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岩佐徹のOFF-MIKE

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マダム・マロリー… 85点~トム・アット・ザ・ファーム 分からん~11/07

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マダム・マロリーと魔法のスパイス 85

カダム一家が営むインド・ムンバイのレストランが暴徒に襲われ放火された。
この火事で妻を失ったカダム(オム・プリ)は家族を連れてヨーロッパに渡った。
しかし、初めに落ち着いたイギリスではうまく行かず、大陸に移ることを決意する。

家族と家財を詰め込んだオンボロ車は南フランスの峠でブレーキが故障して立ち往生した。
一家を救ったのは通りかかったマルグリット(シャルロット・ルボン)だった。
民宿に一泊した翌日、売りに出ていた土地にカダムの目が留まった。朽ち果てた建て物は
レストランだったらしい。カダムは「改修してここで店を開業する」と決め、子供たちの
猛反対を押し切って購入した。
通りを挟んでミシュラン1つ星のフレンチ・レストランがあることを知りながら…
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カダム一家が始めたインド料理店「メゾン・ムンバイ」と向かいのフレンチ、「ル・ソル・
プルルール」は何かにつけて激しく衝突します。「異文化」への無理解が根底にありますが、
カダムも「ル・ソル…」のオーナー(ヘレン・ミレン)もプライドが高く頑固だったからです。
しかし、カダムの次男、ハッサン(マニッシュ・ダヤル)の料理の腕前とおだやかな人柄が
マルグリットとの恋もようもからんで、“雪どけ”に向かいます。

「ネタバレしてるじゃないか!」と怒らないでください。
ご心配無用、始まって間もなく、物語の行末はなんとなく見当がついてしまいます。
それでもしっかり楽しめます。作り方が雑でなく、かっちりしているからでしょう。
スティーヴン・スピルバーグと女優&司会者のオプラ・ウィンフリーが製作に参加し、
ラッセ・ハルストレムが監督という豪華な布陣がいい映画を作ってくれたと思います。

インド人の俳優が大勢出ていて、洋画の雰囲気は薄いですが、逆に新鮮です。
ちなみに、原題は“The Hundred-foot Journey”(100フィート=30メートルの旅)です。

軽いタッチのコメディっぽい作品ですが、ここでもミレンは輝いていました。


トム・アット・ザ・ファーム 65

葬儀に参列するため、 住所を頼りにたどり着いた大農場には人の気配がなかった。
カギがかかっていない母屋に入り込み、キッチンのテーブルでうたた寝していたトムは
女性の声で目が覚める。亡くなった恋人の母、アガットだった。
彼女は、我が子の友人としてトムを歓迎する一方、来るべきはずなのに姿を見せない
“息子”の恋人に腹を立てていた。息子の恋人が男だとは思っていなかったのだ…
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このあと、故人の兄の登場あたりから「おいおい、この話はどこへ向かうんだい」という
疑問が頭の中を駆け巡り始めました。

ホラー?
サスペンス?
ミステリー?
えっ、そして、ゲイがらみの話なのかな?

結局、そのすべてをひっくるめた作品でした。ハハハ。
帰宅後に調べて、“監督が25歳”と分かって仰天しました。普通なら途中で席を立っても
おかしくないのに「この先どうなっていくのか」と最後まで私をシートに縛りつけたのは
“才能”があるということなのでしょう。
評価が低いのは描かれている世界が理解できなかったからです。
“僕たちは、愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚えた”とチラシに書かれていました。
それこそ嘘じゃないですか。兄に脅されたトムは“自分こそ”が息子の恋人だったことを
母親に隠し続けますが、この嘘はチラシのコピーとはニュアンスがまるで違います。

同性愛を“差別”する気持ちは一切ありません。しかし、「理解できるか」と問われれば
Noと答えるしかありません。そして、その世界に興味もないので、知っていたら初めから
見に行かなかったでしょう。


グレース・オブ・モナコ 85

ハリウッドの人気女優だったグレース・ケリーがモナコのレーニエ大公と結婚したのは
私が高校生だった1956年でした。当時、同じように大人気だった“肉体派”のマリリン・
モンローらとは対極と言っていい“清楚”さがたまらない魅力の女優でした。
ウィペディアをチェックして、彼女の出演作品はすべて見ていることが分かりました。。
1956年と言えば、「喝采」でオスカーを獲ってからわずか2年後です。
人気絶頂の27歳、しかも、小国とは言え王室に入る…世界中が大騒ぎしたものです。
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映画は、物語の“前提”となるその部分を冒頭の数分しか語っていません。
欧米の人にとっては説明するまでもないことなのでしょうが、どういう経歴の持ち主かを
知らない人が映画に描かれている状況を理解するのは難しいかもしれません。
その点が残念ですが、作品の出来はいいと思います。

主演はニコール・キッドマンです。
映画の成否を決めるキャスティングですから、製作陣が探し回って決まったのでしょう。
顔立ちが似ていなくもありませんし、苦労が多かった大公妃を好演していると思います。
しかし、スクリーンのグレース・ケリーを知っている者には物足りなさが残ります。
“品”…ですね。(左:グレース・ケリー、右:ニコール・キッドマン)
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私の英語力で理解できた面白いセリフがありました。

サスペンスの巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督がモナコを訪れ、出演を打診します。
「相手役はどなた?」と聞くケリーに監督はこう答えました。
「イギリスの情報局員を演じているスコットランド出身の俳優さ」と。
字幕もそのように表示していました。それしか言っていないのですから仕方がないですが。
ハハハ。

映画好きなら、もちろん、ヒッチコックが言っているのはショーン・コネリーのことだと
すぐに分かりますが、誰のことだか分からないままの人もきっと多かったと思います。
“にべもない”監督の言い方と二人の間ではそれだけで話が通じてしまったのが面白く、
ハリウッドが“ジェームズ・ボンド”をどんな目で見ていたかが分かるやり取りでした。
ハハハ。

85 マダム・マロリー… 5点きざみなので85だが90に近い ヘレン・ミレンがいい
65 トム・アット… 同性愛を差別する気持ちも興味もない 作品そのものが理解不能
80 やさしい人 頭頂部が寂しくなったミュージシャンと若い娘の恋物語のはずが…
85 グレース・オブ・モナコ 単純なシンデレラ物語ではなく思っていた以上によかった 
by toruiwa2010 | 2014-11-07 06:48 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by BBB at 2014-11-07 11:41 x
映画の話ではないんですが、昨日フジテレビONEで
昔のプロ野球ニュースが放送されており、
1978年のドラフト会議後のものでした。
黒髪の岩佐アナが広島カープに1位指名された木田勇投手に
インタビューしていました。
彼は入団せず、後に日ハムで大活躍したという結果を知って
見ているので歴史の一部を体験している感じがしました。
当時は在京球団以外は嫌とか、今よりも格差があったのだと
改めて実感した次第です。
Commented by toruiwa2010 at 2014-11-07 12:41
BBBサン、こんにちは。

木田は特に東京に執着していました。
翌年のドラフトは早稲田大学から、岡田の選択権が
阪神に行くのを中継し、翌年は、会場から出てくる
監督たちに話を聞いた覚えがあります。

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