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岩佐徹のOFF-MIKE

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「蜩の記」よかった~「アルゲリッチ…」も素晴らしい~14/10/08

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09/28のツイート

Bunkamura でドキュメンタリー映画「 アルゲリッチ
私こそ、音楽 」を見た。小さなスクリーンだが満席だった。
劇映画ではないもののドラマチックだった。
すばらしい作品だと思う。
もう少しピアノを聴かせてほしかった。

「アルゲリッチ…」 ??


アルゼンチン出身の世界的女性ピアニスト、マルタ・アルゲリッチを娘のカメラが追った
ドキュメンタリーです。劇映画としての評価はできませんが、対象人物の性格や人生が
なかなかドラマチックなので面白い作品になっていました。

音楽を聴くのは好きですが、クラシックは苦手です。そういう人は多いと思います。
昔、やはりクラシック音楽など関心がないはずの父が、勤務していた大阪読売新聞主催の
コンサートに行きました。社会部長と一緒でした。ステージにピアニストが登場して一曲、
弾き終えて大きな拍手を受けました。つぎの曲に移ろうとしているとき、社会部長が父に
ささやいたそうです。「バイオリンはいつ出てくるのかな?」
…彼は“ピアノ”・コンサートだということさえ知らなかったのです。ハハハ。

笑えません。
子供のころの私もバイオリンのような弦楽器やフルートなどの管楽器は“音を作る”けど、
ピアノはキーを叩けばその音が出るんじゃないか、とバカにしていたのですから。
ヴァン・クライバーンという青年の登場で目を覚まされました。ビルボードの“ポップ”・
アルバム・チャートで1位を獲得したチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」は
それほど衝撃的でした。まあ、もともとポピュラーな曲なんですが。ハハハ。
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そんな私ですからアルゲリッチについての知識もまったくなく、ショパン・コンクールで
優勝経験を持つ有名なピアニスト…ということぐらいしか知りませんでした。
それでも、断片的に流れた彼女の演奏は魅力的、そして、自信に満ちてピアノに向かう
アルゲリッチは年齢に関係なく美しかったです。
娘がカメラを向けたことで演奏や人生についてのナマの声が聞けているのが面白いです。
欲を言えば、もっと演奏を聴きたかったです。若いころ、しなやかな指で紡ぎ出していたと
思われる音楽と、年齢を重ねたいま、関節が少々太くなった指で力強く鍵盤を叩いて
奏でる音楽はきっと別物なのでしょう。それを聴いてみたかったです。
もちろん、違いは分からないでしょうが。ハハハ。


10/04のツイート

映画「蜩の記」…よかった。
好みもあるだろうが、「柘榴坂の仇討」より
こちらの方がいいと思う。
役所広司の存在が大きい。
惜しまれる点が一つあって、最後まで
納得がいかなかった。

「蜩の記」85


豊後・羽根(うね)藩。
些細なことから城内で喧嘩になり同僚を傷つけてしまった祐筆・檀野庄三郎(岡田准一)に
家老は切腹の代わりとして幽閉中の戸田秋谷(とだ しゅうこく:役所広司)の監視を命じた。
秋谷には幼なじみだった前藩主の側室との不義密通の罪により10年後の切腹とそれまでに
藩の歴史をまとめた家譜(かふ)を完成させることが命じられていた。

山村での庄三郎の“監視”が始まったとき、秋谷が腹を切る日は3年後に迫っていた…
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妻子とともに暮らし、家譜の編纂に取り組む秋谷を訪れて初対面の挨拶をかわすときから
庄三郎は相手に惹かれていきます。彼がその後 何度も口にする“不条理”な仕打ちを
自分の運命だとして悠然と受け止める秋谷の態度が庄三郎だけでなく観客を圧倒します。
時代がずれていますが、“さむらいの心”を描いている点でダブりますから、どうしても
「柘榴坂…」とくらべてしまいます。私の中ではこちらに軍配が上がります。
役所広司と中井貴一…二人とも好きな俳優ですが、今回は役所が中井を上回っていました。

最後の数分間、家族や庄三郎に無言の別れを告げたあと、胸を張って粛々と切腹の場に
歩んで行く秋谷の後ろ姿が多くを語っていました。強く印象に残るシーンでした。
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“納得できなかった点”は出演者の一人のセリフが“現代”のものに聞こえることでした。
カギになる登場人物です。キャスティングにも演出にも“抜かり”があったと思います。
きっと、気になったのは私だけなのでしょうが、彼が話すと、そこだけ時代が違うような
空気になっていて、私には“致命的”に思えました。気がつかないわけはありません。
オーディションなり読み合わせの場なりで分かったはずなのに、なぜ見逃したのか?
これぐらいならいいと思ったか、無視したか…その欠点がなかったらこの映画には90点を
付けられたと思うだけに残念です。

一般の人はどうでもいいことでしょうが、アクセントが気になって仕方がありません。
登場人物たちのセリフの中でも、第三者がこの映画について語るときも、“ひぐらし”の
発音が“グ”にアクセントが来る“中高”になっています。
東京生まれの私は子供のころから“平板”アクセントです。
秋谷がつけている日記が“蜩の記”で、“その日暮らし”の意味だそうですから、おそらく
そのアクセントと関係しているのでしょうが、違和感があります。
ま、それは、この作品の評価とは関係ありませんが。ハハハ。

追記

3点、書き落としました。

映像が美しいです。
寺島しのぶが画面に現れると深みを増しました。
岡田の剣さばき…鮮やかです。

?? アルゲリッチ 娘が追った母の記録 ドキュメントだから採点はしないが素晴らしい
85 蜩の記 今年No1の時代劇だ 90点でもよかったのだが惜しいなあ 役所の大きさ
by toruiwa2010 | 2014-10-08 09:12 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by デルボンバー at 2014-10-08 12:54 x
岩佐さんこんにちは。昨日の朝日新聞の朝刊に、島村俊治アナの記事が載ってましたね。内容は岩佐さんがつねづね言われているアナウンス論、実況論とおなじでしたね。昨晩の世界体操の実況を聴いて、暗澹たる気分になりましたが。
Commented by toruiwa2010 at 2014-10-08 13:12
デルボンバーさん、こんにちは。

私も読みました。
はい、パクられてますね。ハハハ。

体操の実況はニュースの中でしか
聞いていませんが、放送を見る気に
なりませんね。ディレクターの指示も
あるでしょうが、あれでいいと思っているなら
残念です。
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