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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300? 2006WCも決勝 14/07/12

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2006 準決勝 (2006.07.06 初出 )

Italy 2-0 Germany


ピッチ上にただよう空気、チームの一体感、選手が背負っている歴史と伝統、一人一人の
気持の強さ、自信と誇り…すべて形のないものなのに、明らかにそこに見えていたような
気がしました。
ドイツ対イタリア、延長の終盤までゴールが生まれない展開でしたが、決して守備的な
サッカーではなかったと思います。少なくとも、私には、さすがは伝統国同士の対決と
思える内容でした。日本代表の試合からは得られない、サッカーの醍醐味を味わいました。
若い人の中には、イタリアのサッカーは守り重視で面白くないという声があるようですが、
私にとっては“原点”でもあり、あのサッカーは十分美しいと思います。

延長後半の14分、このままではPKシュートアウト…両チームの選手、ベンチ、観客も
そう思った、まさにそのときに生まれた劇的なゴール。
ピルロはよくあの場面で、自分のシュートではなくパスを選択したなあと思いますね。
しかもノールックで!そして、ゴールを決めたグロッソはこの大会のイタリアのツキを
すべて持っているのでしょうか?苦しんだオーストラリア戦も、ロスタイムが終わろうか
というタイミングで彼がもらったいささか怪しい(ハハハ)PKが決着を生んだのですから。
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試合を決めたのはグロッソのゴールですが、私がしびれたのは2点目です。
デルピエロのゴールだからです!ハハハ。
私にとっての海外サッカーの出発点は言うまでもなくイタリアのセリエAでした。
初めは、現地からのミラン・ダービーだけでしたが、1993-94シーズンからレギュラー・
シーズンの試合も担当するようになりました。ユベントスのプリンスとして彼が華々しく
セリエAにデビューしたのもこのシーズンでしたから、思い入れが強いのです。
“当たり”には強くなかったものの、美しいプレー・スタイルにすっかり魅せられました。

1点を追って前がかりの相手からカンナバロがボールを奪う、ジラルディーノがドリブルで
突っ走る、後方からあがったデルピエロがペナルティー・エリアの絶好のポジションに
入り込む、パスを受けた彼にとってこの角度からのシュートは、おそらく目をつぶっても
入れられるという自信があったでしょう。絶好調時のデルピエロは、左45度の、もっと
距離のあるところから、何度もゴールを奪っているのですから。

ファンやチーム首脳の大きな期待にこたえることができず、ユベントスの経営陣から
「結局、彼はゴドーだったということか」と嘆かせたことがありました。
説明が必要ですが、興味がおありなら bit.ly/ejVa8L を読んでみてください。

今大会、活躍の場がなかったデルピエロにようやく見せ場が訪れて本当によかった!

France 1-0 Portugal

今朝の試合は、“かけひき”が多すぎて少しも面白くありませんでした。
期待が大きすぎて、肩透かしを食うことは大一番ではよくあることですから驚きません。
しかし、ジダン、アンリ、ビエラ、フィーゴ、デコ、C・ロナウド…役者は揃っているのに
たいした見せ場がなくてがっかりでした。
雨のためプレーが断続的になったウインブルドン・テニスからずっと起きていたせいか、
試合中、かなりの眠気に襲われてしまいました。ハハハ。

これで決勝はイタリア対フランス!
ぜいたくを言ってもキリがありません。まあ、“よし”としますか。ハハハ。


決勝:青vs青 ( 2006.07.09 初出 )

開幕から一ヶ月、とうとうワールド・カップも最後の日を迎えました。
イタリア対フランスですか。
“アッズーリvsレ・ブルー”、“仏蘭西vs伊太利”、“Calcio vs Football”…
欲を言えばキリがありませんが、スターが多く、日本のファンにおなじみの選手もいる
両チームの対戦ですから大いに楽しみですね。
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私には、このカードには特別の思い出があります。
2000年7月2日、私は奥寺康彦さんと並んでオランダ・ロッテルダムのスタディオン・
フェイエノールトの放送席にいました。ユーロ2000の決勝を実況するためです。
“イタリア対フランス”…そう、今日と同じ顔合わせでした。

ドラマチックな決勝でした。
後半10分に先制したイタリアが伝統のカテナチオで守ります。
フランスのルメール監督(今大会ではチュニジアの監督)はカードを切って追い上げますが、
“カンヌキ”をかけたイタリアの守りを崩すことが出来ません。それまでか、と思われた
後半45分、ビルトールのゴールが生まれて同点、試合はゴールデン・ゴール方式の延長に
もつれ込みました。
この試合に決着をつけたのはトレセゲのシュートだったのですが、左サイドでボールを
持って深く入り込んだピレスからゴール前のトレセゲに渡ったきれいなゴールでした。
地元での98年ワールド・カップにも優勝していたフランスは見事な2冠を達成したのです。

トレセゲの蹴ったボールが大きくネットを揺らした瞬間、「フランス サヨナラ勝ち!」と
アナウンスしました。野球じゃないんだからと言われました。知ったことではありません。
放送席にいて感じたことをそのまま口にしただけです。ハハハ。

フランス・サッカー連盟の副会長でもあるプラチニがワールド・カップのFIFAのHPで
こう言っています。「重要なのは決勝だけ」・・・ドイツとポルトガルのがんばりをどうして
くれるんだ?ハハハ。

個人的には今日の決勝でイタリアにあのときのリベンジを果してほしいと思っていますが、
ここまできたらもう、どちらが勝ってもいいです。ハハハ。
ただし、決勝にふさわしい試合であってほしいと思います。
ちなみに、ユニフォームは、イタリアがブルーで、フランスは白になるようですね。

さて、ウインブルドン → ワールド・カップ決勝に向けて少し寝てきます。
ああ、しかし、ウインブルドンの決勝が早く終わったりすると、サッカーの決勝までが
微妙だなあ。昨日の女子決勝も何度か記憶が抜けています。“落ちて”いたんです。ハハハ。


祭りの終わり( 2006.07.10 初出 )

ウインブルドンは結果としては大会前の予想通りフェデラーの優勝で幕を閉じました。
4連覇を狙うフェデラーの前に立ちはだかったのは“思いもかけない”ナダルでしたが、
そのナダルのがんばりもあって、第2セット以降は見ごたえのある決勝になりました。

実を言うと、ワールド・カップはこんなに“はまる”とは思いませんでした。ハハハ。
なにしろ、まわりが盛り上がれば盛り上がるほど、盛り下がる(!)天邪鬼ですから。
今回は、どういうわけかわが妻も、各試合をスケッチするほど熱心に見ていましたから、
“相乗効果”があったかもしれません。
ユーロ2004のQFを最後にサッカーの実況から離れて2年、代表戦やJリーグも見ますし、
3月からチャンピオンズ・リーグも見ていますが、それほど熱心というわけではありません。
ですから、有名選手でも今どのチームにいるのかなどの情報はほとんど持っていない
状態でした。それでも、一時は打ち込んだ種目ですから、少しずつ、記憶がよみがえり
(ハハハ)、十分に楽しめました。時差だけはきつかったですが。ハハハ。

決勝は意外な展開になりましたね。
立ち上がり1分、ジダンのPKによるフランスの先制でイタリアも攻勢に出ないわけに
行かなくなり、ピルロのCKからDF・マテラッツィーのヘディング・シュートで同点…
しかし、そのあとはなかなか攻めない展開でイタリア、トーニのヘディングがバーを
叩いた場面ぐらいしか見せ場がないまま終わってしまいました。

後半は、特にイタリアは攻めの形がつくれず、フランスの攻勢を耐える形が続きました。
延長全体で見られたドラマはふたつ。
ひとつは、ジダンの鋭いヘディング・シュートとブッフォンのスーパー・セーブ。
そして、そのジダンの頭突き! 

退場は当然で、同情の余地はないでしょう。
彼の頭突き、ひじうちを見たのは、一度や二度ではないのです。何があったにしても、
自分をコントロールできないのでは話になりません。世界中のファンを裏切りました。
現役最後の試合をこんな形で終わることを彼は生涯、悔いることになるでしょう。

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合はPK Shoot-outにもつれ込み、この大会の“ツキ男”、グロッソのキックがネットに
突き刺さったとき、イタリアは94アメリカ・ワールド・カップの悪夢を振り払って念願の
優勝を果しました。

ジダン、ネドベド、フィーゴ、ベッカー、クレスポ、インザーギ、デルピエロ、カーン…
挙げればキリがありませんが、かつて、ピークのころを実況してきたスター選手たちの
大きな舞台での最後の姿を見たことになるのかもしれません。
逆に、ポドルスキーやクリスチアーノ・ロナウドをはじめとする伸び盛りの若者たちの
プレーを楽しむことも出来ました。
なにより、世界最高レベルの選手たちが見せた好ゲームの数々・・・勝たせてやりたい、
勝ってほしいと願ったアッズーリの優勝に終わって、私は個人的には大大満足でした。
ごめんなさい。ハハハ。


皆さんもきっとそうだと思いますが“虚脱”しています。ハハハ。
うたげの後、祭りのあとは何かさびしいものですね。
by toruiwa2010 | 2014-07-12 08:32 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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