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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300? 野村克也の妄言14/06/07

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2007年の日本シリーズ第5戦は中日が53年ぶりの
日本一に王手をかけて、この試合も1-0とリードして
8回を終えていました。中日先発の山井は8回まで
日ハム打線をパーフェクトに抑え込んでいました。

シリーズ史上初の完全試合まであと1イニング…
しかし、かたずをのんで見守る満員のファンの前に
姿を見せたのは守護神・岩瀬でした。
監督・落合博満の決断ですが、物議をかもしました。



野村克也:突っ込みどころ満載(2007.11.09 初出 )

…テレビ朝日にコメントを求められて私は「監督なら10人が10人、
交代させないでしょう」と言った。
中日の監督をし、五輪代表チームの星野監督は「落合監督はピッチャーの
経験がないから、投手の気持ちがわからないのでしょう」と言ったそうだが、
もし熱血漢・星野が山井の立場に置かれたら、中日ベンチがどんなことに
なったか、想像に難くない。


今週号の週刊朝日に“日本シリーズで見えた「監督の器」”という記事があります。
楽天イーグルス監督・野村克也の話を記者がまとめたものです。
新聞の広告を見たときに一番「面白そうだ」と思えた記事でした。
これまでも、テレビや雑誌で含蓄がある野村監督の話を楽しんできたからです。

読んでみて、“ツッコミどころ”が満載という意味で楽しめました。ハハハ。
冒頭に引用したのはこの記事の本題の部分ですが、記事全体の後半に入るところで初めて
核心に触れています。もちろん、日本シリーズ第5戦でパーフェクト・ゲーム目前の山井を
岩瀬にスイッチした采配についての話です。
直前では<<奇をてらうことが好きなのか、常識で計り難い男であることは確かだろう>>と
書いています。

「よく言うよ」と思います。
落合が変わっているのも事実でしょう。しかし、「長島はひまわり、俺は月見草さ」などと、
誰から見ても“ひがみ”としか聞こえないことを言って、現役から監督時代を通して
ずっと「一風変わった男」と言われ続けていたのは野村克也その人だったのですから。
ハハハ。

誤解のないように書いておきますが、私はそんな“ノムさん”が嫌いじゃないのです。
話は面白いし、テレビで始めたころの“野村・スコープ”は説得力十分で大好きでした。
むしろ、華やかなスターを気取って、力のある彼を貶めようとする一部の有名選手たちが
嫌いでした。


それはそれとして…
<星野が山井の立場に置かれたら…> 
そんなに極端な“たら”はダメでしょう。落合監督だって、投げていたのが山井ではなく、
星野や川上だったら100%代えなかったと思います。
どんなに調子がよくても、これまでの山井の実績、1点リードで迎える9回のマウンドが
どれだけ難しいものかを考えたからこその岩瀬投入だったはずです。
少なくとも、「10人が10人、交代させないでしょう」などと簡単には言えないはずです。

仮に山井が9回に打たれ、同点から逆転されて中日が負けたとしても、
第6戦、7戦と、もう2試合ある。
日ハムにはダルビッシュ以外、頼りになるピッチャーがいない。
しかし、中日には川上がいる。投手陣は中日のほうが質、量とも
圧倒的に優位である。勝利は誰の目にも明らかだろう。


…正直言って驚きました。
モサーっとした、見た目の印象とは裏腹に、物事を緻密に組み立てて考えるタイプの
監督だと思っていましたが、意外に、とんでもない“単純思考”なんですね。ハハハ。
“陣容”だけで勝敗が決まるなら、試合をやる必要はありません。私はクライマックス・
シリーズで見たグリンのピッチングが記憶に残っています。中日優位は動かないにしても、
北海道に帰ったあと、日ハムがグリンでタイに持ち込んだら、最後は“スクランブル”…
勝敗がどう転んだかわからないじゃないですか。
野村克也ほどの男が、中日・3勝の時点でシリーズの行方が決まったと考えていたとは!

ほかにも、落合博満の采配やバッティングにまで散々クレームをつけた挙句に…

いずれにしろ山井は「日本シリーズで完全試合」というプロ野球史に残る
金字塔を立てるチャンスを奪われたのである。それは「個人記録」と言うには
重すぎるものだろう。彼には同情を禁じえない。


…と書いています。

「だ・か・らあ、それはこの試合を仮に落としても優勝できると思い込むからでしょ?」と
言っておきましょう。ハハハ。
チームにとって53年ぶりのシリーズ優勝、山井と岩瀬の実績を考えたら、落合の選択は
100%正しかったとあらためて主張させてもらいます。落合采配に“異論”があっても、
せいぜい20-30%ぐらいだろうと思っていたのですが、この件を取り上げたテレビ・新聞で、
評論家を含めてかなりの数のブーイングが出ていたのにビックリしました。
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ノムさんは、返す刀で日ハムのヒルマン監督も切り捨てています。
以下、その“要約”です。

同じリーグで4位の監督が言うのは失礼だが「定年退職を控えた学校の
地味でまじめな先生」という印象が最後まで拭えなかった。
たとえば短期決戦なのにキャッチャーを何人も使ったことである。
おそらく「ペナントレース中と同じ野球をする方が無難だ」と考えたに違いない。
言い方を変えれば、なれないことをするのが、怖かったのだろうが、私なら
鶴岡だけでいったろう。


野球はチーム競技ですから、現有戦力を分析し、その中で最善の戦法で戦うものでしょう。
ヒルマン監督はそれをやったまでのことです。本人も書いているように、“4位の監督”が
去年に比べ、“がた落ち”した戦力で見事にリーグ連覇を果たし、メジャーにも迎えられた
監督に文句をつけるのは“笑止”というものです。ハハハ。

しかも、この記事のあたまのほうではこうも言っているのです。

今の正直な感想は、監督業に比べ解説業は何と楽なことか、ということである。
評論、解説は試合が終わってからでもできるが、監督は一球ごとに判断と決断を
求められるからである。

まあ、要するに、これはベンチで指揮を執っている監督と放送席に座って、好きなことを
言っている者の差なんでしょう。ハハハ。

実を言うと、はじめ、このことについては書くつもりがありませんでした。
しかし、読みながら頭の中であれこれ反論していると、ふと、「ノムさんのこの論理は、
放送やアナウンスについてオレが書くときに似ていないか?」と思ったわけです。
鏡に映ったわが身を見るような…。
よってもって、“反面教師”として自戒の意味を強くこめて書いたしだいです。ハハハ。


この件に関して球界の“主流派”の多くは落合に批判的でした。
自分たちにしっぽを振らない、それでいて実績を残す落合が
“目ざわり”なんでしょう。そういう奴らですから、放って
おけばいいのです。ハハハ。

私個人は、文句なしに落合を支持しました。
試合当日の記事の中から関係する部分を再録しておきます。


Combined Perfect Game (2007.11.01 初出 )

中日が第2戦からの4連勝で53年ぶりの日本一になりました。
昭和29年、フォーク・ボールの杉下茂を擁して、西鉄ライオンズを下して以来です。
第2-3戦は一方的な展開になりました。第4-5 戦はスコアこそ競っていましたが、内容は
日ハムに勝てる雰囲気がなかったですね。
第1戦の2回以降の日ハムの“貧打”ぶりでは、こうなったのも仕方がないでしょう。

8回まで完全試合だった山井の交代について、明日のスポーツ・マスコミがどんな論調で
分析するのか楽しみですが、私は落合監督のこれまでの采配ぶりから見て十分ありうると
思っていました。
CS第2ステージ(vs巨人)の第1戦で小笠原先発という思い切った作戦も見せましたが、
彼の野球は「打つべき手をきちんと打つ」ですから、今シーズン、チームがここまで
来られたのはなぜか?を考えたら、“1点リードの最後の守り”に岩瀬を投入することには
まったく迷いがなかっただろうと思います。 (以下、略)
by toruiwa2010 | 2014-06-07 06:34 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
Commented by 佐藤順 at 2014-06-10 02:01 x
色んな見方があるものですね。
私はあの山井の一件に関しては野村氏と同じ意見です。
勝負にこだわればこそ山井の続投、というのはあの時まで山井は完全試合を続けていたのです。
完全試合を続けてきた投手と、1点差でマウンドにあげられる投手、どちらが抑える確率が高いのかは一目瞭然です。
ヒットを打たれたら岩瀬に代えれば良かったのです。
別に中日ファンということもなかったのですが、あの交代を知った時の落胆はいまだに忘れません。
日本シリーズでの完全を見たかった。
野球ファンの夢が潰されたのです。
落合という男は結局自分が目立ちたいのだなと感じたことを覚えています。
Commented by toruiwa2010 at 2014-06-10 06:30
佐藤順サン、おはようございます。

いろいろな考えからがあっていいと思います。
しかし、あれだけ説明しても意見が違うのなら
お好きなように…としか言いようがありません。
ハハハ。

なお、落合が目立ちたい男なら、ほかにもっと
方法はあったと思います。
Commented by 佐藤順 at 2014-06-13 08:29 x
返信有難うございます。
説明を聞いて簡単に自分の意見が変わるようなら私もおしまいですわ、ハハハ。
おっと、一つ忠告を・・・
貴方の文章の中にはこの「ハハハ」を散見出来ますが、これはやめといた方がいいですよ。
あまり頭が良さそうに見えないし、特にコメントに返信するときは相手を馬鹿にしているようで感心できませんね。
もう少しマナーを勉強した方がよろしいかと。
Commented by toruiwa2010 at 2014-06-13 08:47
佐藤順さん、ご忠告ありがとう。
忠告のお返しですが、こういう書き方は
”偉そう”で、感心できませんね。ハハハ。
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