ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

「私の男」の二階堂ふみ!~期待外れの「春を背負って」~06/26

d0164636_7522497.jpg
06/14のツイート

春先から公開を楽しみにしていた映画、
「春を背負って」を見た。
初日とあってほぼ満席だった。
期待が大きかった分、いろいろ「残念」だ。
木村監督の山の映画なのに…。

「春を背負って」80


風が強く吹く稜線を大小二つの人影が登っている。
前を行くのは父、あとを追うのはまだ小学生の息子・亨だ。1本のロープでつながっていた。
集中を欠いて数メートル滑落した息子をロープで引き揚げた父は思い切り頬を張った。
「気をゆるめるからだ」と叱ったあと、塩アメを一つ口にふくませる。寒くてこわい。
それが亨の山の記憶だった。

20年のときが流れた。
東京の金融関係の会社で働く亨が仕事の合間にふと気が付くと、母からの着信があった。
流れてきた母の声は父の死を告げていた。遭難者を助けようとして命を落としたのだ…
d0164636_7515354.jpg
木村大作監督作品では2009年の「剱岳」が印象に残っています。
特に映像の美しさは際立ちます。山を撮らせたら他の追随を許さないでしょう。
しかし、全体としての完成度は「剱岳」に及びません。
少し“詰め込みすぎる”傾向があるようです。入れたいエピソードをすべて盛り込んで
しまった感じです。つながりが悪いからそう感じるのではないでしょうか。

エンドに近いところで山小屋に到着するグループの話や、幼なじみが作った椅子を小屋に
持ち込むところなどは要らない気がします。
鶴の群れのエベレスト越え、小林薫が蒼井優を背負って歩くところ、松山と蒼井のラスト・
シーンなどいくつかの場面でCGや合成が使われていますが、バックの画面とのトーンの
違いがはっきり分かるのでしらけてしまいます。映像にはことのほか“うるさい”はずの
木村監督がなぜあのクォリティで納得してしまったのかが分かりません。
d0164636_7511561.jpg
山の厳しさに焦点を絞った「剱岳」に対し、今回は山のやさしさをモチーフに据えた…と
朝日の映画評にありました。カメラマンを本業とする木村監督らしく力強いショットが
随所にちりばめてある…と。
読み進むと、監督の発言としてこう書かれています。

「俺の中には、物語なんか関係ないという思いがある。
一つ一つのショットを楽しんでほしくて映画を撮っているんだ」


…なるほど、それで要らないと思えるカットがあるんだと分かりました。
それは、でも監督の自己陶酔でしかないんじゃないんでしょうかね。

松山、蒼井、豊川…好きな俳優たちがいい演技を見せてくれたのは嬉しいことです。
蒼井が髪を洗うシーンがことのほかきれいでした。彼女はさりげない仕草のときに見せる
表情が魅力的ですね。“扱いにくい”女優さんだという話も聞きますが、もっと、映画や
ドラマに出てほしいです。これまでで納得したのは、「龍馬伝」で演じた長崎の芸者・
お元だけだなあ。あれは、監督が惚れているのが分かりましたね。ハハハ。


06/19のツイート

映画「私の男」を見た。暗く重いが、どこか共感する
部分がある。予告編の段階ではリストに入れて
いなかったのに結局見たのは浅野忠信と二階堂ふみは
見ておくべきだと思ったからだ。見てよかった。
二人はこの作品で賞を獲るかもしれない。
河井青葉…すばらしい!

「私の男」85


北海道の西に浮かぶ奥尻島。
凍てつく冬の日本海から顔を出した女が流氷に這い上がった。まだ若い。
彼女の目に幼い少女の姿が映る。

1993年に島を襲った地震と津波は多くの死者・行方不明者を出したが、彼女に見えたのは
家族全員を失い、独りぼっちになった自分だった。
少女(二階堂)は避難所で、遠い親戚だという男(浅野)に出会い、養女として引き取られた。

7年のときが流れ、父親と養女は“男と女”になっていた…
d0164636_750421.jpg
数年前の「軽蔑」や去年の「夏の終わり」と同じ“匂い”がする作品ですね。
90点をつける人もいるが、70点の人もいそうな映画で、評価は分かれると思います。
85点とした理由は浅野・二階堂の演技があるからです。この映画を高く評価する人の
大多数は同じ理由によるものでしょう。
二人とも気合が入っているのがよく分かりました。ハハハ。

特に、二階堂には驚きます。
難しいこの役を19歳で演じきったことに拍手を贈ります。作品はともかく。その演技は
評論家がきちんと見れば評価されなければおかしいです。浅野も見事でした。

人物の心理をあらわすつもりなのでしょうが、手持ちカメラのブレや血の雨を降らせる
ラブシーンなど、私には伝わりませんでした。
不要と思えるシーンがあるかと思えば、説明不足を感じさせたり、ちぐはぐなところが
全体に目につきました。ええ、ええ、監督には考えがあることは分かりますが、いつも
書いている通り、見るものに伝わらなければ意味がないと思います。
d0164636_75082.jpg
ツイートの最後に書いた河井青葉という女優さん…初めて見ましたが、いいと思いました。
今後、もっと日の目を見てもいいのではないでしょうか?見た目は楚々としていますが、
中身は情熱的…少なくとも、吉瀬美智子よりは演じる力があるし。ハハハ。
もっともなあ。4年前に同じように推した「森崎書店の日々」の菊池亜希子は、その後、
あまり名前を聞きませんね。ハハハ。

80 春を背負って 期待が大きかった分はぐらかされた思いだ 木村大作の次回作を待つ 
85 私の男 映画としての評価は分かれるだろうが二階堂ふみの演技力は圧倒的だった 
80 私の、息子 珍しいルーマニア映画…ジャンヌ・モローを思わせる主演女優がよかった 
80 円卓… 芦田愛菜ありきの作品 すごいねこの子は しかし一向に背が伸びないなあ
by toruiwa2010 | 2014-06-26 07:54 | 映画が好き | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。