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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300?バンクーバーを振り返る7 2014/02/16

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長野の男子500メートルで見た清水宏保の強さは
ほれぼれするものでした。
ソチでも朝日新聞にコラムを書いていますが、
バンクーバーのとき、光る記事がありました。
4年たってもほとんど改善されていないところもあり、
がっかりしますね。
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清水宏保のコラム( 2010.03.02 初出)


・五輪の期間中、国中が注目しメダルの数を要求される。
選手が責任を感じるのは当然だが、ノルマを課せられているような感じにもなる。
それまでの4年間のフォローを国やJOCはきちんとしてきたのだろうか。
政府の事業仕分けが行われ、スポーツ予算は削られる方向になった。
全体的な削減は仕方がないとしても、仕分けの仕方は適切だろうか。

・日本には国立スポーツ科学センターがある。韓国にも同じような施設がある。
韓国ではそこに選手が集められ、招集された時点で、日当が出る。
日本では利用するのに料金が発生する。

・バンクーバー五輪では、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りしている。
予算は限られている。そのため、選手を手塩にかけて育てたコーチやトレーナーが
はじき出され、選手に快適な環境を提供出来ていない。お金の使い方が逆だろう。
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2/23付け朝日新聞夕刊から長々と引用したが、長野オリンピックの金メダリスト・
清水宏保の言葉だ。
この鋭い問いかけに、顔を上げて答えられるJOCのお偉方はいるだろうか。
フジテレビ時代にバレーボールをはじめ多くのアマチュア・スポーツの取材過程で
その団体の抱える問題をイヤと言うほど聞かされた。

歩くのがやっとの状態でも役職にしがみつく老人、何かと理由をつけてチームに
同行して海外に出かけたがる幹部…
韓国が派遣した選手の数は日本の半分以下だった。
にもかかわらず6個の金を含むほぼ3倍のメダルを獲得した。
しかも、現地入りした役員は日本の3分の1にすぎない。

開会式のエントリーに“アフリカや中米諸国の選手ひとりの合計3~4人でのどこか
気恥かしげな入場も見ていて楽しかったです”という書き込みがあったとき、私は
“どこか気恥かしげな入場も…
そう、見ましたか。嫌われ者の私は、選手一人に寄生している役員が2~3人…と
見ました。オリンピック貴族っていうのがいますからね”とレスした。

諸外国のケースが日本と同じかどうかは分からないが、人間の“業”が絡む話だから
どこの国にも似たような話が転がっているに違いないと思うのだ。


清水は25日付の紙面にもこんなことを書いていた。

・フィギュアスケートを生で見るのも初めてだった。本当にシロウトだから論評する
資格などない。が、キム・ヨナの絶対的な強さだけはわかった。

・技術的なことは僕にはわからない。しかし、ほかの選手に比べて滑るスピードが違う。
スピードスケートの練習をコーチが組み込んでいると聞いた。あとは滑っている時の
体の「ライン」だ。フォルムといってもいい。(略)キムのフォルムは本当に美しい。
これが、歴代最高得点につながったのだろう。

“禿同”だ。やはり、世界の超一流だった男はいいところ見てるわ。

1回目(2回目?)のコラムでは後輩・加藤条治に“贈る言葉”を書いていた。
500メートルに特化している加藤に1000メートルの練習に力を入れろとアドバイス、
1000で得たものは必ず500に生きるからと説いていた。
“てっぺん”から世界を眺めた清水の言葉には説得力があった。

実に的確に本質を突いた話で、4年後もそのまま通じる記事ですね。
by toruiwa2010 | 2014-02-16 08:38 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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