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岩佐徹のOFF-MIKE

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妻を襲った災難~“対角線”骨折から3年~14/10/06

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信じがたい話ですが、“付き合い始めて100日目”など、隣の国では山のようにさまざまな
“記念日”を作ると聞いています。私など、夫婦それぞれの誕生日と結婚記念日はいつも
頭の中にありますが、ほかは、9.11,3.11など大きな出来事について「あれから〇年」が
精いっぱいです。それさえ覚束なくなりつつありますが。ハハハ。

“あの日”から3年になります。テニスの楽天ジャパン・オープンが開幕するといやでも
思い出します。

2011年10月8日、ナダルの準決勝を見るために有明テニスの森に向かっていました。
時間がぎりぎりだったのでお台場海浜公園駅からタクシーに乗ることにしました。
改札を出て階段をトントントンと軽い足取りで降りて行ったのはいいのですが、無意識に
道路を走る車の中からタクシーを探していたのだと思います。そのために足元への注意が
おろそかになっていたようです。最下段から数メートル先にあった5cm足らずの段差に
気づきませんでした。降り切ったところから右に曲がって歩道に出ようとしたそのとき、
この段差にかかった左足首が左側にグキッ…

よろめいて勢いがついた身体はコントロールできず、2,3歩つんのめりました。
「まずい、このままだと顔から路面に突っ込むことになる」と思い、とっさに身体を右に
ひねりました。背中から落ちようと考えたのです。一瞬73歳という年齢を忘れていました。
ハハハ。
私のハンド・アイ・コーディネーション(手と脳の運動調和)は衰えていて、脳からの指令を
忠実に実行することができず、身体は十分に回転し切らないまま、右肩から激しく歩道に
たたきつけられたのです。
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「あっ」という女性の声が聞こえました。
まず、「やっちゃったよ」と思いました。続いて、「相当みっともないことになってるぞ。
人がいる。しっかりしようぜ」でした。かなりの“修羅場”なのにどう見られているかが
気になっているのですから手に負えません。ハハハ。

上半身だけ起こして座り込んだ姿勢の私に人が近づく気配があって「大丈夫ですか?」と、
中年の男性が声をかけてきました。「はい、大丈夫です」と答えて立ち上がろうとしたとき、
右の肩甲骨のあたりがしびれているのが分かりました。

そして、いざ、立ち上がってみると左足の甲にも痛みが走りました。構わず車道と歩道の
境にある柵に腰をおろしました。「さて、どうするか?」…
救急車を呼ぶべきかどうかについて考えましたが、答えはすぐ出ました。Noです。
肩も足も 痛みは我慢できる範囲でしたから。

テニス会場に行けばドクターがいることを思い出しました。
選手だけでなく、観客の病気やけがに対応するために、世界レベルならどんな大会でも
医務室はあるのです。診断の結果「病院に行け」と言われたらそうしよう、と考えました。
ナダルの試合も見たいしなあという未練もあったので、タクシーで会場に向かいました。
ハハハ。

…ドクターは内科が専門だったようですが、丁寧に診てくれました。
この時点では腫れもなく、腕は横にも上にも動かせました。
「折れてはいないようですね。ただ、冷やした方がいいですよ」という診断でした。

試合開始の時間がせまっていたので、足を引きずりながらスタンドに上がり、記者席に
陣取って試合を見守りました。ナダルが順当に勝ったのはいいのですが、試合の途中から
足の痛みが増していました。甲の左 外側です。
もともと、ナダルだけを見に行ったので、試合終了を見届けて引き揚げることにしました。
タクシーで海浜公園駅に戻り、ゆりかもめで新橋に向かっている間にも、少しずつ痛みは
増して行きました。「これはまずい。病院に行った方がいい」とそのとき初めて思いました。

土曜日の午後だったので 妻に電話をかけ、近所で週末も診療している病院を調べてくれと
頼みました。10分後にかけ直すと、行ったことがある病院が4時半までなら受け付けて
いることが分かりました。歩くことが厳しくなっていたので、タクシーで向かいました。

病院は混んでいて1時間半ぐらい待たされ、その間にレントゲンを撮りました。
診察室に入ると、そのレントゲン写真を見た年配のドクターは「あ、折れてますねえ」と
“こともなげに”宣告しました。その瞬間まで、折れているとは思っていなかっただけに
虚をつかれました。 “骨折=腫れ”という先入観念がありましたから、「腫れていないし、
どうせ“強度の打撲”という診断だろう」とタカをくくっていたのです。
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しかも、骨折は 左足小指(第5中足骨)と右の鎖骨の2ヶ所でした!
このとき、頭に浮かんだ言葉…分かりますかね。
「わあ、ディアゴナルじゃないかあ」でした。スペイン・バルセロナの中央を“斜めに”
切り裂いて走る大通りの名前です。
サッカーの戦術の中でも使われる言葉ですが、意味は“対角線”です。ハハハ。

人生初の骨折でした。痛かったわけです。

鎖骨をやられているので松葉づえは使えません。右手もダメです。
足の指を折っていますから、普通の靴を履くまでに時間がかかりました。
窮屈な生活から解放され、電車に乗って“おでかけ”をしたのは翌年の1月でした。
“骨を折る”のは骨折も他人の面倒を見るのも大変という話です。ハハハ。

先月末のある日、リハビリから帰ると妻の姿がありませんでした。私が出かけるときに
「近くまでお買い物に行くだけ」と言っていましたからいるはずなのに。
30分ほどして帰宅した妻が大きなマスクをしていました。“うっとうしいこと”が嫌いで
マスクをしているところなど見た記憶もほとんどないのにおかしいなと思っていると、
「吉祥寺で転んじゃった」と言うではありませんか。それも、顔面から突っ込んだと!!!

マスクを外すと…ハナノカンバセ(=花の顔)は内出血で無残なことになっていました。
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買い物をすませてデパートを出ると目の前の信号が変わるところだったので「渡ろう」と
小走りになったそうです。歩道から車道に出た途端…足をとられて転んだのです。
“一瞬のこと+両手に荷物”でかばうこともできず、アゴから着地したようです。

翌日が私の誕生日だったので妻は私の大好物、トップスのチョコレートケーキを買いに
行ったのです。「近くまで」と言ったのはそれを隠すためで、初めから吉祥寺に行くつもり
だったのでしょう。私の好物のランキングで言えばNo1はアンジェリーナのモンブラン…
どうせなら、銀座・プランタンに向かっていればこんなことにはならなかったのに。

10日近く過ぎて、唇の上のキズはだいぶ治ってきましたが、アゴの内出血はマスクなしで
外出できるようになるまでにはまだ相当かかりそうです。
困るのは外食に行きにくくなっていることです。本人は「私は大丈夫よ」と言いますが、
うっかりすると、私のDVだと思われるじゃないですか。それでなくても評判が悪いのに。
ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-10-06 09:26 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
Commented by リエコ at 2014-10-08 15:06 x
こんにちは。
奥様のお怪我はキレイになってきましたか?
自分の為にお出掛けしての怪我ほど、申し訳ない事はありませんよね。
私もよく失敗して、他の道を選択した自分を考える事があります、映画のように。
早く完治して外食が出来ますように。
Commented by toruiwa2010 at 2014-10-08 20:49
リエコさん、こんにちは。

ご心配おかけしてすみっません。
私の予想より早く回復しています。
内出血の範囲もどんどん小さくなっています。

昨日は、、ウナギを食べに行きました。
店主夫妻は顔なじみ、私たちがいく時間帯に
ほかの客は絶対にいないと分かっているので
安心して出かけました。
月末にはマスクなしで紅葉見物に行けそうです。
Commented by Yumi at 2014-10-09 20:48 x
ご夫婦揃って災難でしたね。でも優しい奥様の心遣いが嬉しいですね。母も数年前、ごみ捨てに行き転びそうになってとっさにごみを手から離せず手を骨折しました。どうぞ、お気をつけてくださいね。でも↑のコメントを拝読すると、紅葉見物にもお出かけ予定とあるので、素敵なお写真を楽しみにしています!
Commented by toruiwa2010 at 2014-10-09 21:32
Yumiサン、こんばんは。

この年齢になって一番怖いのは
自分では上げている足が思うほど
上がっていないために、ひっかかったり、
地面でこすったりしてバランスを崩すことです。

分かっていても、とっさのときに忘れてしまう…
それもまた年齢のせい。ハハハ。
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