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岩佐徹のOFF-MIKE

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やさしさと残酷さ~ISIS&マタニティ・マーク~14/09/25

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09/11のツイート

オバマ大統領の演説:これまでは米国人の保護や
人道目的に限定していたイラク空爆の目的に
「イスラム国壊滅」も含めることにした。
深刻な事態にならなければいいがと思うが、
深刻にならざるを得ないのだろうなあ。
国内に動揺はないのだろうか?


空爆が始まり、イスラム国が激しく反発し、誰もが懸念した通り事態は深刻化しています。
傍観しているわけにいかないのは理解できます。しかし、またしても終わりが見えない
“戦争”が始まりました。たくさんの、まだこれからという尊い人命が失われることに
なるのは耐えがたいですね。
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これまで日本人はあまり経験していませんが、宗教や人種に根差した対立を解決するのは
簡単なことではないようです。背景が複雑で、互いの無理解や憎しみが強いからでしょう。
激しい批判を浴びた週刊朝日の橋下徹大阪市長の出自にまつわる記事は“覚悟を持って”
書かれたものですが、“差別”はときに無意識に起きてしまうから厄介です。
私にはこんな経験があります。

アルゼンチンのナルバンディアンというテニス選手についての話です。
10年ほど前に彼の試合を担当したとき、アルメニア系のナルバンディアンという苗字には
“鍛冶屋の息子”という意味があると話しました。情報源は覚えていませんが、ネットで
見つけたその情報を単純に“面白い”と思って、得意気に電波に乗せたのです。

帰国後、視聴者からのハガキの中にとび上がるほどビックリするものがありました。
「あれは差別になるのではないか」と疑問を呈する某国立大学の先生からのハガキでした。
留学生と一緒に放送を見ているときに、セネガルからの留学生が「この発言は差別だ」と
言ったのだそうです。彼の国では、先祖の職業によって差別があって、このフレーズも
それに該当するのだということでした。

愕然としました。
日本にも似たような差別の歴史があったことを知っていますし、放送の世界には、どんな
差別も許さないルールがあり、神経を使っているつもりだったからです。スポーツ実況は
100%近くがアドリブなので「間違いがないように」と常に考えていました。
一方で、「自分の中に差別の気持ちがないのだから、“普通”にしていても大丈夫」という
確信もありました。しかし、この出来事でその自信は揺らいでしまいました。


09/17のツイート

想像もしなかった:妊娠中であることを示す
マタニティマーク …つけていると、嫌がらせを
受けることがあるのだという。絶句する。

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…“差別”というカテゴリに入るかどうかわかりませんが、テレビで知って驚きました。
優先席についてJRの車内に流れる英語のアナウンスで“Expecting mother”***という
優しい言い方がたまらなく好きです。日本語にするのが難しい、いかにも英語的な言葉…
“妊娠している女性に席を譲りましょう”より訴えますね。あと数日で76歳の私でも
妊婦さんを見れば席を譲ろうと思います。明らかな年寄りだから恐縮されることが多いし、
「立っている方が楽なので」と言われることもありますが、声はかけたいのです。
マークを見て、むしろいやがらせをする…という考え方が全く分かりません。

先日は目の不自由な女子高生が足を蹴られる“事件”もありました。うーん、人としての
優しさと残酷さについては考え込んでしまうことが多いですね。

***expectant mother という言い方もあるようです。
by toruiwa2010 | 2014-09-26 09:49 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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