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岩佐徹のOFF-MIKE

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見たか田中のしびれる一球!~ダルビッシュも快投:黒田〇岩隈✕~14/06/03

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田中:まさに乾坤一擲だった
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8回 106球(73ストライク) 4安打 2四球・9三振 1点(自責0) 勝ち 8勝1敗

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雨による中断がなければ2度目の完投を果たしていたかもしれません。たしか、自分で
“雨男”だと認める発言をしていました。MLBに移籍して少しは変わるかと思いましたが、
雨が降り出してからおかしくなって初黒星を喫したカブス戦もそうだったように、結局、
あまり変わっていないようです。ハハハ。

この試合でも、雨の中の投球になった6回は先頭打者を歩かせ、併殺で切り抜けたものの
5番・アーシアが3-1からファウルした球、そのあと、プルーフに深いセンターフライを
打たれた初球は甘いコースに入っていました。雨がやんだ7回、8回は一人も走者を出さず、
3三振を奪う完璧さでした。
“雨男”は心理的なものというより、現実に足元が緩くなるマイナス面があります。
急に克服できるものではないでしょうが、早めに対策を講じてほしいものです。

立ち上がりから球は走っているように見えました。
それなのに、ツインズは3回まで連続で先頭打者が出塁しました。1回と3回はエラー、
2回は当たりそこねのゴロが内野安打になったものです。ワイルド・ピッチと内野ゴロで
1死3塁とされた1回に1点は失いましたが、心配する要素はなかったと思います。

心配すべきは打線の方でした。ハハハ。
1回に無死満塁、2回にも1死1・2塁のチャンスを共に併殺で点が奪えませんでした。
田中は3回にも無死2・3塁で3-4-5番というピンチを迎えますが、2三振と内野フライで
内野の頭を越えさせません。

圧巻は、2アウト後、なおも2・3塁で5番・アーシアと対決した場面です。
初球、スプリッターで空振りさせたあとの2球目のスプリッターが、落ちませんでした。
幸い、ファウルで助かりましたが、投げ終えたばかりの田中がセンター方向に向き直って
大きく吠えました。二人前の3番・マウアーに無死2・3塁で投じた1—2からの4球目も、
空振りさせましたが落ちていなかったのです。自分の投球に納得がいかなかったのです。
「なんて球を投げてんだ俺は!」という気持ちがジェスチャーと表情に表れたのでしょう。
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カウント0-2からの3球目は“乾坤一擲”を絵にかいたようなボールでした。
ていねいさが伝わる152㌔のストレートは、糸を引くように、外角低めいっぱいに構えた
マッキャンのミットに吸い込まれて行きました。
2014シーズン、私が見たすべての試合の中で最も心に残る見事な一球でした。

5月終了時点で8勝も挙げているとは予想もしませんでした。
開幕前の「MLB日本人選手への期待」には、慣れない環境やさまざまなプレッシャーを
考えて“15勝と言いたいが、とりあえず、月2勝で12勝を最低目標に…”と書きました。
なんという“もの知らず”なんでしょうか?ハハハ。このままのペースで勝ち続けるとは
思えませんが、15勝はおろか、18勝に手が届きそうですね。球宴までの登板はおそらく
あと7回だと思われますが、そこで四っつでも勝ったりしたら、20勝も見えてきます。

田中の強みは、ボール球を振らせることでしょう。ボール、あるいは、ボールになると
分かっていても思わず手が出てしまうのです。スプリッターはその典型でしょう。
38.5%はMLB1位です。ボール球にバットが当たるのは49.2%(4位)、全投球に対しても
70.5%(3位)しかありません。当たらなければヒットにもなりません。ハハハ。
被安打率(.218)はリーグ5位だし、WHIP(1イニンング当たりの安打と四球の数:.095)は
堂々の1位です。

これから、相手も研究してくるし、疲れも出てくるでしょうから、そんなに計算通りには
勝てないだろう…と思いつつ、今後の展開が楽しみですね。
ちなみに、防御率2.06はリーグ1位です。


黒田:援護点に恵まれて4勝目

05/29のツイート

黒田が先発する。粘りが身上のピッチャーなのに
比較的簡単に点を取られるケースが目立つ。
調子が上がらない中で今日はテシェイラもジーターもいない。
どんな投球を見せるか。おっと、ロードでは7連敗中という
嫌なデータを見てしまった。
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5回2/3 94球(63ストライク) 9安打 無四球・3三振 3点 勝ち(4勝3敗)

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決して、納得はしていないでしょうが、黒田にとっては“ありがたい”1勝でした。
投手の最高の良薬は勝ち星だと言いますから、これをきっかけに彼らしいピッチングが
本格的に復活してほしいと思います。

珍しく、3回に4点、4回に3点を取ってくれました。
一方、黒田は1回こそ三者凡退、わずか7球で無難に立ち上がったのですが、2回以後は
苦しい投球が続きました。
2回にヒットとエラーで1死1・3塁、3回には2死から2安打とデドボールで満塁の
ピンチを招きましたが、なんとか切り抜けました。身上の“粘り”がありました。

しかし、4,5,6回と1点ずつ失いました。球数が増えていたこともあって、6回途中で
交代を告げられました。6回までは投げ切りたかったはずですからさぞ悔しいでしょうが、
今は我慢のときです。このピッチングを続けて行けば、その先に“完全復調”が待って
いるかもしれません。


岩隈:また2HRにやられた
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6回 98球(69ストライク) 8安打(2HR) 2四球・5三振 5点 負け(4勝3敗)

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6回、7回と続けて2ランを浴びて負けた前回登板と似たパターンでやられました。
カブレラの狙いすました特大2ランはありましたが、4回までは、全体として岩隈らしい
ピッチングだったと思います。

5回1死からトップのキンズラーにショートの頭上を破られたあと、内野ゴロで2死2塁。
3番・カブレラを敬遠して4番・マルチネスとの勝負になりました。このとき、コーチが
マウンドに行って話をしていました。
2ボールになりますが、スプリッターとスライダーでストライクを取って2-2にしました。
そこからの二人の攻防は見ごたえがありました。5球続けてファウルされます。その中にも
危ない球がありましたが、根負けした形の最後の10球目はスライダーが高めに抜けました。

彼自身の“開幕”戦から4試合、30回2/3で2本しか打たれていなかったホームランを
前回と今回の2試合13イニングで4本です。しかも、初めの2本はソロだったのに対して
この4本はすべてランナーを置いてのものでした。さらにしかも、1本目は大量リードを
奪ったあとですし、2本目はまだ2回でしたから、試合の行方を大きく左右するものでは
ありませんが、今回は先制2ランと勝ち越し3ランですからダメージが違います。

“救い”と言えるかどうか微妙ですが、難しい球を打たれているわけではありません。
打たれているのは甘いコース&高さに投げてしまった球です。
力で圧倒するタイプではないだけに岩隈にとって制球は生命線です。

日本時間11日11時10分開始予定のSEAvsNYYでは、田中との対決が実現するようです。
それまでには、本来の岩隈に戻っていてほしいですね。

ダルビッシュ:首痛のあとは調子いいのさw
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8回 102球(70ストライク) 5安打 2四球・12三振 0点 勝ち(5勝2敗)

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今シーズン2度目の首痛から復帰第1戦は堂々たる内容のピッチングでした。
よほど体調がよかったのか、立ち上がりからストレートを多めに投げていました。それも、
95,96マイル(153,154キロ)が出ていました。スライダーが効果を増して、面白いように
三振が奪えました。主審がストライク・ゾーンの広い人だったことも味方しましたね。
特に、4回に4番・ラローシュを見逃し三振に仕留めたスローカーブは完全なボールでした。
あれをストライクと言ってもらえるなら、こんなに楽なことはありません。ハハハ。

唯一、危ない場面と言えるのは6回でした。
先頭、2番の初球が甘いコースに入りました。打たれた瞬間、下を向いていました。
ホームランを覚悟したのでしょうが、フェンス前でセンターがキャッチしました。
シングルヒット2本のあと、5番・ラモスから三振を奪いましたが、続くデズモンドへの
5球目のスライダーは真ん中に入りました。高く上がったフライもフェンスの1㍍手前で
勢いを失いました。自分のこめかみのあたりをつつきながらマウンドを降りていました。
「やばいっ」と思ったのでしょう。ハハハ。

2-0とリードした8回でした。2者を簡単に打ち取ったところで監督がベンチを出ました。
4番・ラローシュ(左打ち)だし、99球でしたから、故障上がりも考えて交代もありましたが、
短い会話で続投が決まりました。あとでNHK-BSを聞くと解説の与田は「冗談じゃない」
という気持ちだろうと話していました。
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そうでしょうかね。
7回からストレートの数がめっきり減っていました。13球投げた中でわずか3球、それも
90,91,92マイルが1球ずつで、6回まで出ていた95マイルは1球もありませんでした。
そして、8回は90マイルを越える球が1球もなかったのです。MLBのベンチは選手の
“異変”にとても敏感です。あのタイミングで監督がマウンドに行くのは“それなり”の
理由があるはずです。与田“程度”の解説者が日本野球の知識を当てはめて知ったような
ことを言うんじゃないっ!…と書いておきます。ハハハ。

ちなみに、ダルビッシュの防御率は2.08まで下がり、田中に次ぐリーグ2位です。
なんか、気分がいいですね。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-06-03 07:53 | メジャー&野球全般 | Comments(4)
Commented by ミキゴロー at 2014-06-04 09:30 x
ツイッターでも投稿しましたが、高校生の頃のパンチョさんとの中継以来のファンです。
ところで、「ワールドスポーツMLB」を観てて思うのですが、インディアンズはなんで「ズ」と濁るんでしょうか?だったらドジャースだって・・・。
Commented by toruiwa2010 at 2014-06-04 09:52
ミキゴローさん、こんにちは。

高校生の頃…というと50歳代ですかね。お若い。ハハハ。

インディアンズがおかしいなら、レンジャーズ、マリナーズ、
ロイヤルズ、レイズ、フィリーズ…も、なりますよ。
Commented by ミキゴロー at 2014-06-04 12:35 x
お返事ありがとうございます。岩佐さんの番組に刺激を受けて、ハタチのころオークランド・コロシアム、キャンドル・スティックパーク、ドジャー・スタジアム等回りました。A’sはビリー・ボールの頃でした。

しかし、タイガースは「ス」ですか?ブレーブスは?うーん、わからない、くだらないですけど。
Commented by toruiwa2010 at 2014-06-04 13:18
ミキゴローさん・・・ルールがあるはずです。
たしか、前が無声音なら”ス”、有声音なら”ズ”…
だったと思います。
有声音・無声音の区別の仕方はややこしいので
自分で調べてください。ハハハ。
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