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岩佐徹のOFF-MIKE

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自薦・厳選300?芦屋から愛をこめて14/12/20

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From Ashiya with Love ( 2009.07.17 初出 )

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兵庫県芦屋市出身だからと言って、みんながみんなお坊ちゃんではありません!…
ある日の「ケンミンショー」で半田健人が懸命に主張していました。
そりゃまあ、そうでしょう。しかし、“よそ者”にはそう見えるんですよ、これがねえ。
特に、兄のマンションがあるJR駅の北側、いわゆる“山手”ではその傾向がはっきり
しています。
このマンションは古くて、今だったら1500万円ぐらいでしか売れない程度のものですが、
周囲は“豪邸”が立ち並んでいます。
電線が一切ないと聞く“六麓荘”(ろくろくそう)とはくらべものにならないでしょうが、
それでも、100坪は当たり前、200-300坪クラスが“ごろごろ”しています。

“考えすぎ”、あるいは“被害妄想”かもしれませんが、この町に住んでいるとジーパンに
Tシャツ姿を見ても、「こんな格好はしていても、きっとすごい金持ちなんだろうなあ」と
思ってしまうことが多いです。「いかにも、苦労を知らなそうだもの」…。偏見。ハハハ。
慶応大学に入学したとき、付属の塾高や慶応女子高から上がってきたクラスメイトを見て、
彼らが放つ“金持ちオーラ”に知らず知らず威圧されたことを思い出します。

そんな町で暮らしてみて、芦屋や関西について、いろいろ分かったことがあります。
単なる印象に過ぎませんが、以下、久しぶりに、“Cogito”風に書いて見ます。

この町の坊ちゃん、嬢ちゃんは、わりとポルシェやフェラーリが好き
それも、わりと、オープンカーで走ることが好き
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この町の住人は車を運転するとき、わりとスピードを出すのが好き
それなりに交通量のある道と交差する狭い道でも…
しかも、女性は、わりと“いったん停止”を守らない

この町のマダム連中はメッタに謝らない
スーパーでうっかりぶつかりそうになったとき、こちらが「失礼」と
言っても無視されることがほとんどだ
「感じ悪い」と思ったことは数知れず…

この町では、思いもかけないところに食べ物屋がある
マンションの1階だったり、路地の奥だったり・・・
おそらく、おなじみさんだけで商売が成り立つのだろう

この町の食べ物屋では値段設定がおおむね高めだ
「これで高いと思うなら来なさんな」ということだろう
行かねえよ
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エスカレーターや動く歩道で立ち止まるとき、関東は左だが
関西は右側に立つ
ただし、京都駅や新大阪駅では左に立つ人も結構いる
こういう駅では東京からの旅行客が多いからだろう
三宮や大阪駅では、90%、右に立っている
東京から関西、関西から東京に、移動のたびに戸惑う
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SUICAやPASMOの関西版がある
その名もICOCA…イコカ
デザインや色使いはいいと思うが、ネーミングはいかにも…

厚切りの食パンはあまり好きではない
しかし、関西で8枚切りの食パンを探すのは簡単じゃない
4枚切りが多いし、あってもせいぜい6枚切りだ
小さなパン屋のおばちゃんに頼んで“7枚切り”にしてもらう

おばちゃんは、右手にビニールの手袋をはめ、にこやかに
袋に入ったパンをとりあげ、スライサーにセットする
「衛生的でいいなあ」
…が、スライスしたパンを受け止める左手は素手のままだ!

関西でテレビを見ていると“景色”が違う
タレントと視聴者の距離が近い
ローカル番組の「となりの人間国宝」というコーナーで
円広志が町を探訪していた
八百屋のおかみが言い放った
「テレビ出とったらカッコええけど、足短いなあ」
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サリン事件以後だったと思うが、東京では公共の場に
ゴミ箱がない
関西では、“普通に”設置されている駅が多い
「何かが起きるとしたら東京が先やろ
それから撤去すればええんちゃう?」

映画館のチケット売り場で「次の回、シニア一枚」と1000円を
差し出すと「身分を証明するものをお持ちですか?」と係りが
聞いてくる確率はおよそ8割  
東京では10回に1回もない
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「関西人だからいうて必ず値切ったりしまへんで」
テレビで島田紳助が言っていた
そうかもしれない
しかし、「1円でも安く」の考え方は東京の比ではない
いたるところに金券ショップがあって、その多さに驚く
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「食べある記」で訪ねた中で、味が合格点以下だった店はない
唯一、リストからはずした店は“サービス”がダメだった

メニューを見て迷い、注文係りに「焼くのでも、煮るのでも
いいんだけど、何かお勧めはある?」と聞いた
彼は同じことをカウンターの向こうにいる調理人に尋ねた
間違いなく聞こえたはずなのに答えはなかった
「全部、お勧めだと思います」と、気まずそうな彼
「これはまずかった」と反省し、何品かを注文した

写真を見た妻が「ケーキみたいね」とメールしてきた、見事な
ふろふき大根をおいしく食べたあと、土鍋で炊いたご飯と味噌汁、
香の物が出てきた
メインとして注文した“地鶏のゆず胡椒焼き”は遅れている
茶碗に二杯分あるごはんを温かいうちに食べようと、味噌汁と
香の物で一杯目に取り掛かった

終わって、はしを置き、地鶏を待つ
来ない
腕組みをして待つ私に気づいた通りがかりの女性の店員が
問いかけるような顔を向けてきた
「地鶏を注文したんだけど、(厨房に)伝わってるかな?
まだだったら、もういいですから」と、決してクレーム口調ではなく
小さな声で告げた

店主でもあると思われる、光GENJIの諸星に似た金髪の調理人は
私の顔を見て、「ああ、すみません」と、頭を下げた
「じゃあ、もういいよ」と言って、会計をしてもらった
店を出るとき、店主からは一言の挨拶もなかった
歩きながら、明細をチェックすると、1円も値引きされていなかった
680円の土鍋ごはんを半分、残さざるを得なかったのに…

後日、このことをほかの店で話すと「○○ですか?」と店の名前を
言い当てられた

味は悪くないのに、惜しい

おまけ

毎年、この時期になると黒豆が送られてきます。
江東区牡丹・佃屋の”絶品”です。
品物も…ですが、めったに会えなくなった贈り主が
健在だと分かってうれしいです。
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by toruiwa2010 | 2014-12-20 07:54 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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