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岩佐徹のOFF-MIKE

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田中、まずまずのデビュー~’80年のMLB十大ニュース~03/03

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03/02のツイート

田中のグレープフルーツ・リーグへのデビューは
impressiveというほどではないものの落ち着いていて
まずまずだった。
どのボールにどんな反応をしてくるのかを見たいと
言っていたがその目的は達成できたのではないか。

2回 32球 2安打無四球 3三振 0点

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えーと…ESPNはimpressiveなデビューと書いていた。トホホ。
“印象的な”、“すばらしい”という意味だと捉えているので、この日の出来はそこまで
行かんだろうと思ったのだが、辞書には“堂々たる”という意味も出ている。それなら
分からんでもない。落ち着き払ったマウンドさばきだったもの。苦しい。ハハハ。

あらかじめ3番手で行くと言われていた。しかも、それは単に“3番目”ではなく、前の
二人が乱調のときには中継ぎのピッチャーで対応するからイニングの途中でマウンドに
上がることはないという意味だ。MLBははっきりしているから選手はやりやすい。
黒田が登板した3回表からブルペンで動き始めていた。黒田はスイスイだったが、相手の
ピッチャーの制球が悪く、考えていたより時間がかかった。「まだ(マウンドに)上がらない、
まだ上がらないと思ってました」と笑っていた。屈託のなさがいい。

初球は149キロのストレートだった。続いて、136キロのスライダーで追い込んだが、
次の球をセンター前に運ばれた。2回にも1死からヒットを許したが、どちらもまったく
危なげなく切り抜けた。監督が心配していた力みは一切なかった。
この日は最速151キロのストレートのほか、スライダー、スプリット、カッター、さらに
カーブも一球投げていた。相手の反応を知るために多くの球種を試したかったのだろう。
もっとも、この日の配球は基本的にキャッチャー(セルベリ)に任せていたそうだが。
キャンプの多くのセッションでセルベリと組んでいるところを見ると、シーズンイン後も
田中のときはセルベリがマスクをかぶるのではないかと書いている現地記者がいた。

降板後のインタビューでは「いい緊張感の中で投げられた」と話していた。たしかに
そんな雰囲気だったが、ブルペンでもマウンドでも表情は柔らかかった。
田中は田中らしいスタートを切った…ということだね。

NHKとのインタビューで印象的だったこと。
“憧れのピンストライプ”でマウンドに上がった気持ちを聞かれて。「憧れて来ている
わけではなくて、勝負しに来ている」と答えていた。きりっと。
さらに、記者が「日本は朝の5時半です。大勢のファンに一言メッセージを頂ければ」と
マイクを向けるとたった一言、「おやすみなさい!」と茶目っ気タップリに。
それを受けた放送席が完全にスルーした!!なんて奴らだ。ハハハ。

田中がこの日ロッカールームに到着したのは11時半(試合開始は1時5分)ごろだったと、
NYデイリーニュース紙が伝えている。
日本人記者たちには「コンチワ」と日本語で、アメリカ人記者には「Morning」と(英語で)
声をかけた。スタイリッシュな紫のシューズを履いていた。(紫の靴…見てえ!)
自分のロッカーに座り、ドリンクを口にしながら何人かと話をした。着替えているとき
レジー・ジャクソンが通りかかり、あいさつ代わりに田中の背中を叩いて行った。

いいね、いいねえ。オールド・ファンにはロッカーの光景が目に浮かぶような、こんな
描写がたまらんのだ。日本人のへぼ記者には書けねえだろうなあ。ハハハ。
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1月の記事に公式戦デビューは現地3日のHOU戦か4日のTOR戦になると書いた。
よほど、オープン戦の出来が悪くない限り先発の3番手という位置づけは変わらないし、
第3戦で打線が弱いHOU(3日)で投げさせるのがベターだと思っていたが、NYポスト紙の
記者が4日の可能性が高いと書いていたらしい。その理由を聞いて私も4日説に傾いた。
4日に投げると、田中が登板する最初の6試合中4試合が“中5日”になるのだそうだ。
それは気づかなかったなあ。いいところに目をつけてるわ。
4月は雨が多いから予定通りになるかどうかわからんが。ハハハ。

田中がマウンドに上がるとき、場内には楽天時代の入場曲?ファンキー・モンキー・
ベービーの「あとひとつ」が流れたことに気づかなかったが、けさ、NYタイムズを見て
知った。広報もなかなかやるもんだ。

また、この日、田中の前に投げた黒田の出来もよかったことを付け加えておく。
本人は「2回だし、相手もまだ仕上がっていないからどうこう言えない」と言っていたが、
かなりスリムダウンしたサバシアから3番手・田中までは期待できそうだ。


‘80年のMLB十大ニュース~その2~ ( Number 創刊14号に寄稿 )

日本ハムが開幕第2戦のオリックス戦(3月29日、札幌 )の始球式にソチ・オリンピック、
スキージャンプ男子ラージヒルの銀メダリスト、葛西紀明を起用するようです。

世界の警察を自負するアメリカは常に世界各地に軍隊を送っていますが、どこの球場でも
一時帰国の兵士が始球式に招かれたりしています。
ヤンキー・スタジアムの場内アナウンスを担当したボブ・シェパードを忘れられません。
人物より重厚な低音でゆっくりとアナウンスするその声が耳から離れないのです。
私の耳でははっきりとは聞き取れないのですが、晩年の彼は「イラクなどで戦っている
兵士たちを忘れないようにしましょう」というニュアンスのアナウンスを7回表終了後に
やっていました。アメリカでは兵士だけでなく警察・消防などに対する強いリスペクトが
あるようです。

関連する記事を「米大リーグ ‘80年10大ニュースに書いています。
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⑩イランの人質が大リーガーのサインを要求

大国アメリカの野球界ともなると、一見無関係のような、
世界の片隅での出来事が不思議なつながりを持ってくる。
いい例が、去年11月イランで起きたアメリカ大使館
占拠事件だろう。

今年の7月、二百五十日ぶりで解放されたリチャード・
クレーンさんがまず欲しがったのは、ナッツ入りの
アイスクリームとホワイトソックスの近況だった。
伝えられたヤンキース戦三連敗のニュースに、ニューヨーク
生まれなのに熱烈なホワイトソックス・ファンのクイーンさんは
解放の喜びも半減したという。

また、人質の中にファンがいると聞いたフィリーズはチーム名と
その人の名前を染め抜いたTシャツを両親に贈り、「帰国したら、
是非、始球式をしに来てください」とのメッセージを添えた。

さらに、オリオールズのフラナガンは8月中旬に、人質の一人から
手紙を受け取った。中には、大使館の住所を書いた封筒が同封され、
サインを求めていた。
確かにテヘランの消印があり人質のリストにその人の名前もあった。
「なんだか不思議な気持ちだなあ」と言いながら、フラナガンは
サインをしたという。
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アメリカのテレビは毎日イラン関係のニュースを扱っており、
キャスターのバックに出るテロップには、事件からの日数が
示されている。
そこで、偶然、事件が起きた日に結婚したある選手はこう言う。
「人質の皆さんには気の毒だけど、テレビのニュースを見ていると、
僕らは結婚して何日立つのかが分かるんだ。
結婚記念日を忘れることもなさそうだよ」
本当に気の毒と思っているかどうか、怪しいものである。


雛壇

2月末から、リビングの片隅にミニチュアの雛壇が飾られている。
中村金鈴の作品だ。
40年近く前、私が出演した「3時のあなた」で紹介したのを見て
惚れ込んだ妻が江戸川区まで出かけて求めたものだ。(25x15㎝)
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by toruiwa2010 | 2014-03-03 08:42 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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