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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300? フリーアナの厳しさ14/04/29

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たくさんの番組を経験し、名前も顔も売ったうえで
テレビ局のアナウンサーが独立していく…いまでは
よく聞く話です。
うまくいって“億の金”を稼ぐ恵まれた人もいれば
その後、さっぱり名前を聞かないケースもありますね。


Good Luck 山チュー! ( 2006.11.28 初出)


「しゃべり手として人生を全うしたかった」
「数十年後 棺おけに足を突っ込むときに後悔したくなかった」
「今はワクワクしています」

昨日、都内のホテルで開かれた「山中秀樹を叱咤激励する会」の挨拶で後輩・山中アナは
そう語っていました。

1981年の入社ですから、つまらないことで意地をはって82年の2月にアナウンス部を
とび出した私とは1年間しか直接の接点はありません。
しかし、ご存知の通りの“物怖じ”しないキャラですから、私が報道部、スポーツ部と
異動してからも何かと付き合いはありました。独立する直接の引き金はこの夏の異動で
アナウンサー室を離れざるを得なかったことだったようです。不本意だったのでしょう。

アナウンサーには大きく分けて2種類あると思います。
「最後の最後までマイクの前にいたい」と考えるタイプと「先が見えたらさっさと他の
セクションに」と初めから割り切っているタイプです。
じっくり話したことはありませんが、彼はきっと「できるだけ長く…」と考えるタイプの
アナだったのだと思います。
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帰りの電車で一緒になった山中より数年先輩の“元”アナは「うまくやって行けるのかな?」
という私の問いかけにこう話していました。
「僕の場合はいろいろなことをたくさんやらせてもらったけど、この先どうなるのかなと
考えているときだったので、どうせテレビ局に入ったのだから他の部署を見るのもいいと
思って異動を受け入れたんです。山中は違いますからね。むしろ岩佐先輩のほうが、彼の
気持ちが分かるんじゃないですか」

BSやCSなど、今はメディアの数が増えましたから、アナウンサーがフリーになっても
食べて行ける時代になってきています。
数十年前のこの業界で「フリーになる」と言えば、それは名前も顔も売れているNHKの
大物アナウンサーが大金で民放に移籍することを意味していました。
高橋圭三、木島則夫、森本毅郎、草野仁…に始まって大塚範一や宮川俊二までたくさんの
アナがNHKを離れましたが、成功した人ばかりではありません。

やがて民放界からも続々とフリーになる人が増えてきました。
局にいるとやりたくない仕事もやらなければいけませんが、フリーになったら仕事を
“えらぶ”ことができます。才能があれば…の話ですけどね。ハハハ。

リスクはありますが、収入面が大違いですから魅力はたっぷりです。
特にバラエティ系のアナウンサーはこれからもフリーになろうとする人が増えるでしょう。
フジテレビで大成功したのは故・逸見政孝です。
キャラクターもすっかり変えて大変な人気者になりましたが、“生き急いだ”感があります。
今も生きていれば、やたらにカメラをにらみつけて高飛車に話しかける司会者が多い中で
幅広い層から愛されるアナウンサーとして不動の地位を築いていたことでしょう。

フジテレビでは、福井謙二がいつか独立するのではないかと考えたこともありますが、
本人にその意志がなかったようです。“プロ野球ニュース”“料理の鉄人”の仕切りぶりは
見事なものでした。ナレーションもうまいですからフリーになっても十分やっていけると
思ったのですが、堅実な道を選びましたね。
彼の“面白さ”はジンワリと伝わるタイプですから、スピードを重視する今のテレビでは
制作する側が我慢できない可能性があります。「自分のことを分かってくれているところで
やっている方がいい」と考えたとしたら、正しい判断だったかもしれません。ハハハ。

“女子アナ”からフリーになるケースはいまやゴマンとありますね。
東京キー局から独立する人たちばかりが話題になりますが、もともと“東京志向”だった
女性がいったん地方局に就職したあと、基礎を固めて上京するケースも結構多いようです。
実際の数はその方が多いのではないでしょうか。
フジテレビから独立して成功している女性が多いのは嬉しいことです。
早くからバラエティ番組に積極的に起用していたことと関係があるかもしれません。
採用の仕方がうまいとも思います。
性格のいい女性が多いですよね…はい、だまされている可能性は否定しません。ハハハ。

スポーツ・アナでフリーになる人もいますが、よほどの実力がないと大変でしょう。
何よりも切実なのは単価が安いことです!ハハハ。
また、体ひとつでスタジオにいけば台本を元に何とかなってしまうバラエティにくらべ、
スポーツの実況で数をこなすことは至難のわざです。選手やチームの事を調べる、事前の
“準備”に時間がかかるからです。
一日に数試合、年間に何百試合もしゃべる鉄人・八塚アナは“驚異”以外の何ものでも
ありません。ハハハ。

さて、“ポンキッキーズ”の“山チュー”で知られる山中は芸の幅が広いアナです。
もともとはスポーツ志望で入ってきたはずですが、スタジアムの放送席に座っている彼は
しっくり来ませんし、ニュース番組で滝川クリステルと並ぶ彼はもっと想像しにくいです。
やっぱりバラエティ関係が彼の生きる道になるのでしょう。
付き合いが長いという爆笑問題の事務所“タイタン”に所属しますから、バックアップは
十分でしょう。しかし、独立して成功した多くのアナたちと違って、彼はフジテレビでも
“自分の番組”を持ったことがありません。(…のはずです)

顔はある程度知られていても“知名度”はそれほどでもないのです。
フリーとして番組に出るときも、多くのタレントの一人として登場することになります。
そこから、自分の色を出して行くのは並大抵のことではないでしょう。険しい道が待って
いると覚悟しなければいけません。
しかし、少々のことではへこたれないだけの根性はある男です。計算もしてあるはずです。
先輩の一人として、かげながら応援したいと思います。

12月の初めに送別マージャン大会が開かれますが、“遠慮しない”と宣言しておきます。
“愛のムチ”と心得てもらいましょう。ハハハ。

ここのところ、テレビではめったに顔を見ません。
険しい道を歩んでいるようです。
予想通りだったのか、予想の範囲を超えていたのか…
噂も聞きません。
「アナウンサー以外の仕事でしょぼくれているより
はるかに気分がいい」と、本人が思っているのなら
いいのですが。

by toruiwa2010 | 2014-04-29 09:04 | 自薦・厳選300? | Comments(6)
Commented by ルブラン at 2014-04-29 09:28 x
岩佐さん お疲れ様です
今になって見れば皮肉です
山中さんは私生活で変なトラブルに巻き込まれてようやく故郷の広島テレビに拾ってもらって
福井さんは文化放送にスカウトされてフリーアナとしてパーソナリティーやって いるですもの
Commented by toruiwa2010 at 2014-04-29 09:44
ルブランサン、おはようございます。

ネットだった新広島ではなく広島テレビで
何かやってるんですか?
だとすれば、よかったなあ、と思います。
何とか食っていけるでしょう。
Commented by えいとうっど at 2014-04-29 10:02 x
いつも読ませていただいていますが、久しぶりにコメントします。私は2年ほど前に京都から広島に異動して広島生活を楽しんでいますが、昨年秋から広島ローカルの番組で週2回山中さんの元気な姿が見れるのもうれしいです。
Commented by toruiwa2010 at 2014-04-29 10:13
えいとうっどサン、こんにちは。

それはよかったです。
ちなみに私は山中の元気な姿を見ても
嬉しくはないでしょう。元気だと聞いて
よかった、と思うだけ。ハハハ。
Commented by S_NISHIKAWA at 2014-04-29 11:05 x
おはようございます。
東京の地上波で山中さんの姿を観られるのは、日曜の昼前、サンデージャポン終わりのサンデージャンクションくらいですしねえ。
CSとBSは確か1本ずつ番組に出てらっしゃったかと。
Commented by toruiwa2010 at 2014-04-29 15:27
S_NISHIKAWAさん、こんにちは。

嘘かまことか爆笑問題がフリーになることを
勧めたと言いますから、路頭に迷うことはないでしょう。
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