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岩佐徹のOFF-MIKE

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MLB日本人選手への期待1 青木・松坂・黒田・イチロー・岩隈・川崎 03/25

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青木宣親(Kansas City Royals:3年目)
155試合 .286(597-171) 出塁率.356 8HR 37打点 55四球・40三振

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青木はメジャーでも3割を打つ力があると思っていた。手探り状態でキャンプに入った
1年目はともかく、初めからレギュラーを約束された2年目は真価を発揮してくれることを
期待していたからこの数字には若干の不満が残る。打席数が大幅に増えたにもかかわらず
打率、出塁率が1年目と変わらないのはいいが、打点や盗塁が減ったのはまずいだろう。
トップだからフォアボールはもっと多くてもいいと思う。
去年の数字で不可解なのは左投手に対して.339という打率を残しているのに右投手には
.264しか打てていないことだ。信じられない。ここを改善すれば、打率も出塁率も増え、
チームへの貢献度はさらに上がるはずだ。

期待していただけに、去年の評価は“A—”だった。“A”でもよかったのだが、諸条件を
考えたら彼のノルマは“打率3割、出塁率は.375、40盗塁も可能”だったのでその分を
引かせてもらった。ハハハ。
チームも変わったことだし、気分を一新して今年はこのノルマに少しでも近づいてほしい。


松坂大輔(New York Mets:通算8年目)
7試合 3勝3敗 防御率 4.42

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ひじを故障しながらTJ手術で甦る投手も多い中、松坂は苦闘している。
それでも、去年8月下旬、メジャーに復帰した彼の投球には希望が見えていた。
昇格直後の3試合は惨めなKOシーンが続いて、見るのがつらかったが、がけっぷちに
追い込まれたあとの最後の4試合の投球には光るものがあった。

3試合 12回1/3 15点 防御率10.95 7四球・12三振
4試合 26回1/3  4点 防御率 1.37 9四球・21三振


インディアンズのファームにいたら昇格のチャンスはなかったかもしれない。
見切りをつけてメッツを選んだのは正しい決断だった。プレーオフに進出する可能性が
なくなっていたし、詳しいことは知らないが、“チーム事情”があと押ししたとも聞く。
なにより、監督が日本野球に通じているコリンズだったことも強い味方になったはずだ。
いくら忍耐強いMLBでも初めの3試合の内容ではあそこまで我慢するのは珍しいもの。

手術のあと、球速が増す投手もいるらしいが、松坂の場合は145キロどまりだった。
去年の彼を見る限り、かつての、ストレートを軸に力で押すピッチャーから、カーブを
うまく使う“変化球投手”に変貌している。ただし、短い期間だったから有効だったとも
考えられるあのカーブで1シーズンを乗り切れるかどうか、私にはよく分からない。
それでも、彼にとって本当に苦しい時期は過ぎたのではないか。
失うものは何もないのだから、割り切ってマウンドに上がってほしい。

開幕から飛ばすことが求められるだろう。そのためにはまずはローテーションに入ること、
入れたら、その位置を確保することが前提になる。星勘定はそのあとだ。


黒田博樹(New York Yankees:通算7年目)
32試合 11勝13敗 201回1/3 防御率3.31 191安打(20HR) 43四球・150三振

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2013シーズンが終わったとき、黒田は帰国を決断するのではないかと思っていた。
残ることにしたのは、「このままではあまりにも悔しい」という思いがあったからだろう。
初登板の試合で指に打球を当てるアクシデントがあってやや出遅れたが、前半の黒田は
素晴らしい投球を見せた。中でも7月から8月中旬にかけての7試合は圧巻だった。
6試合で7回以上を投げて4勝1敗…勝敗がつかなかった2試合は7回まで無失点だった!
48回で自責点は5、通算の防御率を2.33まで上げていた。この時点で、サイ・ヤング賞の
候補にも名前が上がるほどの内容だった。

しかし、そこから一気に“暗転”し、“急ブレーキ”がかかった。ヤンキースを取材する
現地記者の記事に“疲労”を意味する単語がちらほら登場するようになった。
知らず知らず疲れをため込んでいたのかもしれない。例年は球宴後の方がむしろ成績が
いいのに、8月以後閉幕までは1勝7敗、防御率は5.41と大きく落ち込んだ。

去年もシーズンを通して援護点に恵まれなかったし、リベラが打ち込まれて逆転負けを
喫した試合もある。それでも、エース格のピッチャーとして11勝に終わったのは悔しいし、
負け越したことはもっと無念だろう。
大金を投じてテコ入れした攻撃陣の援護を受けての巻き返しに期待する。
自己最多の16勝を更新することがノルマだと思ってほしい。


イチロー(New York Yankees:通算14年目)
150試合  .262 (520-136) 出塁率.297 7HR 35打点 26四球・63三振

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昨日のヤフー・ニュースにCBSスポーツ電子版が伝えているとするトレード話が出ていた。
何をいまさら…という感じが否めない。当ブログでは、シーズン終了時から、イチローは
ヤンキースを出ることになるだろうと書いてきた。開幕を目前にしたこの時期に、まだ、
ピンストライプのユニフォームを着てプレーしているとは思わなかった。

その理由は“MLBでの3000安打”。
記録にこだわるイチローがやり残しているのはその数字だけだと思うからだ。
いま、2742本だから達成には258本が必要だ。3,4年前のイチローだったら1年半あれば
楽に到達する数字だが、今の彼にとってはそう簡単ではない。

去年9月の数字が彼の今後を暗示していた。
ヤンキースは27試合を戦ったが、イチローが残したのは出場23試合で先発は16)…、
この“使われ方”で首脳陣が彼をどう見ているかが分かる。しかも、打率は.212、出塁率も
.254と極めて低かった。
「今後の補強次第だが、来年はもっと厳しくなることを覚悟しないと…」と昨シーズンの
通信簿に書いた。

40歳という年齢からくる衰えは隠せないし、チーム内では外野手の5番手の位置づけだ。
このままヤンキースにいたのでは、“上位”の外野手に故障者が出ない限り、打席数は
せいぜい350ぐらいではないだろうか。全盛期の半分だ。2015シーズンはもっと減る。
その中で258本を打つのは至難だ。より多くの打席を確保しようと思ったら、下位球団に
移るしかない。優勝争いに関係のないチームでのびのび打てば2年で3000安打に届く…
そう考えてトレードを志願すると思っていたが、そういう動きはなかったようだ。

考えた上でのことだろうが、ヤンキースにとどまることを選んだのを見ると、“3000”に
こだわる気持ちより現役生活をどのように終えるかを大事に考えているのかもしれない。
ファンだって、いまさら弱小球団でプレーするイチローを見たいとは思わないだろう。

MLBに移って以来最も厳しい環境の中で開幕を迎えることになった。オリックス時代を
入れれば20年以上レギュラーでやってきた選手がたまにしか試合に出られないというのは
精神的にも相当にきついことだと思う。気力が充実していれば、ジラルディ監督にとって
これほど“使い勝手”のいい選手はいないが、口で言うほど簡単なことではない。

そんなわけだから、今シーズンのイチローに数字的なノルマはない。


岩隈久志(Seattle Mariners:3年目)
33試合 14勝6敗 防御率 2.66 219回2/3 179安打(25HR) 42四球・185三振

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堂々たる数字を残した。
投球回数と防御率、被安打率(.220)がリーグ3位のほか、WHIP(1.01)は2位、クォリティ・
スタート(23試合)も4位タイだった。一つ、二つならともかく、これだけの数字を揃える
日本人投手はこれから先も出ないのではないだろうか。
特に、スタミナの不安が付きまとっていただけに、1年間ローテーションを守り、平均して
7回途中まで投げたことを示す“33試合、219回2/3”は光る。
課題は去年の中盤で罹った“ロングヒット病”だ。7試合で許した47安打中、半分以上の
25本が長打だった。しかもホームランが10本!この間の防御率は5.65で2勝3敗だった。

そんなこともありつつ、“ていねいさ”と低めへのコントロールを武器にして1シーズンを
投げ切ったことで岩隈の今シーズンは楽しみだったのだが、自主トレ中のアクシデントで
右手中指を負傷した。好事魔多し…。
詳しい状況が分からないが、どう考えても投げる方の指というのはひじや肩よりむしろ
厄介なのではないかと思う。出ばなをくじかれたが、くれぐれも復帰を焦らないでほしい。
チームがさせないだろうが。


川崎宗則(Toronto Bluejays:3年目)
96試合 .229(240-55) 出塁率.326

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マリナーズ時代から川崎には厳しいことばかり書いてきたが、楽しそうにやっている姿を
見ると、ついつい、「こういう野球人生もありなのかなあ」と考えてしまう。ハハハ。
トロントに移ってから出番は増えたが、残した数字は決して「メジャーリーガーです」と
胸を張れるようなものではない。第三者としては「寂しくはないのか!?日本球界に戻れば
多くのチームでバリバリやれるだろう」と思うが、本人の価値観が別のところにあるなら
“何をか言わんや”だ。

今、ヤフーに「開幕ロースターに入れなかった」というニュースが出た。
by toruiwa2010 | 2014-03-25 09:00 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
Commented by ひさご at 2014-03-25 20:46 x
岩佐さん、こんばんは。

大リーグ、日本選手増えましたね。

それでもやはり私は、イチローを応援したいです。岩佐さんが仰るとおり、イチローは記録より自分のスタイルを貫くのでしょうね。
常にギリギリでプレイする彼を尊敬しています。

岩佐さんの考察も、とても興味深いです。

遅ればせながら、大相撲のツイートも楽しませていただきました。
ありがとうございます。
Commented by toruiwa2010 at 2014-03-25 21:09
ひさごサン、こんばんは。

イチローの「終わり方」は最高に
難しいですね。本人も悩むんじゃないでしょうか。
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