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岩佐徹のOFF-MIKE

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もう一度、健さんを悼む 偲ぶ 惜しむ 14/11/25

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11/19のツイート

雪村いずみ・・・まだ声が出る。
若いときから声量がある人だったけど立派だね。
コンサートのあと親友・江利チエミの夫だった
高倉健の死を知らされ絶句していた。
美空ひばりとの3人娘はまさに私たちの時代の
スターだった。一人、また一人。寂しいね。


古くは徳川御三家に始まり、トリオ、三人組…呼び方はいろいろですが、レベルや力量が
似かよった三人をひとくくりにしてメディアが名付けることがあります。芸能界で初めて
“三人娘”と呼ばれたのはチエミ・いずみ・ひばりの3人だったと記憶しています。
実力と人気を考えたら“史上最強”かもしれません。
チエミはジャズ、いずみはアメリカンポップ、ひばりは演歌…見事に住み分けていました。
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寡黙な映画スター・高倉健と「テネシー・ワルツ」「カモナ・マイハウス」で大ヒットを
飛ばした歌手・江利チエミの結婚は世間を騒がせました。夫婦間に問題はなかったのに、
彼女の家の事情で愛情を残しながら離婚、さらに45歳の若さで亡くなるなど、その生涯は
波乱に満ちていました。チエミの祥月命日には必ず花を贈っていたエピソードと合わせて
私の中ではジョー・ディマジオ&マリリン・モンローと重なるところがあります。

11/20のツイート

朝のワイドショーには俳優・高倉健の生前の
エピソードがあふれている。一度会っただけ、
あとはスクリーンの健さんしか知らないが、
流れてくる映像を見たり話を聞いたりすると、
この人の生きざまの徹底ぶりに胸を突かれる。
訃報を知ったときより今になって熱いものが
こみ上げてくる。


すでに語り尽されて、耳新しいものはほとんどありませんが、人柄をあらわす話が多く、
改めて“大きな人”だったんだなあという思いを強くします。
特に私は今回初めて知ったのですが、彼が新聞に載っていた一枚の写真を「あなたへ」の
台本に貼っていたというエピソードはいかにも彼らしいと思いました。
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大震災のあと、がれきの中を唇をかみしめて水を運ぶ少年の姿に胸を打たれたのでしょう。
「毎朝、写真を見るとぎゅっと気合が入る」と語っていたそうです。

スーパースターでしたから、いいことばかりが伝わり、誇張されたり、脚色されたりして
いるものもあるでしょうが、それを差し引いても人として尊敬できる人物だったのだと
分かります。
ただし、世の奥様方には間違っても「あーあ、それにひきかえ、うちの亭主は…」などと
言わないようにとクギを刺しておきたいと思います。ハハハ。

11/23のツイート

NHKスペシャル・高倉健…よかった。
特に、小林稔侍が自宅で見た絵についての話など。
しかし、ときどき出てくる聞き手がダメだ。
なぜ、若い人にやらせたのか?
“ふさわしい”年齢と言うものがあるだろうに。
もっと、いい話が引き出せただろうに。
もったいない!
 

日曜日の夜、NHKスペシャルで取り上げていましたね。
小林稔侍によれば、高倉の自宅のカベに一枚の絵が飾られていたそうです。幼い兄と妹が
手をつないで海を見ている後ろ姿に胸がいっぱいになり、その絵については、いっさい
話さなかったのだそうです。長く、親しい交友関係にあった彼には高倉がその絵にこめた
思いが理解できたのでしょう。

番組は2011年、遺作となった「あなたへ」の公開時に放送した「プロフェッショナル」を
編集したものですが、亡くなったあとの追加取材や放送しなかった部分をつないだりして、
中身は充実していました。

しかし…

「50年以上、俳優さんやられてきて、長かったですか?」
「長かったと言えば長かったし、あっという間と言えばあっという間だった」とだけ。

「ご自分の中で何か背負ってきたものはあるか?」
「ない、ないよ、そんなもの」と一言。

「いま、なんか夢みたいなものあるんですしょうか?」
「夢?… 何だろうね。…いろんな国の人と映画を撮りたい。うん」…10秒前後の沈黙を
はさみながらそう答え、補足の話を少ししたあと、「終わり」と自分からインタビューを
切り上げてカメラから遠ざかって行きました。
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健さんの胸の内は分かりません。しかし、私には「なんていう質問ばかりなんだ。もっと
話したいことはあるのに」と、その背中が言っているように見えました。

私のツイートに対して「インタビュアーは松平定知のようなベテランがよかったのか」と
リプライがありました。私の答えはこうでした。

アナウンサーの仕事ではないように思います。
健さんと出演交渉し、まとめたプロデューサーなり
ディレクターが聞くべきだったと。
テクニックではなく“思い”がポイントですから。

高倉健のドキュメンタリーはテレビ関係者なら誰だって作りたい番組です。
長い交渉の末に“彼なら大丈夫”と健さんに思わせたからこそ実現したのだと思います。
そこらへんのアイドル・タレントなら聞き手は誰だっていいんです。しかし、これだけの
大物からカメラとマイクの前で“本気の話”を引き出そうと思ったら、インタビューの
テクニックとか話術は関係ありません。気持ちが通じ合う人間でないと無理なんです。

「何十年も生きるわけじゃないから、本音の話をそろそろしておかないと」。
…取材が始まったときの言葉でしょう。
せっかく、本人もある意味 覚悟を決めて取材を受けたのです。結果的に、まとまった
話を聞く最後のチャンスになっただけに残念でなりません。

高倉健…惜しい俳優を亡くしました。
せめてもう一本、見せてほしかったと思います。
もっと言えば、50代60代に、なぜもっと撮っておいてくれなかったのかとも。
彼を生かす企画を監督・脚本家がいなかったことが悔やまれます。

今夜はNHK BSプレミアムで「ホタル」が放映されますね。
見た記憶がありますが、もう一度見たいと思っています。
by toruiwa2010 | 2014-11-25 09:42 | 映画が好き | Comments(5)
Commented by at 2015-01-26 16:32 x
全く同感です・・。
正直申し上げて、近年インタビュー番組を拝見しても、司会者・聞き手の方がゲストの方に対して余り思い入れのない様子や
知識不足で対応しているのを残念に思います・・。
岩佐様が「スター千一夜」を担当されていた頃の思い出も伺いたいです。
Commented by toruiwa2010 at 2015-01-26 16:41
巽さん、こんばんは。

インタビューが下手な私がなぜ
「スタ千」の司会をやらされたのか
今でもわかりません。
野球選手だけでなく、若手歌手にも
何度か話を聞きましたから。
テープが残っていなくてよかった。
ハハハ。
Commented by at 2015-01-26 17:02 x
早速の御返事ありがとうございます。
当方の記憶では、岩佐様の司会・インタビューはいつも見事でした。お世辞でなく、問題の番組も、せめて岩佐様位の映画愛がある方がインタビューすれば良いものになった筈・・と健さんのファンとして悔やまれます。
先日、萬屋錦之介御一家出演の「スター千一夜」が特番で流れていましたが、CS等で再放送して欲しいですね。
そして「イスラム国」人質問題での岩佐様の分析は大変勉強になりました。
Commented by toruiwa2010 at 2015-01-26 17:21
巽さん、褒めていただいて恐縮です。
一番出来がよかったと思うのは
王貞治が756号を打った日のスタ千です。
Commented by at 2015-01-26 17:31 x
思い出しました!
確かにあの日の放送は岩佐様だったような・・・(敬礼)
では、これからも更新楽しみにしております。
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