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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300?テリー伊藤 14/03/01

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テリー伊藤について思うこと(2005.12.16 初出 )

昭和30年代半ばだったと思いますが、民放テレビが開局して間もない頃でした。
番組の進行をつかさどる役割をアナウンサーに代わってこなす人たちが現れました。
構成者、あるいは放送作家と呼ばれる人たちです。
彼らは番組にどんなゲストを呼ぶか、どんな素材を使い、どのように話を進めるかを考え、
台本を書くのが仕事でした。
番組の全体像がよく分かっている彼らが、アナウンサーの仕事ぶりに納得しないとき、
「これなら俺がやった方が面白くなる」と思ったのは自然の流れだったかもしれません。

三木鮎郎、大橋巨泉、青島幸男、野坂昭如、永六輔、前田武彦…続々と新しい“才能”が
画面に登場し、世間はそれを歓迎しました。
NHKしかなかった頃は、番組の進行は必ず、と言っていいほどアナウンサーが担当して
いましたから、視聴者はなんとなく、そういうものだと考えていたのです。
しかし、きれいな標準語こそしゃべれないものの、頭の回転がはやくて、知識も豊かな
彼らの登場は視聴者にとってとても新鮮だったのです。

その後、この人たちに続く人材はなかなか現れませんでしたが、ここ数年のテリー伊藤の
活躍は彼らの後継者として十分な才能を持っていることをうかがわせます。
プロフィルにも書いたとおり、私は、「放送文化人」と呼ばれる人たちが嫌いです。ハハハ。
朝から画面をにぎわすコメンテーターに、いつも突っ込みながらテレビを見ています。
そんな中で、彼には共感を覚えることが多いのです。
もちろん、すべて同意見のわけはなく、むかつくこともありますが。ハハハ。
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どんな話題にも無理なく対応できているのは、いろいろな角度からものを見る能力を持ち、
幾通りもの切り方ができるからではないでしょうか。柔らかな脳を持っていると思います。
言っていることにブレがなく、となりのコメンテーターとやりあうこともあります。
誰かが自分とは違う意見を言っても、事を荒立てまいとして番組内では沈黙するケースが
多いですから気持がいいです。そんなに、みんな同じ意見のはずはありませんからね。
ハハハ。

先日映画を見に行きましたが、予告編でいきなりスキンヘッドの彼がスクリーンに出て
きたときにはビックリしました。俳優までやっていることを知らなかったからです。
1月に公開予定の「仰げば尊し」でした。重松清原作で、CM制作で知られる市川準一が
監督をつとめるこの作品は、100%泣きそうなので(ハハハ)見ることはないでしょう。
しかし、わずか数分のカットの中でテリーが示した存在感は見事でした。

せりふは素人っぽいところがありましたが、アップになった表情からほとばしる何かが
見る者に訴える力があったのです。妻は、たまらずティッシュを取り出していましたし、
私もぐっと来ていたことを否定しません。ハハハ。

テリーだけでなく、芸能界には北野武、木梨憲武、藤井フミヤ…世に出たときに見せた
才能以外に羨ましいほど多くの資質を持った人がいます。一芸に秀でた人には、私たちが
見たことのない才能が隠されているのでしょうね。
残念ながら、私にはしゃべること以外の才能は、どこを探しても見つかりません。ハハハ。

それも、My Bookに書いたとおり、小学生の頃と高校時代に「君の声はよく通る」と
言ってくれた先生や友人の言葉が潜在意識の中にあったおかげで実況という形の仕事に
結びついたのですから偶然の産物と言っていいでしょう。
世の中には、素晴らしい才能を持ちながら自分も他人もそれに気づかず埋もれさせたまま
一生を終えてしまうケースが数え切れないほどあるのですから、これでも幸せな方だと
思っていますが。ハハハ。

…8年以上前のテリーの評価はこんなに高かったのですが、
最近はかなり下がっています。ディレクター出身だけに
今何が必要か、何を言えば盛り上がるかがよくわかる。
だから、余計なことを言ってしまう傾向が顕著です。
ネットでもときどき叩かれていますね。叩かれるのは
私も同様ですが。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2014-03-01 09:49 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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