東南方向に向かうので…
当然、影は左後ろ側(北西)に出来るが、東京に近づくと大きく湾曲して進行方向が変わり、
特に震災の起こった9月1日の昼頃?(午前11時過ぎ)の南からの光なら
物語が進む、わずかの間にも光の向きが…刻々と変わるのも有り得る事で…
最後に東京の近くに止まるまでずっと太陽は列車の左側(南)からの光で描かれ、矛盾は無いと。
Commented by toruiwa2010 at 2013-10-19 15:02
宮崎アニメ好きサン、こんにちは。

まったく同じ趣旨の書き込みがどこかにあった気がします。
HNを見ても、監督を弁護したい気持ちは分からなくも
ないですが、このシーンは、数時間分ではなく、短い時間の
描写だったと思います。

大月から河口湖に向かうとき、富士山が
右に見えたり左に見えたり、忙しい思いを
経験しますが、こんなことはありえないでしょう。
「逆走」してることになるじゃないですか。ハハハ。
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