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岩佐徹のOFF-MIKE

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MLB日本人選手への期待 上原・田澤・ダルビッシュ・田中etc 03/28

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上原浩二(Boston Red Sox:通算6年目)
73試合 4勝1敗21SV 74回1/3 防御率1.09 33安打(5HR) 9四球・101三振


ワールド・シリーズ優勝の瞬間、マウンドにいた。上原にとっては最高の勲章だろう。
しかも、シーズンを通してチームに貢献した末に手にした勲章だから誰も文句を言わない。
野球人生で最も充実した気持ちでオフを過ごしたことだろう。
しかし、新しいシーズンが始まる。もう、上原の頭から去年のことは消えているはずだ。
プレーボールの声がかかれば、brand new season(まっさらなシーズン)だもの。
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クローザーはとてつもないプレッシャーがかかるものらしい。全国放送のプレーオフの
インタビューで「吐きそうだった」と語ったのは本音だろう。終盤に、37人連続アウト、
27試合連続無失点などの大記録をマークした彼でもそういう心境になったのだと知ると
どんなレベル、そんなタイプのプレッシャーなのかがよく分かる。

生命線ともいえる低めへの制球力が急に失われるとは思えないから、今年も“一定”の
成功はおさめるだろう。しかし、気がかりな点がある。
上原を貶めるつもりはまったくないが、去年が“できすぎ”ではなかったか…という点だ。
同じ懸念を持っている人はきっと大勢いるはずだ。みんな“ずるい”から口に出しては
言わないだけだ。ハハハ。

もちろん、余計なお世話だし、杞憂に終わってほしい。ちょっと書いておくだけだ。
今シーズン打ち込まれるようなことがあったとき、「ほーらね」と言えるように。ハハハ。

去年、フィルダーやカブレラをはじめ各チームの主力との攻防で味わったスリルや喜びは
何物にも代えがたいものがあったはずだ。失いたくなければ頑張るしかない。
好きなときにストライクが投げられる。しかも、的を絞らせないから、あっという間に、
0-2,1-2と有利なカウントに持ち込み、鋭く落ちるスプリッター、あるいはスプリッターと
思わせてストレートで三振を奪う…そのスタイルは今年も変わらないだろう。
カギを握るのは、スプリッターではなく、ストレートの切れを保てるかどうかではないか?


田澤純一(Boston Red Sox:6年目)
43試合 4勝3敗0SV 防御率3.02 41回2/3 5四球・47三振


上原とセットで語られることが多いが、去年の田澤はよくやった。
特に、ポスト・シーズンの頑張りは褒められていいと思う。ただし、安定感ではまだまだ
上原に遠く及ばない。いい経験をしたが、セットアッパーの地位を不動のものにするには
防御率や被安打率(.265)のさらなる改善が必要になるのではないか?
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ダルビッシュ有(Texas Rangers:3年目)
32試合 13勝9敗 投球回数209回2/3 防御率2.83 90四球・277三振 

わずか2年目で早くもメジャーを代表するピッチャーになった。
“奪三振にはこだわらない”と本人は語っているらしい。その通りだとすると、MLBで
トップの277三振はすごい数字だと思う。
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最初の登板でいきなり“ニア・パーフェクト”のピッチングをしたときは興奮した。
最高のスタートを切ったのに最終的な勝ち星が13勝にとどまった。チームにとって大事な
8月中旬以降の9試合で1勝(4敗・4ノーデシジョン)しかできなかったのは悔やまれる。
この1ヶ月半の彼の投球は不思議だ。7イニングを1失点に抑えながら負け投手になった
9月9日(vsPIT)と14日(vsOAK)の2試合は圧巻だったが、そのあと、最後の3試合は
6回を投げきれなかった。

打線との歯車が合わなかったことや故障を抱えながらの投球だったから…などの理由が
あったが、シーズンを通してアップ・アンド・ダウンが激しかったのは本人も残念だろう。
特に、2年続けてシーズン終盤で本来の投球ができなかったのは大きな反省材料だと思う。
スポーツにけがは付き物だから単純に非難することはできないが、“絶対エース”として、
この時期のケガはまずい。今年こそ、1年を通してキッチリと働いてほしい。

今年のダルビッシュにとっていい材料になりそうなのは、去年 マウンドで口論するなど
相性が悪かったピアジンスキーが去り、キャッチャーがソトに固定されそうなことだ。
精神状態が投球に反映されることが多いダルビッシュだから、気分よく投げられるのは
計り知れないプラスになるのではないだろうか。

今シーズンはダルビッシュの“完成型”が見られると期待していたのだが、寝違えによる
首の痛みで予定されていた開幕戦の登板を回避したのは残念だが、シーズンを通しての
パフォーマンスに大きな影響は出ないと思う。18勝を期待したい。


田中将大(楽天イーグルス→New York Yankees:1年目)

さて、期待と不安が入り混じる田中も開幕を迎える。
日本的な言い方をすれば“鳴物入り”…ということになるのだが、アメリカでも騒がれる
要素は嫌というほどある。まず、何と言っても契約内容のすごさは全米に知れ渡っている。
“7年総額1億5500万ドル(155億円)”とか、年俸が2200万ドルだから、11勝しても
1勝につき200万ドル(およそ2億円)かかるとか。
現地のコメンテーターたちはオープン戦のときにも「去年は日本で24勝0敗だった」と
しきりに“煽って”いた。前宣伝は十分だろう。ハハハ。
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おまけにプレーするのが北海道や東北とは比べものにならない大都会・ニューヨークだし、
プレーするチームは歴史と伝統が半端じゃない名門の中の名門ヤンキースだ。そういった
“舞台装置”が放つオーラにも威圧感があることだろう。
それはそのままプレッシャーとなって田中に襲ってくる。マウンドに上がる前に見えない敵と
戦わなくてはならないのはハンディキャップだよね。

救いは田中の性格だ。
小さなことにこだわらない、おおらかな性格だからこの大きなプレッシャーをはねのけ
自然体でいい投球を見せてくれると期待している。

まだメジャーで1球も投げていないピッチャーにノルマというのも気の毒だが、最低でも
2ケタの勝ち星を挙げないとまずいだろう。そのためには、1年間、ローテーションを
守ることが求められるが、岩隈の去年の実績、33試合・219回2/3が参考になる。

見た目だけでものを言うのは田中に失礼だが、細かいことを気にする男には見えない。
そのせいか、メジャーの使用球に戸惑っているという話も伝わって来ない。心強い点だ。
サバシア、黒田に続いて、ノバと先発の3番手という位置づけで開幕を迎える。
それなりの力があるストレート、切れのいいスライダーと鋭いスプリッタ―があり、
アメリカに行ってからカツトボールを習得中だという。
オーブン戦で投げているのを見たが、吉井の解説を聞くと、もう少し時間がかかりそうな
話だった。これが使えるようになれば投球の幅がさらにひろがる。

気がかりなのは黒田が悩まされて来た援護点だ。
球団はこのオフにはかなりの金をつぎ込んで、捕手と外野を補強した。1塁にテシェイラが
戻ったのはいいとして、Aロッドとカノが抜けたし、ジーターは6月に40歳になる。
外野陣のテコ入れでどれだけ点が取れるのか?
リベラが引退したあとのクローザーも心配だ。去年のレッドソックスが強かっただけに
ペナント奪還は容易ではない。ヤンキースとしては田中が加入した効果が出なければ困る。

公式戦のデビューは現地4日のブルージェイズ戦と決まった。開幕4試合目になる。
第3戦で打線が弱いアストロズ(3日)を相手に投げさせるのがベターだと思っていたが、
首脳陣は1日、繰り下げた。多分、NYポストの記者が書いた記事が正しかったのだ。
3番手、4番手という話ではなく、カギは4月のヤンキースの日程の中にある3日間の
休養日だ。3日ではなく、4日に投げさせることで田中が登板する予定の最初の6試合中
4試合が“中5日”になるわけだ。関係者がいろいろ考えてくれてる。

15勝と言いたいが、とりあえず、月2勝で12勝を最低目標にして頑張ってほしい。


和田毅(Chicago Cubs:実質1年目)

カブスでキャンプを送っていたが、オープン戦の出来が振るわず自由契約になったあと、
再び契約を結んだようだ。しかし、メジャーに昇格するチャンスはもうないかもしれない。
彼のようなタイプのピッチャーがメジャーでどれだけやれるか見るのが楽しみだったが、
どうやら、シーズン途中で“失意の帰国”ということになるのではないだろうか。


中島裕之(Oakland Athletics 実質1年目)

マイナー契約になっているようだが、あまり情報が伝わってこない。
どう見ても、打撃・守備ともにメジャーのレベルに達しているとは思えないので、
彼も近いうちに戻ってくる気がする。日本ではまだやれるもの。


田中賢介(Texas Rangers :2年目)
15試合 .267(30-8)


彼についても情報がない。


藤川球児(Chicago Cubs:2年目)
12試合 1勝1敗1SV  12回 2四球・12三振


多くを期待するのは難しいと思っていたが、不幸なことに当たってしまった。
序盤で故障したのは“夢の舞台”ということで張り切り過ぎてしまったのか。
彼のストレートとフォークがどこまで通用するかに関心があったが、答えが出る前に
“壊れて”しまった。

6月にTJ手術を受けたことまで走っているが、今の状況は伝わってこない。
本人が話したがらないという。「ファンの前でプレーできない者の情報を伝えても仕方ない。
プロは舞台裏を見せない」という“哲学”があるらしい。一つの考え方だろう。
6月の手術なら、メジャーで投げられるようになるのは秋になるのか。焦りは禁物だ。
まず、しっかり治すことを考えてやってほしい。
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気が付けば、開幕がすぐそこに迫っている。
手元には新しいスコアブックが届いて、出番を待っている。
ダルビッシュ、黒田、田中、岩隈…もしかして松坂? 
先発が5人もいる。
下手をすると、毎日MLBを見ることになるなあ。
それより心配なのは、5人そろったら、誰かが日本時間の
1時、2時に投げることになる。毎日、生で見るのは無理だ。
まさにうれしい悲鳴…ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2014-03-28 08:31 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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