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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300?マネジメントをしっかり! 14/05/18

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若いアスリートが急激に力をつけて頭角を現すとき、
いつも心配します。「急ぎすぎるなよ」と。
錦織のトップ10入りでこの記事を思い出しました。


若きアスリートたちの危うさ
~先見の明ということ?~ (2009.05.29 初出)


およそ9ヶ月前、全米オープンの4回戦で
錦織圭が敗退したときにこう書きました。(2013「ごくろうさま」08/09/02)

US Open 4R
Del Potro d.Nishikori 6-3 6-4 6-3


錦織の初めてのUS Openが終わりました。
3回戦の疲れが残っていたと思います。早い段階から足を気にするシーンが見られました。
なによりも、いつもは体から発する“ハリ”が見られませんでした。
第2セット途中でデル・ポトロが打ったトップスピン・ロブを簡単にあきらめていました。
普段なら、追ったはずです。
(中略)
やはり、これからの錦織には、体力をつけることが求められるのでしょう。
思うに、陣営が考えていた以上の 速さで彼のランクが上がってしまったということでは
ないでしょうか?もちろん、悪いことではありません。
しかし、その結果、時間をかけて筋力やスタミナをつけるトレーニングをして行こうと
考えていた計画が大きく狂ってしまったのだと思うのです。
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まだ、18歳です。
“アメリカ育ち”ではあっても純粋の日本人ですから、欧米人にくらべれば筋肉の発達が
遅いのかもしれません。時間はたっぷりあります。あせらず、じっくり体力づくりをして
ほしいです。

さらに、今年の3月にはこう警告しました。

エアK(2150「Cogito 25」09/03/04)

石川にしても、錦織にしても、10代でこの活躍は立派
マスコミの取り上げ方がすごいのでスポンサーもつく
しかし、“両刃の剣”・・・リスクは大きい

2人とも、壁に当たるときがくる
「スポンサーのために」が仇になる
調子が悪くても、ケガをしていても、プレーする

どこかで、誰かがブレーキをかけなければ大成しないまま
選手生命を終わることになるぞ

錦織圭、石川遼…日本を飛び出して世界を舞台に戦う10代のアスリートが増えることは
その競技に対する注目度も上がるし、喜ばしいことです。
しかし、体も精神面も十分に出来ていない彼らに国民が勝手に盛り上がってしまう一方で、
“悩ましい”部分もあるのです。

こわいのは、本人の意志に関係なく人気者になって、大きな期待を背負わされていくと、
そのうち、自分の都合だけでは動けないほど、さまざまなcommitment(=“約束事”)で
がんじがらめにされてしまうことです。
commitmentは、契約で選手に課せられる義務のことですが、日本人の場合、法律的には
その中に含まれない“義理・人情”が選手の行動に微妙な影響を与えるのです。

外国人だったら、故障が発生したとき割り切って「ダメなものはダメ」と断るケースでも、
日本人だと、「スポンサーに申し訳ない」と考えて、少々無理をしてでも出場してしまう…
そういう“メンタリティー”が邪魔をすることがあると聞きます。ありがちなことですが、
それによって、選手寿命を縮めてしまった話はたくさんあります。
たとえば、楽天イーグルスの田中マー君…あんなに投げて(投げさせて)大丈夫なのか?と
他人ごとながら心配です。

石川遼も、マスターズでの“がんばり”には、「よく、やったね」と言ってやりたいですが、
なぜ、とんぼ返りして翌週の国内トーナメントに出るような“無茶”をしたのか?
彼の将来をしっかり考えて、大きく育てようとするならば、書き込みにもあったように、
彼は、オーガスタに残って、“本物の”世界の一流選手が決勝ラウンドで1打にこだわって
プレーする姿をリアル・タイムで見るべきでした。もっと言えば、タイガー・ウッズを
はじめとするトップ・プレーヤーたちの記者会見をのぞいてほしかったと思います。

1990年代の終わり、メジャーのひとつである全米プロゴルフ選手権を中継したとき、
何度か彼らの会見を聞いたことがあります。
まだ、20代半ばだったタイガーの堂々たる応対ぶりに“感動”しました。
一人の人気者が出ると、寄ってたかってその“恩恵”にあずかろうとする、スポーツ・
ジャーナリズムをはじめとする、あさましい関係者たち…
日暮れて道遠し、だなあ。

詳しい事情は知りませんが、主催者への配慮やスポンサーとの約束など、“いろいろあって”、
石川本人はそうしたくてもできなかったのでしょう。マネジメントの悪さを感じます。
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“テニス王子”・錦織圭が右ひじ痛でしばらく休むことになるそうです。
スポーツ選手にケガはつきものです。うまく“付き合う”のがトップ・プレーヤーになる
大切な要素だと言ってもいいでしょう。
今度のケガがどんな理由で起きたのかは知る由もありません。しかし、ケガが多すぎます。
その理由は…誰も言ってくれませんから自分で言いますが(ハハハ)、9ヶ月前に当ブログが
指摘したことに尽きると思います。
本人、スポンサー、チーム…誰かが、あるいは関係者すべてが急ぎすぎているのです。

欠場続きの結果、最高56位まで上がったランクも117位まで落ちてしまいました。
さぞ、がっかりしているでしょうが、先を急ぐあまり、せっかくの才能を生かせないまま
選手生命が終わるようなことがあったら、“がっかり”ではすまないことをしっかりと
肝に銘じてほしいと思います。

4年前に書いた“懸念”が、石川の場合は現実になり、
錦織は鮮やかに払しょくして立派な成長を見せました。
まだ、二人とも若いですから、今後も山あり谷ありの
アスリート人生が続くのでしょう。
幸多かれと祈ります。

そして、最近、同じ心配をしているのは松山英樹です。
先を急ぎすぎていないか?
Commitmenntに縛られすぎていないか?
周囲にいいアドバイザーはいるのか?

by toruiwa2010 | 2014-05-18 08:08 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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