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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300?考えるディレクター 14/09/27

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もう、10月が目の前ですね。
過去のブログをチェックしていると、北京オリンピックのときに書いた
記事が目に留まりました。今日から何回かに分けて、面白そうなものを
お届けします。自分が面白いだけかもしれませんが。ハハハ。


北京からのメール (2008.08.08 初出 )


ご無沙汰しています。

ユーロから4年、チャンピオンズ・リーグを離れてからは
もう何年たったでしょうか…寂しいやら、懐かしいやらです。
あのころは無茶苦茶したのもだと読ませていただきました。

さてさて、今、北京にいます。
某**チャンネルのスタッフとして働いています。
ジメジメした曇り空の中で、公安に囲まれた『平和の祭典』を
粛々と取材したいと思っております。
CL、ユーロ、WC、リーガ、全米、全豪、甲子園、日本シリーズ、
メジャーなどなど、フラフラしてきましたが、オリンピックに
たどり着きました… (中 略)

お体に気をつけて、辛口の『民放五輪報道批判』をお待ちしております。


遠く “スモッグの街”北京からメールが届きました。私から見れば、はるかに年下ですが、
どこか気脈の通じる男として、また、一緒に仕事をした仲間として懐かしいヤツです。

何かをひねり出す…ディレクターには、その“何か”が常に求められていると思います。
この男・Nはいつも考えていました。「どうすれば、より面白くなるか」を。
その被害者になるのは当方なのですが。ハハハ。

2003年全豪のとき、編成部の方針で、サッカー番組のプロモーションをやらされました。
私、田中アナ、そしてテニスのスタッフの中にもサッカー中継にかかわっている者が多く、
「なんで、メルボルンまで来てサッカーの番宣をやんなきゃいけないんだい?」などと、
グダグダ言いながらも協力することになりました。
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その担当がNだったのです。
収録当日、朝からゴソゴソしているなあと思っていたのですが、「そろそろスタンバイして
ください」と言われてその場所に行くと、上半身はビキニ・ブラだけのオーストラリアの
“ギャル”たちが勢ぞろいしていました。やっぱり!ハハハ。
いまさら、逃げ出すわけにも行かず、話の筋とはまったく関係ない“半裸”の少女たちに
囲まれて、バラエティー慣れしていない二人は戸惑いつつ収録を終えたのでした。
まずいことに、こういう演出は“楽屋受け”がいいんです。ハハハ。
案の定、このVTRが東京に送られると、スタジオは大笑いだったようです。

サッカー中継でも何度か海外出張を共にしていますが、ただではすみませんでした。
2001-02チャンピオンズ・リーグのときには、バルセロナとマドリッドでスペイン語を
使ったインタビューをやらされました。
「あなたにとってクラシコ(レアル・マドリーvsバルセロナ:伝統の一戦)とは?」、「今日は
どっちが勝つと思うか?スコアは?」など、決まったことを聞くだけですから、たいした
ことではありませんが、実況という大仕事を控えている身にはやはり負担です。なにしろ、
現地にいても、スペイン語と言えば、朝晩の挨拶ぐらいしか口にしないのですから。
放送を見て、「爺はスペイン語も出来るんだ」と早トチリした人もいたと聞きましたが、
出来やしませんよ、そんなもの。ハハハ。
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2003年は場所がミラノだったのでイタリア語です!
コーディネーターに頼んで、聞くべきことを、全部カタカナにしてもらって、収録前夜に
ホテルの部屋で一生懸命覚えます。何をやってるんだか、と思いつつ。ハハハ。

前年で味をしめたのか、このときは、スタジアム前での挨拶が加わりました。
なんてヤツなんでしょうか。
こんな風に、「オレは新しいことをやってるんだ」と“ひとりよがり”のディレクターが
いるから、私たちはテレビで妙なものを見せられることになるのです。ハハハ。

…と言いつつ、いつの間にか、「今度はどんなことを仕掛けてくるのかな?」と、どこかで
期待するようになり、いいモノを作るためにいつも努力している(ように見える)こいつが
好きらしいから困ったものです。
「ま、Nが言うんじゃしょうがないか」と、ついつい乗せられてガラにもないことまで
やってしまうのです。

収録から数日後になっても、「チャオ ア トゥッティ テレスペッタトーリ、ダーロ 
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ、ペル セミ・フィナーレ チャンピンズ・リーグ」と、
まだ、すらすら言える自分がかわいそうでしたが。ハハハ。


さて、オリンピックがいよいよ始まりますね。
辛口の『民放五輪報道批判』をお待ちしております…などと言われてしまうとあとには
引けません。“血”が騒ぐなあ。ハハハ。

昨日の、サッカー中継でも、終盤のコメンタリー陣は、残り時間がすくなくなるにつれて
“ワケの分からん”ことを口走っていました。
うろ覚えで、精度は70%ぐらいですが、おおむね、こんなことを言っていたのです。
解説者「サッカーの内容では日本が上回っているんですが…」
アナ「(アメリカは)日本から勝ち点3を奪うような出来ではないと…」

気持ちは分からなくはありません。しかし…
それなら、「そんな試合内容なのに、なぜ、アメリカは勝ちつつあるのか?」です。
ほとんどワン・チャンスをものにして勝ったのは、ドロ臭くても、技術的には未熟でも、
アメリカは“勝とう”という気持ちで日本を上回っていたからではないのでしょうか?
どんなに“きれいなサッカー”をやっても、“プレーの内容”がよくても、サッカーは
ネットを多く揺らしたものが勝つことになっているのです。
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若い選手たちが、審判のジャッジに不満を唱えるときに、相手を小ばかにしたような
ジェスチャーをするのは、“Jリーグ”時代になってから目につくようになり、特に、
アジア系やアフリカ系の審判のときに特に目立ちますが、見苦しいです。
かつては、釜本邦茂がいたし、ラモス以下ヴェルディの“スター”が、当時の子供たちに
“悪しき”手本を残した、と思っていますが。

前半終了が秒読みのところで得たCKをもたもたして蹴りそこなうという“失態”は、
どう考えたらいいのでしょうか? 普通のテンポで準備をしていれば主審はCKが終るまで
笛を吹かなかったはずです。“ノーンビリ”だったから吹かれてしまったのでしょう。
救いようがありません。

アメリカが終盤に見せた“時間稼ぎ”は、国際舞台では普通に見られる“駆け引き”で、
解説者も言外に認めつつ、なんとなく不満そうでした。ハハハ。
「こうならないような試合運びをしなければいけない」とどうして言わないのか?
“ドーハの悲劇”は、いまもときどきテレビで「僕はすごくもてました」と嬉しそうに
語る某選手が余計なクロスを上げたことから始まったんじゃなかったっけ?
選手もサポーターもふくめ、サッカーを取り巻く全体が“未熟”のそしりは免れないと
思います。

負けるたびに「課題は見つかった。次につなげたい」と聞かされてきました。
嘘だったのか?…というか、常に“上から”か“同格”目線で話をしていますね。
「やられました。一から出直します」と言ってもらうほうがずっとスッキリするのですが。

アメリカに負けるようでは、決勝トーナメント進出は難しいのでしょう。
しかし、もともと「オリンピックは参加することに意義がある」と言われていたのです。
負けるには負ける理由があり、結局は力の差によって負けるのだと考えるしかありません。
私は、北島康介も谷亮子も、メダルが獲れればよし、世界中からメダルを求めて選手が
集まって来るのだから、獲れないこともありうる…という気持ちでこのオリンピックを
見ていこうと思っています。
by toruiwa2010 | 2014-09-27 08:20 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
Commented at 2014-09-27 16:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by toruiwa2010 at 2014-09-27 16:36
記憶にありません。
50年ほど前の話ですから。
ハハハ。
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