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岩佐徹のOFF-MIKE

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ふしぎな映画「0.5ミリ」~ダメダメの「オオカミは…」~14/12/12

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12/03のツイート

日本にも少なからぬファンがいる
大物監督・タランティーノが「今年のNo1」と
絶賛したという 映画を見た。ひどいものだった。
最後まで見た作品の中で”史上最低”だ。
“嘘をつく”のはタランティーノじゃないか!
今夜の飯がまずそうだ。

「オオカミは嘘をつく」30


森の中。
少年がひとり大木の幹に顔をつけている。二人の少女が走り出した。かくれんぼだ。
少女たちは廃屋を見つけ、一人はクローゼットにひそむ。もう一人は庭にあった土管に
もぐりこんで隠れたが、“鬼”役の少年はあっという間に彼女を見つけた。
もう一人はここに違いないと見当をつけて扉を開けたクローゼットには誰もいなかった。
赤いシューズの片方が残されていた。

誘拐の容疑で教師が逮捕され、少女の居場所を自供させるための取り調べが始まった…
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異論があるとは思いますが、「ジャンゴ」を見て以来、クエンティン・タランティーノには
“いかがわしい奴”という印象を持っています。その彼が釜山国際映画祭での上映後に
“Sensational!  The best film of the year!”と大絶賛したと聞いて「…ということは、
つまり、相当ひどいのだろうな」と思いました。ハハハ。

ところが、念のためにネットの評判を注目していると、かなり高く評価されていました。
熱狂的なタランティーノ・ファンがいるからだ…と思いつつ、イスラエル映画は珍しいし、
万一、いい作品だったら悔やむことになると思って出かけました。
案の定、でした。ただし、拷問シーンが想像したほどではなく、なんとか我慢できたので
最後まで見ることにしました。よくもまあ、こんな映画を最後まで見続けたものだなあと、
我ながら感心します。ハハハ。

筋立ても演出も幼稚で話になりません。私の物差しではあきれるほどひどい映画でした。
上映中に誰一人退席しなかったのが不思議なほどです。嘘をついたのはオオカミではなく
タランティーノだったというオチ。ええ、あくまで、私個人の感想ですが。ハハハ。

“個人の感想”と言えば、ホームページにコメントを寄せた“有名人”の中に、高名な
映画評論家の妹の名前がありました。
「超スリリングなサスペンスというだけではない。
このイスラエル映画は、事件の解明を通して、社会を描く寓話でもある」と。

結末がはっきり伝わらないかった映画をここまで褒めるか…と思います。
“感想”は人によってこれほど違う…ということですが。ハハハ。


12/09のツイート

報知映画賞 作品賞に輝いた「 0.5ミリ 」を見た。
作品賞にふさわしいとは思わないが、安藤サクラの
演技には惹き込まれる。

「0.5ミリ」80


高知で介護ヘルパーをしているサワ(安藤サクラ)は今日も手際よく老人の世話をしていた。
仕事を終えた彼女に老人の娘が「泊りがけで来られないか?」と尋ねた。
死期が近い父親の最後の思い出として「添い寝をしてやって欲しい」というのだ…
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求めに応じた夜、“事件”が起き、サワは仕事と住居を失います。県内をさまよいながら
何人かの高齢者と次々にかかわりを持っていきます。かなり強引なやり方で老人の家に
住みついてしまうのです。必ずしも介護が“目的”ではないので、多くの人が使っている
“押しかけ介護”という言葉は違いますね。

相手の弱みに付け込んで家に入り込むサワを見ていると、そのあとには老人をだまして
金品を巻き上げる…ことが想像されますが、物語はそういう方向には進みみません。
彼女はただ料理をし、家事全般をテキパキとこなしていくだけで何も要求しないのです。
では、目的は何なのか?そこがよく分かりません。
普通に考えたら、住むところと食事を確保するためでしょうが、それにしては不自然で
無理があります。

ネットを検索すると、“津川雅彦”が10分近く「戦争ほど馬鹿馬鹿しいものはない」と
繰り返し話すシーンが評判になっています。監督が訴えたかったテーマの一つでしょうが、
ずいぶん“唐突”で、とってつけたという印象が強いです。しかも、それをなぜ、ボケが
始まった老人に言わせたのかも分かりません。

ついでに。
津川が報知映画賞で助演賞を獲得したのもこの長ゼリフがあったからこそだと思いますが、
私には「津川の演技はいつもこんな感じだけどなあ」…という印象でした。
ほかの老人たちを演じた柄本明、織本順吉も“想定内”の演技でした、
むしろ、“アホの坂田”を封印した坂田利夫がフレッシュでよかったと思います。

この映画を見ることにした理由の一つは安藤サクラです。
これまで、何本かの映画・ドラマで見て、その演技力には注目していました。
「0.5ミリ」の彼女には驚嘆します。
寺島しのぶや真木よう子、仲がいいらしい満島ひかり…“覚悟を決めた”女優さんたちの
ためらいのない演技には惹きこまれますね。凄みさえ感じさせる彼女の今後にはますます
注目が集めることでしょう。

“獲物”を物色し、狙いを定めて仕留めるまでのプロセスはユーモラスに描かれています。
俳優たちの演技も素晴らしくて飽きませんが、196分はいくらなんでも長すぎます。
その割に、“0.5ミリ”や登場人物の一人が“性同一障害”を持っている( らしい)ことの
説明はかなり省略されていました。ハハハ。
「青天の霹靂」を撮った劇団ひとりの言葉を思い出します。
制作に当たって「100分を切りたい」と決めていたそうです。それはあくまで“理想”だと
しても、せめて2時間半以内に収めてほしいです。
ディテイルを丁寧に描くことは大事です。しかし、劇場公開する作品である以上は長さに
こだわることも大事でしょう。

余談ですが、津川の長ゼリフを含め、何か所かで噛んだり声が重なってしまった部分が
そのままになっていました。できるだけ“テーク”を繰り返さず、せりふを間違えても
飛ばしても、自然さを大事にしたのかもしれません。その効果は出ていました。

80点としましたが、上映終了3日前に見に行ってよかったです。
安藤桃子監督…次回作に期待します。期待させるものがありました。
ああ、でも、2時間半までにしてください。ハハハ。

30 オオカミは嘘をつく これほどひどい映画にはめったにお目にかかれないなあ
80 ニューヨークの巴里夫 途中まで分かりにくいけど だんだん面白くなっていく
80 0.5ミリ 196分…ていねいすぎはしないか その割に説明不足の部分もあったり
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by toruiwa2010 | 2014-12-12 08:56 | 映画が好き | Comments(0)
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