ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

義父の精子で妊娠!~理解したいけど…無理だ~14/08/04

d0164636_8375027.jpg
08/01のツイート

父親が無精子症のため、祖父から精子を提供してもらって
生まれた子供が17年間に118人!
関係した夫婦、医師たちの気持ちを理解することは難しい。
親にとって…というより、人間にとって子供とは何か
ということだよね。一番大きな問題は子供の意志は
初めから無視されていることだ。


なんか変なんだけど、そう思ってるのは自分だけかも知れないし、余計なことを言って
“おかしなヤツ”だと思われるのも馬鹿らしいしなあ…とためらうことがあります。
ええ、これでも、嫌われるのは好きじゃないので。ハハハ。
困ったことに、年をとるにつれて、“それ変じゃないか”と思うことが増えています。

2年前もそうでした。
歯切れのいいトークが売りのパーソナリティ、坂上みきが妊娠を公表しました。53歳で!!
d0164636_838999.jpg
ほしくて仕方がないのに子供を授からない女性は多いのでしょう。赤ちゃんの誘拐事件が
起きるほどですから、その“切実さ”はなんとなくわかります。しかし、子供を持たず、
それを悲しいともつらいとも思わなかった者には、理解できませんが、結婚以来、ずっと
不妊治療を続けていたという本人やご主人はさぞ嬉しかったに違いありません。

このとき、私はブログにこんな風に書いています。

もちろん、産むつもりだろうし、そのことを非難する権利は誰にもない。
ただ、これって、100%親の意志で決まったことだよね。
母親は子供を産むかどうかを選べるが、子供にはその選択肢がないんだよね。
責めるつもりは毛頭ないが、53歳で子供を産むことにした彼女は、では、
子供の幸せについてどう考えたのだろうか…ぜひ聞いてみたいと思う。

このニュースを聞いた多くの人が「産まれる子が成人に達するとき…」と
簡単な算数をしたはずだ。それ以前に、母体の安全が確保できるのかという
心配もある。先日、石田純一の夫人が「妊娠中の子供がダウン症になる
可能性が高い」ことを公表したのも記憶に新しい。染色体の関係で母親の
年齢が高くなるほど可能性は高まるのだという。
それでも、危険を承知で産むらしいが。

さまざまなリスクを覚悟で高齢出産に踏み切る女性の勇気はすごい。
強いと思う。
しかし、素直に“めでたい”と言う気持ちになれない自分がいる。

…残念ですが、多くの方から賛成してはもらえませんでした。
血相を変えて反論する人もいませんでしたが、どちらかと言えば、「まあまあ、気持ちは
分かるけど」と、暴れ馬をなだめるニュアンスでした。ハハハ。
d0164636_8382626.jpg
今回報じられた体外受精については生命・健康のリスクはないでしょうが、違った意味で
もっと大きな“リスク”をはらんでいるような気がします。

夫が無精子症だから夫婦の間に子供はできない。しかし、どうしても子供が欲しい。
誰かの精子をもらって体外受精することを考えた。“完全な第三者”には抵抗がある。
夫の父親はどうか? 夫と血がつながっているから受け入れやすい…

何としても子供が欲しいと願う人たちの気持ちを頭から否定するつもりはありませんが、
118人の子供をもうけた夫婦の考え方には山ほどの問題がありそうです。

第三者からの精子提供は日本産科婦人科学会の指針に違反するほか、相続などさまざまな
法的なトラブルが起きる可能性は容易に予想できます。
育てたのは戸籍上の父であっても、生物学的な父親はその子の祖父…というごく根本的な
事実に始まる“通常”の家族・縁戚関係とは別に、複雑な関係が互いの間に生まれます。
生物学的な関係、戸籍上の関係に“利害”がからむこともあるでしょう。からみあった
相関関係をどう整理するのか?
緊張したストレスフルな人間関係が生まれるのではないでしょうか。

当事者以外は完全に秘密が守られる…ならいいですが、今はそういう時代じゃありません。
将来、子供が知ったとき、知らされていなかった家族が知ったとき、第三者が知ったとき、
何も起きないとは思えません。
日テレの「ミヤネ屋」で宮根がこう言いました。
「欲しくて欲しくてしょうがなかった子供だから、ものすごく可愛がると思いますよ」と。
それはそうでしょう。ただし、健常で生まれ、性格のいい子に育てばね。
しかし、必ずしもそうではないから、世間に虐待やいじめが起きるんじゃないのですか?

子供ができないことで責められるのは女性の側が圧倒的に多いようです。
こういう方法があることが世間に広まると、特に地方では「こうすれば子供はできるのに
なぜ、作らないのか?」と“嫁”に対する周囲のプレッシャーが強くなるのではないかと
心配する声がワイドショーで上がったり、このブログに寄せられたりしています。
“悲劇”を生む要素が増えたことになった気がします。

深刻なのは、精子と卵子の状態のときに“親の強いエゴ”でこの世に送り出されることが
決められた子供の幸せです。
特別な事情で生まれた子供だからと言って、特別に保護されるわけではありません。
出生の秘密が守られ、つつがない人生を送れればいいですが、どこかで破綻が生じたとき
両親や精子を提供した祖父など関係者は必要以上の責任を感じるのではないでしょうか?

この記事を書いていた昨日、代理出産を依頼したオーストラリア人の夫婦が、生まれた
赤ちゃんがダウン症だったため引き取りを拒否していたというニュースを聞きました。
これはもはや“命の選択”と言っていいのではないでしょうか。
日本のケースとは違いますが、根は同じです。

かつて、“子供は天からの授かりもの”…と言ったものです。
その考え方には自然の摂理に対する謙虚さや畏れ(おそれ)が現れていたと思います。
現代を生きる人々の間で、この考え方はもう古いのでしょうか?
子供を持つことを願う人たちの思いを本当に理解することは難しいですが、生命の神秘を
思えば、少なくとも、精子や卵子はやたらに“やりとり”するものではないと考えます。

追記(09:10)

そして、この件にかかわったドクターは
ことの是非はともかく、その手でこの世に送り出した
118人の子供全員に対して一定の責任を負っている
ことをしっかりと理解して欲しいと思います。

by toruiwa2010 | 2014-08-04 08:38 | 岩佐徹的考察 | Comments(13)
Commented by 梶田哲二 at 2014-08-04 09:00 x
岩佐さん、おはようございます。
義父の精子って言う事に私もビックリしました。不妊治療の話になると毎回思うのですが養子はダメなんでしょうか。しかし、諏○マタニティクリニックの先生は毎回毎回凄いですね。
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-04 09:04
梶田哲二サン、おはようございます。

きわめて難しい問題だとは思います。
しかし、この先生・・・118人の子供に対して
一定の責任を負うことを理解しているかどうか?
Commented by ちゃんちゃん at 2014-08-04 12:34 x
この件に関しては、岩佐さんの意見に完全に同意です。
自然の摂理はやはり大切だと思いますし、今後、新たなトラブルを持つ大きな要因ななると思います。
Commented by ヤップンヤン at 2014-08-04 16:57 x
日本でもニュースになりましたが、オーストラリアの夫婦がタイ人による代理出産で双子をもうけました。しかし、そのうち一人はダウン症だったらしく、受け取りを拒否しました。健常者の赤ちゃんだけをつれてオーストラリアに帰りました。
掲示板を見ると、法律を破っていないからOKというオーストラリア人の論調が少なからずあり、あなたたちは道徳とかはどう思っているの?と聞きたくなりました。
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-04 17:05
ヤップンヤンさん、こんばんは。

健康に問題がない子だけ連れて行った・・・
知りませんでした。
倫理観については東洋人でも欧米人でも
同じだと思いたいのですが、違うようですね。
昔の言い方をするなら、肉食と草食・・・という
ことなんでしょうかね。
Commented by とびうお at 2014-08-04 17:15 x
倫理的なトラブルの元になりそうな…
旦那さんや 義母は… 本音のとこ、どうなんでしょう…
義父も『俺がオヤジだ』とかいい出して、NOも言えず…。複雑すぎると思います。
世の中には 愛情を注いでほしい子は たくさんいます。養子とか 夫婦が五分五分で責任を持てる方法があるのではないですか?
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-04 18:23
とびうおサン、こんばんは。

関係者の心理、心情・・・
経験もないし、想像もできず
”おぞましい”と思うだけです。
Commented by ヤップンヤン at 2014-08-05 04:08 x
サッカーでマリーシアという言葉がありますが、ああいう文化も肉食文化を表わしていると思います。だまされたほうが悪いという…。
アップルやアマゾンの節税問題も、違法ではないですが、倫理的にどうかな?という感じですし…肉食系の民族はそういうエピソードに事欠かない印象です。
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-05 06:38
ヤップンヤンさん、おはようございます。

よく分かりませんが、欧米人には
”うしろめたい”という感覚はないのかな、と
思うことがあります。
Commented by えそらいろ at 2014-08-05 10:37 x
記事を読ませていただいて、あれこれ想像を膨らませてしまいました。

将来再生医療が発達し、体細胞から生殖細胞を作る方法が確立した時には、「以前はどうしても子どもの欲しい夫婦が、祖父の精子の提供を受けて妊娠したこともある」と、今とはニュアンスの異なる意味合いで驚かれるのかも、、、

そして、「医療費の削減のため」、受精卵から既知の疾病関連遺伝子を取り除いてから妊娠をするようになり、、、

もともとは子宮のない女性のために開発された「体外子宮」が、子宮を持つ女性にも利用が認められ、仕事を持つ人も産休を取得せずに済む、、、

医学の進歩に人はついていけるんでしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-05 10:51
えそらいろサン、こんにちは。

少なくとも、新しい命がどうしても子供を持ちたいという
親のエゴのために生まれてくることがあってはいけない…
科学の進歩、医療の進歩が、そういうことのあために
安易に役立てられないことを祈ります。
Commented by えそらいろ at 2014-08-05 12:58 x
そうですね。
でもそうすると、今行われている不妊治療は全て「親のエゴ」なのか。
進んできた道は引き返せない以上、難しい問題ですね。
産まれてきた子どもが皆幸せでありますように、そう願うしかありません。
Commented by toruiwa2010 at 2014-08-05 14:54
えそらいろサン、こんにちは。

「不妊治療」に何を含めるか。
どこで線を引くかは難しいですね。
基礎体温を測って排卵日を探り・・・などは
「努力」の範疇だと思い、異論はないのですが、
試験管の中で精子と卵子を結合させたり、
赤の他人のお腹を借りて育てる…などは
私には「神をも畏れぬ業」に思えます。

それでも欲しい…と言われたら、お好きなようにと
言うしかありません。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。