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岩佐徹のOFF-MIKE

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「許されざる者」、ダメだなあ~「私が愛した大統領」も意外だった~13/09/26

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09/13のツイート

渡辺謙主演「許されざる者」を見た。
ウィ―クデーだったが、初日の2回目12:20分の回、
215人の座席に多く見積もっても60人しか入って
いなかった。
脚本、演出、演技…すべて、ち密さに欠けている。

「許されざる者」75


1869年(明治2年)。
北の雪原を黒い塊が疾走していた。新政府の討伐隊を乗せた馬だ。
幕末から明治への移行期、権力を握った者たちは敗れた者をどこまでも追った。

11年のときが流れた。
2人の子供を抱えて、釜田十兵衛は荒れた土地を耕しながら暮らしていた。
突然、しわがれた声がかかった。「十兵衛、ひさしぶりだなあ」。
声の主は馬場金吾。賞金がかかった男たちを討ちに行こうと誘いに来たのだ。
かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた十兵衛だったが、妻と知り合ったことで
二度と刀は抜かないと誓っていた。しかし、数日後、彼は金吾のあとを追った…
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ネットのレビューを見ると評価が両極端に分かれているようです。
私ははっきり言って“ダメ”でした。前日、テレビ東京でハリウッド版を見たので
余計に“あら”が目につきました。

どうにも理解できないのは、“雪”です。登場人物の足元や周囲の山々に深い雪が
あるかと思えば、馬の足が隠れるほどの高さの草が生えたまるで秋のような景色に
変わったりしているところです。バックに見える山からも雪は消えていました。
出発するとき、十兵衛が子供たちに「2週間で戻る」と言い残していましたから、
季節は変わっていないのです。その“時間内”にこれほど激しく景色が変わるのは
説明がつきません。

冒頭のツイートのあと、「いずれ見に行く」と言っている人に<“雪はどこから来て
どこに行ったの?”をヒントに見てください>と書いたところ、横合いから議論を
吹っかけてきた若者がいて、最後は<あなたの感想は木を見て森を見ていないと
思います>と“断罪”されてしまいました。やれやれ。ハハハ。

全体が素晴らしければディテールはさほど気になりませんが、作品がつまらないと、
ここもあそこも…と気になるものです。この映画の場合は、始まって30分ほどで
“雪”の不自然さが引っかかってどうにもなりませんでした。
見た人の中に同じ感想を持った人がいないらしいことに驚きます。

だいぶ前に、新藤兼人“大”監督の「一枚のハガキ」にもクレームをつけました。
終戦直後、運命にもてあそばれた男女が再会したシーンで、女性が男性に向かって
「キスしてちょうだい」と言ったのです。ひどく違和感のあるセリフでした。
KISS…その頃の日本人は“キス”という言い方はしなかったはずです。
“接吻(せっぷん)”、“くちづけ”から“キッス”になり、だいぶ時間がたってから
“キス”になった、と当時、小学校低学年の“おませ”な少年は記憶しています。
ハハハ。

主演男優がはいていた短パンの太さやひざ上までの長さが“今っぽい”のもとても
気になりました。
“木を見て森を見ず”…と言うけれど、“ディテールも大事さ”ってことですよ。

出演者たちのトーク番組での発言を聞くと、監督は完璧主義者らしく、何十回も
撮影をし直したこともあるそうです。それを聞くと、ますます、「じゃあ、雪を
どう説明するの?」と聞きたくなります。しかも、演技に“うるさい”人にしては
「えっ、これでOKが出たの?」と思うシーンも何か所かあります。
ま、当然、演技についても考え方が根本から違うのでしょうけどね。ハハハ。

見に行ったとき客が入っていないことを心配しましたが、とりあえず興行的には
“成功”しているようなので、よかったと思います。しかし。この映画が今年の
賞レースに顔を出すようだったら、首をかしげます。

ちなみに、本家・イーストウッドの作品で“錆びていた”のは銃の腕前でしたが、
日本版で錆びついていたのは、長くしまいっぱなしだった十兵衛の刀でした。
ハハハ。


「私が愛した大統領」80

1939年のある日、デイジーに一本の電話がかかった。
電話はサラ・デラーノからだった。「フランクリンが病気なので来てほしい」と言う。
デイジーの家は裕福だったが、大恐慌で没落し、彼女は家族を失ったあと、叔母の
面倒を見ていた。
サラが言うフランクリンとは第32代アメリカ大統領・ルーズベルトのことだ。
そして、このとき大統領はハイド・パークにいる母の家で執務していたのだった。
大統領とデイジーはいとこ同士だったが、何年も会っていなかった。

出かけて行ったデイジーを大統領は長く引き止めた。
彼には妻以外に、親しい女性が何人もいたが、時間がたつにつれて、デイジーは
フランクリンにとって誰よりも大事な女性になって行った。彼女といると大統領は
いやなことも忘れられるのだった。

ハイド・パークに賓客が来ることになった。イギリス国王夫妻だ。戦争突入前夜、
アメリカの財政援助を必要としていたイギリスは二人を使者として送ったのだ。
晩餐会の夜…
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タイトルや予告編を見た印象からロマンチック・コメディを想像していましたが、
案外、中身がどろどろしているのにビックリしました。“どろどろ”は少々的はずれ
かもしれませんが、予想と違うと、映画の印象はかなり変わるものです。ハハハ。

実在の大統領を主人公にした作品では公務中の姿しか見られないことが多いですが、
この映画では“素顔”が描かれています。それも、結構“あけすけ”に。ハハハ。
人間・ルーズベルトはこんな人だった…という話です。そこが面白いのですが、
あまりにもあけっぴろげなので、子孫はこれで大丈夫なのかと心配したほどです。

もう一つの心配は、これも、初日に出かけたのに場内がガラガラだったことです。
東急文化村ル・シネマの客層にぴったりマッチした映画だと思ったのに。
劇場内のもう一つのスクリーンでは「大統領の料理人」が上映中でした。
うーん、不入りの原因はそれか。同じテーストだと思っちゃうよなあ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-09-26 06:47 | 映画が好き | Comments(0)
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