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岩佐徹のOFF-MIKE

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“タイトルなし”とします14/09/11

超スローボールと投球術…
大騒ぎを引き起こしてからほぼ1ヶ月になります。
少し、下火になって来たところですが、改めて
私の考えをまとめておきます。


“賛否”とか“議論”とか言われたり書かれたりしましたが、私の感覚は、ほぼ一方的に
叩かれた、批判された…です。“最後の2行”が攻撃する側に格好の材料を与えました。
自分が悪いのですから、誰にも文句は言えないし、言う気もありません。
ただ、あの2行がなければ、もう少しまともな“議論”ができたのではないかと、それが
残念でなりません。

ルールに違反していないのだし、批判する方がおかしいとずいぶん言われました。
私は“あの球”そのものや投げた西嶋がダメだと言っているのではありません。
これを投げることを指して“投球術だ”とは呼びたくない、と言っているのです。
ツイッターやブログへのコメントで私を激しく攻撃した人たちも取り上げたメディアも、
そこを“混同”しています。超スローボールの是非と、それを投球術と呼ぶかどうかを。
“世の中をなめた…”はまったく別の話です。
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私は、単純に甲子園であの球は見たくないと思いました。
たしかにスタンドはわきました。しかし、それは“面白かったから”ではないでしょうか。
その意味で彼の目的は果たされました。反射的に「これはよくないなあ」と思ったのです。
翌日、毎日新聞に載っていた「球場を味方にしたかった」と言う彼の発言を見てますます
そう思いました。すでに、私自身に非難が集中していましたから、書きませんでしたが、
彼の真の狙いはそこにあったのだと思います。打ち気をそらす、意表をつくという狙いも
あったでしょうが。

あの球を身につけるのにも努力はしたでしょう。
しかし、球場を味方にしたければ、一生懸命にプレーするのが一番だと思います。

ちなみに、私が相手校の監督だったら宿舎で選手にこう言っておきます。
「ストライクを取られることはまずない。あの球だと分かったら絶対にボールを追うな。
その瞬間に打席を飛び出せ。ベンチに向かってもいい。こっちも相手の意表をつけ」と。
審判から注意を受けるでしょうが、ボールが最高点に達するころ、キャッチャーの前を
横切る手もあります。明確なペナルティはないはずです。

極論であることは分かっています。しかし、投手が“ああいう球”を投げるなら打者側も
対策を考えるべきです。
もちろん、私はそんな“駆け引き”が面白いとは思いません。去年の“カット打法”や
履正社の“トリックプレー”を含めて、高校野球はこれでいいのか?ということです。
多くの人が“是”としています。大多数がそれでいいと言うのならいいでしょう。
高校野球も変わったと思います。

あの投球を“擁護”する声がプロ野球界から聞こえてきましが、知る限り、投手だけで
野手の意見はなかったような。
高校野球の監督やほかの投手たちはどう思ったかも聞いてみたいのですが、メディアも
そういう取材はしていないようです。ほかのメディアは気後れするかもしれませんが、
主催者である朝日の記者ならできるでしょうに。
2回戦の翌日、朝日朝刊に囲み記事がありました。
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「中村への初球は山なりのスローボール。西嶋の武器だ」と書き、
さらに、「直球の球速が140キロに満たない西嶋がスローボールを
投じるのは、打者を緩急で惑わせる立派な投球術だと思う」と続け、
最後は「投球の幅を広げようとバッテリーで考えた新球でもある。
18歳の工夫と投球は批判されるものではない」と結んでいます。


記者は超スローボールで西嶋の投球術が完成すると思っているようです。
そうでしょうか?2回戦で西嶋が投げた超スローボールはその1球だけでした。それでも
9回まで相手打線を無得点に抑えこんでいました。囲み記事を書いた記者に聞きたいです。
「あの1球がなかったら、この日の西嶋には投球術はなかったということになるのか」と。
へ理屈だと認めます。しかし、超スローボールに“惑わされ”ているのは相手の打者より
メディアの方ではないでしょうか?惑わすのが狙いならバックネットにぶつけてもいいし、
元中日の小川健太郎のような“背面投げ”をしても、なんなら、マウンドから転がしても
いいことになります。

ストレートが140キロに満たない投手は毎年たくさん甲子園にやってきます。
彼らが超スローボールをはじめ、それぞれに“工夫した”球を投げ始めたら、それでも
“立派な投球術だ”と書くとは思いません。

ダルビッシュ、多田野、三浦…彼らは西嶋の投球全体を見ているのでしょうか?
まさか、取材者はあの球だけをyoutubeなどで見せて意見を求めたのではないか?
それはダメでしょう。
西嶋の、あの球をのぞいても緩急をうまく使った投球を見たら彼らの発言も違ったものに
なっていた可能性はあります。

ダルビッシュは「自分としては一番難しい球だと思ってます」と言っているだけです。
難しい…誰が見たってそうです。特にストライクを取るのは“至難の業”でしょう。
ダルビッシュの発言はあれほどの軌道を描く投球だと知る前だったのではないか…
自分が投げるスローカーブ程度と思って発言した可能性もあります。
そして、彼にMLBであの球を投げる勇気があるか、聞いてみたい気もします。

この件に関しては、名のあるジャーナリストやスポーツライターからもあまり意見が
聞こえてきません。現場にいた記者仲間、解説者同士、アナウンサーの間からまったく
“異論”は出なかったのでしょうか?そんなはずはない…と思います。
多様な考え方があっていいのに、私への激しいバッシングに恐れをなしたのでしょうか。
触らぬ神に祟りなし?
by toruiwa2010 | 2014-09-11 09:43 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
Commented by Yumi at 2014-09-15 21:00 x
西嶋投手は『15 Seconds of fame』になると思います。(15 Minutes of fameですが時代が進んでいるのでSecondに)YouTubeでプロと西嶋選手の動画を見ましたが、ボールがあんな高さになるのはダル以外の選手。日本国内でプレーするならいいんじゃないでしょうか。野球人口減ってますし・・(笑)ダルもスローカーブを投げてますが違いますね。あのような高いところに投げる球をMLBで投げたらバカにしていると乱闘になりそうですね。球速が無くてもコントロールや打者との駆け引きで勝負して欲しいものです。
Commented by toruiwa2010 at 2014-09-15 22:10
Yumiさん、こんばんは。

15 seconds of fame…分かります。
”うけている”のは間違いないですね。
ダルビッシュはあそこまで山なりのボールは投げないでしょう。
unwritten rule にひっかかる可能性がありますからね。
知ってればの話ですが。
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