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岩佐徹のOFF-MIKE

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田中を待っている現実~もし10勝どまりだったら…~ 14/01/30

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80年にノーラン・ライアンは史上初の100万ドルで
AstrosにFA移籍しながら11勝止まりで
「1勝10万ドル」と非難された…という話を、
私は岩佐さんがNumberに寄稿したコラムで読みました。
田中がもし10勝止まりだったら1勝200万…
考えたくないです(笑)。


ヤンキースと大型契約を交わした田中将大についての記事を書きました。
その日の夕方、このリプが飛んできました。学生時代にフジテレビのスポーツ部で
アルバイトをしていて、その頃の私を知っている人物です。
読んで、いろいろなことを思い出しました。

ノーラン・ライアンはレンジャーズのCEOを辞めましたが、今シーズンもベンチ横の席で
試合を見守る姿が映ることでしょう。
1978~81年の彼を見ていました。奪三振も与四球もMLB史上1位、フォアボールで
ランナーをためては三振でピンチを切り抜けるという、私にとっては面白みに欠ける
ピッチャーでした。ぜいたく。ハハハ。
ただし、左足を顔につくほど高く上げる独特のフォームから投げ込む速球のスピードは
目を見張るものがあり、1979年5月2日のヤンキース戦でギドリーと投げ合い、1-0で
完封した試合を実況したテープは私のお宝です。ハハハ。
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実は、彼はその年のオフにFAになりました。“16勝”が後押しした結果、アストロズとの
契約が成立したとき、MLB史上初の100万ドルプレーヤーになったのです。
しかし、ツイートにある通り、アストロズでの1年目は11勝しかできず、ブーイングを
浴びていました。「1試合勝つのに10万ドルかよ」と。
田中の年俸は当時のライアンの22倍ですから、万一、10勝しかできないと、辛辣な
ヤンキース・ファンがどんな言い方で非難するか想像も尽きません。ハハハ。

ライアンが散々な成績に終わった1980年のオフ、Number誌から原稿を頼まれました。
その年のメジャーの10大ニュースについて書け…ということでした。
その中にライアンのことも書いたのですが、ついでですから、再録しておきます。
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⑨ リエントリーで高額契約すると活躍できない?

フリーエイジェントは、毎年、各球団にとって頭痛のタネだが、今年、
最も苦しんでいるのはパドレスである。
契約最終年を迎えた主砲ウィンフィールドが「来年以降については
年俸130万ドル(約2億8000万円)の十年契約を希望する」と、
とんでもない条件をつきつけたからだ。
もちろん、球団は、法外だとしてはねつけた。以後、交渉はちっとも
前に進まない。確かに、最近の高額契長期契約を見ていると、強打、
攻守、強肩、俊足に、二十九歳の若さというおまけついた彼が強気に
出るのはよく分る。
11月のリエントリー・ドラフトに出て行けば、リミットいっぱいの
13チームが指名することは間違いない。
100万ドル以上の年俸が払える優勝可能なチームを選ぶことになるだろう。
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去年のライアンの例からすると決して夢ではない。
かつて、ギネスブック関係者立会いの下、時速100.9マイル(時速162キロ)を
マークした速球の持ち主、ライアンが去年限りでフリーエイジェントになった時、
激しい争奪戦の末、契約に成功したのはアストロズであった。
契約の内容は「3年350万ドル(契約金25万ドル、年俸100万ドルx3年、
PR活動費25万ドル)。トレードなし」
アメリカのあらゆるプロスポーツを通じて、初の年俸100万ドルプレーヤーが
生まれた。結果はどうだったか。
1年目の今年に関する限り、1勝が2000万円につくという馬鹿馬鹿しい買い物に
なってしまった。高額契約をものにした他の選手たちも低調で、オーナーたちが
嘆くのも当然だが、かといってウィンフィールドほどの逸材は滅多に市場に
出てくるものではないから、指をくわえてみているのはいかにももったいない。
11月の市名から契約まで、彼をめぐっての狂騒曲が続くのはま確実である。


ちなみに、ライアンが3年間で挙げた勝ち星はトータルで38(11,11,16)だった。

そして、ウィンフィールドは結局ヤンキースとの契約に合意した。
希望通り10年、しかも総額2300万ドルだった!
89年をケガで全休、90年5月にはエンジェルスにトレードされたから、ヤンキースでは
実質8年しかプレーしなかった。トータルの成績は打率.290-205HR- 818打点。
投資額に見合う働きはしてくれていないとオーナーのスタインブレナーはお冠だった。
ハハハ。

田中の年俸は、33年前にウィンフィールドが契約した10年間の“総額”とほぼ同じだ。
現実的な数字ではないものの、仮にいきなり22勝しても、“1勝・1億円”だ。
マウンドに向かうとき、当然、田中の頭に年俸の数字などないが、スタンドのファンは
みんな、“そう思っている”と考えなければいけません。記者たちもワサビの効いた記事を
書くときには必ずこの数字を持ち出してきます。
そして、打たれてマウンドを降りるときには、初めは控えめな、重なれば次第に露骨な
ブーイングを浴びることを覚悟しなければいけません。
メジャー1年目を迎える田中将大で心配なのはそれをどう乗り越えるかだなあ。

ちなみに、このときNumberに書いたのは6ページ分でしたが、原稿料は7万円でした。
「文春はギャラがいい」と聞いてはいましたが、本当でした。ハハハ。

Numberに書いた「米大リーグ1980年の十大ニュース」は
ほかの項目にも面白いものがありますから、開幕までに
数回に分けて再録します。

by toruiwa2010 | 2014-01-30 08:10 | メジャー&野球全般 | Comments(3)
Commented by Yumi at 2014-01-30 09:14 x
住宅手当は$100,000だそうです。不動産業界の友人はどこに決めるのかワクワクしています(笑) すでにマー君のジャージーもショップで販売開始されたそうです。願うのは、松坂と争うような記録になって欲しくない、ということ。1年目は大目に見てくれる人もいるのが救いです。
Commented by toruiwa2010 at 2014-01-30 09:27
YUMIさん、おはようございます。
少し心配なのは圧倒的な球威があるとは
思わないので、慣れられたら打たれるかなと。
キャンプである程度、目安がつくと思います。
Commented by あおき at 2014-01-30 18:27 x
岩佐さん、こんばんは。
マスコミの皆さん、田中くんのお金の使い方?をしてたのは…そうじゃないでしょ?と思いました。。一球いくらとか、金額と共にプレッシャー、ヤンキース特有の厳しさとか有りますからね!頑張ってほしいです。
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