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岩佐徹のOFF-MIKE

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抜きがたい“差別”?~少年射殺の警官 不起訴~14/11/27

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アメリカ・ミズーリ州ファーガソンで18歳の黒人少年が
白人の警察官に射殺された事件で、24日、ミズーリ州の
大陪審はこの警察官の起訴を見送る決定を下した。
大陪審12人の構成は9人が白人(男性6人、女性3人)、
3人は黒人だった。射殺も不起訴も「差別によるもの」とする
市民の抗議行動は暴徒化した…

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1960年代から70年代にかけて、何か事件が起きるたびに日本メディアには
“病める国”、“病めるアメリカ”という言葉が氾濫しました。
それまでは“富める国”でしたからその落差はとても大きく感じました。
長引く戦争に国民が疲れ、社会のいたるところに“ひずみ”が出たのです。
いつのまにか聞かなくなりました。“常態化”したということでしょうか?

今度の事件を見ていると、どうしても、私がこのブログで何度か使っている
“抜きがたい差別”を思い浮かべてしまいます。
警官が白人&撃たれた少年が黒人という“構図”、少年が丸腰だったことなど、
特に黒人市民の反発を招く要素が揃っていましたから、オバマ大統領を初め、
行政が“冷静に”と呼びかけても簡単に収まるとは思えません。

1992年に日本人留学生がハロウイン・パーティに招かれた家を訪ねようとして
射殺されたとき、「アメリカは銃社会」というフレーズがよく使われました。
多くの市民が銃を所持しているうえに、“正当防衛”という考え方が日本では
考えられないほど、権利として確立しているようです。

先日の映画でも、大統領選でオバマを支持する掲示板を庭に置かせてもらおうと
訪ねた姉弟にその家の主人(白人)が拒否した上、「今度、俺の敷地に入りこんだら
発砲するぞ」と威嚇するシーンがありました。

メジャーを追って渡米したとき日系二世に世話になっていました。
フリーウエイでパトカーにつかまったことがあります。スピード超過でした。
路肩に車を止めると、普段は温厚なおじいちゃんが厳しい口調で言いました。
「降りたら相手の言うとおりにしなさい」と。少しでも不審な行動をすると
撃たれる可能性があるからです。

熱心に追いかけていなくても、なんとなくテレビやネットを眺めているだけで
発砲事件はしょっちゅう起きていることが分かります。特に警官による発砲は
こちらの感覚が麻痺してしまうぐらい日常茶飯事になっています。
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一度書きましたが、現地の新聞でよく目にしたのが“Suicide-by-cop”です。
ほかに“cop suicide”、“copcide”という言い方もあったと記憶しています。
警察官の自殺ではなく、警官を“利用”して自殺する行為を指しています。
日本人には理解しにくいのですが、エアガンなどを手に近づいたり、意図的に
怪しい挙動を見せたりして、「止まれ(freeze)」と言われても止まらず、逆に、
急に走り出したりすることで警官に撃たせ、結果として死を選ぶのです。

“ファーガソン”は 普通の家庭にも護身用の銃があるアメリカの出来事です。
刑事さえ銃の携帯には一定の手続きをして上司の許可を得なければならない
日本に住む私たちには分からないことが多すぎます。
まして、人種問題がからむと“理性”に訴えるだけで解決する問題ではないし、
軽々しくものを言うことはできませんね。

ひたすら、大ごとにならないことを祈るだけです。
by toruiwa2010 | 2014-11-27 09:31 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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