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岩佐徹のOFF-MIKE

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ぼくたちの家族 普通にいい!~青天の霹靂… 劇団ひとりに拍手を~14/05/30

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05/24のツイート

今日が初日の映画「ぼくたちの家族」を見た。
いいね。ありがちな物語だけど普通にいいと思った。
多分、俳優たちが良かったからだ。
池松壮亮が最高だったほか、妻夫木聡、長塚京三、
原田美枝子…みんなよかった。

「ぼくたちの家族」 90


ボーっと、物思いにふけっていた玲子(原田美枝子)が突然、叫ぶように言った。
「思い出した。グラプトベニア・ファンファーレ!」
喫茶店で向かいの席に坐っていた友人二人はあっけにとられていた。玲子が口にしたのは
彼女がかわいがっているサボテンの名前だったが、話の“脈絡”が合っていないのだ。

郊外の家に戻った玲子は買い物袋を台所のテーブルに置いてそのまま動かない。
帰宅した夫(長塚京三)は暗い台所に座り込んでいる玲子を見つけて「なんだ、いたのか」と
愚痴るように言った。駅まで車で迎えに行くのを忘れていた。

この日、結婚して家を出ている長男・浩介(妻夫木聡)の妻の妊娠が分かった。ニュースを
告げる電話を切って、夫に向き直った玲子だが、一瞬、何の話だったかが思いだせない。
話していることはまともだが、どこか、様子がおかしかった。
近い将来の初孫の誕生を祝って両家が顔を揃えた席で、玲子の“症状”は一気に悪化する。
浩介の妻に話しかけるのだが、なぜか、名前を間違え続けた… 
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翌日、夫と浩介に伴われて病院を訪れた玲子にむごい事実が告げられます。
脳腫瘍…余命は1週間。
やはり家を出て大学に通う次男・俊平(池松壮亮)も呼ばれ、今後のことが話し合われます。

ここまでで、観客には家族4人のキャラクターが分かるように描かれています。

監督が「舟を編む」と同じと知って「なるほど」と思いました。
ときに「それは要らないんじゃないの?」と言いたくなるほどディテールにこだわって
ていねいに作っています。そこが作品の好感度を高めています。

描かれているのは“家族の絆”ですが、ばらばらに見えた家族が一つになって行く過程に
不自然なところがありません。これも、おそらく監督の手腕ということなんでしょうが、
見落とせないのは、長塚、原田、妻夫木、池松の呼吸が合った演技です。
特に、池松がいいと思いました。最初に注目したのはNHKドラマ「とんび」でしたが、
今や“引っ張りだこ”のようですね。俳優としてはうれしいことでしょうが、せっかくの
才能ですから、粗末にしないでほしいです。


05/27のツイート

映画「青天の霹靂」を見た。素直に褒めたいと思った。
決して、芸人が片手間に撮ったものではない。
チャチなところもあるが、関係者の思いが伝わってくる映画だ。
「僕たちの家族」もそうだが、出来のいい小品に出会ったときの
喜びは大きい。

「青天の霹靂」85


晴夫(大泉洋)の本職はマジシャンだった。しかし、まったく売れず場末のマジック・バーで
バーテンをして生計を立てていた。母親(柴咲コウ)はよそに女を作った父親(劇団ひとり)に
愛想をつかし、幼い彼を置き去りにして家を出たし、父親とも絶縁状態だった。
いつも、ツキに見放されたみじめな人生を嘆いていた。
その晴夫に電話がかかった。警察がその父親の死を知らせてきたのだ。
手続きを終えて遺骨を引き取り、父親が住みかにしていたと聞いた川べりの掘立小屋を
訪ねた帰り、突然、よく晴れた空から放たれた雷が晴夫の体を貫いた…
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予告編を見て、主人公がタイムスリップする話だと分かった時点で見ないつもりでした。
苦手なジャンルの作品だと思ったからです。しかし、劇団ひとり、大泉洋、柴咲コウが
そろって出演した「僕らの時代」などを見るうちに、彼らが力を合わせて作った作品に
興味を持つようになりました。あと押ししたのはまたしても“ネットの評判”です。
関係者が書き込むものだってあるからアテにならないと分かりつつ、つい。ハハハ。

見てよかったです。なかなか美しい物語です。生きる価値があるのだろうかと疑っていた
自分の人生がどのように始まったかを知ることになる最後の30分ほどはぐっときます。
主役クラスの3人は一見“寄せ集め”かと思ってしまいますが、そんなことはありません。
とてもいいハーモニーを見せています。見終わって、「やっぱり、この3人だろうなあ」と
思わせます。

こまかいことですが、柴咲がひとりを“びんた”する場面が2度あります。合わせて4回、
彼女は相当な力で本当にひとりの頬をひっぱたいていました。二人の(一人でなく、ハハハ)
本気度が伝わるシーンでした。殺人やセックス・シーンならともかく、女性が男性を殴る
ところぐらい、こうであってほしいと思います。

1時間36分ですが、短いと感じさせません。
40年前にタイムスリップしたあとのストーリーにも少しも違和感がありませんでした。
好きなタレント、劇団ひとりが“いい映画”を撮ってくれたことがうれしいです。これは
決してお笑い芸人が本業の合間を縫って撮った…というたぐいの映画ではありません。
「僕たちの…」と同じレベルの出来だと思います。5点低いのは“完成度”の差です。

2本とも小品ですが、出来がいいです。
邦画が頑張っているのはテンションが上がることです。

90 ぼくたちの家族 「舟を編む」の石井裕也監督の作品…この人が描く世界が好きだ
85 青天の霹靂 初監督の劇団ひとり、只者にあらず 次の作品にも期待したくなる
80 ラストベガス ベテラン俳優が楽しんでいる肩の凝らないエンタテインメント
by toruiwa2010 | 2014-05-30 05:43 | 映画が好き | Comments(0)
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