ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

自薦・厳選300?2006WCもベス ト4が揃った 14/07/06

d0164636_8455117.jpg
2014ブラジル大会も、今朝、ベスト4が出揃いました。
どさくさに紛れて(ハハハ)回顧してきた2006大会も
ベスト4のステージになりました。偶然です。ハハハ。


さあベスト4 ( 2006.07.03 初出 )


資料的なものはFIFAのHPを見るだけで今回は、特に雑誌などを買いませんでした。
そんなに熱心に見ていたわけではありませんが、ここまで来ると、キー・プレーヤーは
大体分るようになりましたし、こまかなことは知らなくても十分楽しめます。

今や、海外のサッカーを生中継する事は“普通”になりました。
かつてテレビ東京で放送されていた“ダイアモンド・サッカー”は何週間も前の試合を
前後半30分ずつ、2週に分けて放送していたものです。それでも、“本場”のサッカーは
私たちの気持をわしづかみにしました。実況した金子アナは何度もビデオテープを見て
選手の特長を頭に叩き込んでから岡野俊一郎さんとの収録に臨んだことでしょう。

WOWOWのアナたちは同じことを1991年から始めました。
ただし、テープが到着してから収録までは1日半になっていました。
私は、現地からのミラン・ダービーこそ担当していましたが、セリエAの通常の試合に
実況をつけるようになったのは93-94シーズンからです。
水曜日の夕方にテープを受け取ってから、翌日の夕方の収録までの時間は必死になって
プレビューしました。

ビデオだけを頼りに実況をつけるのは、不慣れのせいもあって、かなり難しい作業でした。
私は、はじめのころ、ボール・タッチする選手をすべて紙に書き出していました。
収録のときには、その紙と画面を交互に見ながら選手名をアナウンスしていたのです。
メモを取りながらなので、ひと試合分を見終わるのに10時間近くかかっていました。
d0164636_8462399.jpg
翌94-95シーズン、実況アナの環境はさらに過酷になりました。
三浦知良がイタリアに渡ったのを機に、“生中継”になったからです!
今では当たり前になっていますが、衛星で贈られてくる映像だけで選手を見分けてリアル
タイムで実況するのは慣れるまで大変でした。

ほかのアナウンサーはどうだったか知りませんが、私は担当カードが決まるまで気持が
落ち着きませんでした。「担当する2チームの選手が把握できるか」という懸念がいつも
あったからです。スタンドから実況するときはあまり心配しませんが、頼りは画面だけの
オフチューブ方式の場合、的確に選手を「つかまえる」ことができるかどうかが、大きな
カギになります。特に、状況に応じてですが、選手名を言い続けることでアナウンスの
リズムを作ることがある私にとっては生命線でした。

スキン・ヘッド、ドレッド・ヘア、ブロンド、肌の色などは、選手を識別する上で当然
大きなポイントですが、リスト・バンドやバンダナも助けになります。
ストッキングの上から足首に白いテープを巻く選手、ストッキングを下げ気味にしたり、
シャツをパンツの外に出して着たりする選手や、季節によっては、ただ一人長袖だったり、
逆に半袖だったりする選手にも、大いに助けられる事があります。

さらに、アディダスのシューズは、遠目には足元が白っぽくみえるのでありがたいですし、
まして、シルバーのシューズでもはいてくれたりすれば、そのシューズに頬擦りしたい
気持ちになります。ハハハ。
とにかく、他の選手と違う特徴を備えた選手は、私にとってはとても貴重な存在です。

ビックリしたのは00-01シーズンのチャンピオンズ・リーグSF、バレンシア対リーズの
第2戦のときのことです。前日の練習を取材に行くと、ピッチに現れたリーズの選手が、
挙式を控えたハート以外は、全員スキン・ヘッドだいたのです!
これでは金髪は意味を持ちませんし、元々スキン・ヘッドが特徴だった選手も目立たなく
なってしまいました。
リーズの試合を担当するのは初めてでしたから、日本を出る前に3試合ほどテープを見て
特徴を頭に入れてきたのですが、こうなると誰が誰だかさっぱり分かりません。ハハハ。
d0164636_8464854.jpg
円を描いてランニングをする選手達を、解説の原さんに一人ずつ教えてもらいましたが、
ひと回りするともう分からなくなるという状態で、途方に暮れました。
「大丈夫ですよ岩佐さん、私、全部分かりますから」という原さんの言葉が頼りでしたが、
腹の中は「いや、あなたが分かっても実況してくれるわけじゃないし…」でした。

おかげでその日は食事をしていても落ち着かず、ベッドに入ってからも次から次にスキン
ヘッドが頭に浮んできて満足に眠れませんでした。ハハハ。
結果的には、試合が始まる直前、選手がポジションについたときには、ほとんどの選手が
把握できたのですが、冗談もいいかげんにしてくれよというのがそのときの心境でした。

今回のワールド・カップを見ると、たとえば、私が最後に経験したビッグ・イベント、
ユーロ2004と比べてピッチをとらえる映像が20%ぐらい広めになっています。
バックスタンド側でプレーが行われているとき、画面に手前のラインが入っていることが
しばしばです。
攻撃側がペナルティー・ボックスに近づくとき、ユーロの映像ではゴールが画面のはしに
なりますが、今回の場合はほぼ中央にあって、ボールの反対側のスペースまで映っている
ことが多いのです。全体の布陣や動きはよく分りますが、その分、一人ひとりの選手は
小さく映ります。

…えーと、何を言いたいのかというと、この画面だと、私にはオフチューブでの実況は
難しいということです。ハハハ。
スタンドからなら、まだしゃべれると思いますけどね。

ブログへの書き込みに、日本チームのインタビューで「…でした」と聞き手が“言い切る”
形の問いかけ方をしていたのが耳についた、とありました。
「初め、相手は守備的でしたね?」と、はっきりした疑問形にせず、「守備的でした」と
言い切る形にすることで何を聞きたいかをぼかして質問する人が増えています。
おそらく、そういう聞き方をするのは相手が聞かれることに慣れている場合だけでしょう。
聞く側と聞かれる側に“暗黙の約束”があるのです。インタビュアーは「…でした」と、
事実を提示する。聞かれる側は、それについて話したいことを話す…という。

質問を限定してしまうと、答える人もそのことだけを話すことになりますが、漠然とした
形の問いかけなら、何を話すかは答える人が選択できるわけです。
インタビューに慣れていない人の場合は、何を話せばいいのかと迷う危険がありますが、
慣れた人なら提示された事実について話したいことを話すので、インタビューとしては
成立するのです。
時間がタップリあれば一つ一つ絞って聞いていくのでしょうが、限られた時間の中だと
時間も節約できますからああいった形も“あり”だと思います。

解説者とのやり取りに、私も使うことがあります。
「素晴しい試合でしたね?」だけで、質問をあえてピンポイントにしないのです。
柳さんや遠藤さんなら「そうですね」だけで終わらず、試合のディテイルまできちんと
話してくれます。岩佐から何を求められているかが分かっているからです。
あまり意識したことはないのですが、今は多くのアナウンサーが似たようなことをやって
いると思います。視聴者側の“慣れ”の問題もあるのではないでしょうか。
d0164636_847119.jpg
ベスト4が出揃いました。
イタリア、ドイツは予想通りでしたが、フランス、ポルトガルには正直なところテレビの
前で呆然としました。
イングランドは、“ルーニー”ですかね?
ユーロ2004でも対戦しています(ポルトガルがPK勝ち!)が、試合前に、ポルトガルが
「ルーニーをかっかさせる」ことを、戦略のひとつとして半ば公然と語っていたことを
思い出します。

監督は同じスコラーリですし、オランダ戦のあと「デコがいなくてもイングランドに勝つ
秘策あり」と話していました。ボールを持ったルーニーには意図的に激しく当たるなど
挑発していたのは間違いないと思いますイングランドはまんまとはまってしまいましたね。
ハハハ。

イタリア vs ドイツ、フランス vs ポルトガル・・・
口にチャックをして、黙って見ることにしましょう。ハハハ。

紛らわしいですが、2014大会のベスト4は
ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、オランダです。

by toruiwa2010 | 2014-07-06 08:49 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
Commented by でぽるこるな at 2014-07-06 12:38 x
岩佐さん、こんにちは。

やはりQFになると一点の重みが違いますね。
ネイマールが見られないのはこの先見られないのは残念ですが、
ベスト4に残ったのは当然の強豪国です。
メキシコでなくオランダがここまで残るとは・・・・
今朝のコスタリカとの戦いで思い出したのは、
岩佐さんがツイッターで呟いていらしたEURO2000の
準決勝対イタリア戦です。
あの時と同じで、シュートを幾度も打てどもなかなか得点できず・・・
あのときの再現かと思いましたが・・・
なんとか次のラウンドに進みました。
それにしてもコスタリカの健闘はアッパレです。
タンパで日本と対戦したときとは、全く別のチームになっていました。
どうしてここまで変わることができたのか知りたいです。

残り4試合、じっくり堪能します。
Commented by toruiwa2010 at 2014-07-06 13:35
でぽるこるなサン、こんにちは。

残り4試合・・・ですか。
私は、3位決定戦は多分見ません。
今はだいぶ様変わりしましたが、昔から
ビッグイベントの3決は気が抜けてものに
なることが多かったからです。
カード次第で気が変わるかもしれませんが。
ハハハ。
Commented by ヱビスの黒生 at 2014-07-06 18:17 x
岩佐さん、こんにちは。

今回ベスト4のどの組み合わせも楽しみな対戦ですね。
準決勝、3位決定戦、決勝とやるのではなく、総当たりで優勝決めてくれたらなと思いますが、今のルールだからこそ観られる勝負を楽しみたいと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2014-07-06 18:49
ヱビスの黒生サン、こんばんは。

ここでまた総当たりをやるためには全体の日程を
もっとゆったりしたものにしなければいけないので
無理でしょうね。
私はあと3試合を楽しみ、体力が許しそうなら
3位決定戦を見ることにします。



名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。