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岩佐徹のOFF-MIKE

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泥沼化を危惧する~風刺画 ふたたび~15/01/14

何度か書いていますが、人種や宗教について話をするときは“慎重さ”が求められます。
フランスでの痛ましい事件を見て、思うことはありましたが、なかなか書けませんでした。
襲撃を受けたシャルリー・エブド紙が、最新号で再び風刺画を、しかも、“表紙・全面”に
載せると聞いてショックでした。

不屈な精神は大切だと思います。
今、少しでも“ひるむ”姿勢を見せれば、テロリストを勢いづかせることも分かります。
しかし、とても難しい判断ですが、この時期にイスラム社会、特に過激派を刺激するのは
“賢いやり方”でしょうか?

「恐れず、言うべきことは言う」という強い意志を示したいのだろうし、新たなテロの
きっかけを作ることも覚悟しているのだろうが…と思いつつ、ネットを眺めていると、
このツイートを見つけました
d0164636_9363394.jpg
…文章全体を支持するつもりはありませんでしたが、“言論・表現の自由”にも限界が
あるのではないかと疑問の声を挙げているツイートとして納得する部分があったので
画像として引用してツイートしました。
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ご存知の方も多いでしょうが、フィフィさんは外国人タレントとして一時はよくテレビに
出ていた“エジプト”国籍の女性です。日本語は堪能です。私同様、過去に炎上騒ぎも
あったようですが、思い切った発言はときどきネット上で目にしていました。
発言のすべてに同意するものではないものの、叩かれても、何を言われても“ぶれない”
姿勢は見習うべきだと思っています。

私も含めて、イスラム教についての十分な知識を持つ日本人は少ないでしょう。
予言者・ムハンマドの姿を描かないこと自体が信仰の表れであり、絵に描き、あまつさえ、
その絵で侮辱することなどありえない…とする考え方があると言います。

だとすれば、それを尊重するのは当然ことだと思います。
“表現者”なら、直接、姿を描かなくても言いたいことは発信できるはずです。
NYタイムズはテロの“引き金”になった風刺画を転載せず、批判もあったようですが、
編集主幹は「読者、特にイスラム教徒の読者の受け取り方を考えて決めた。侮辱と風刺の
間には境界があり、これらの多くは侮辱だ」と話しているそうです。
NYポストは今回の風刺画を転載しているようです。意見が分かれていますね。
d0164636_936588.jpg
フィフィの“下品”や主幹の“侮辱と風刺”の判断基準には議論の余地があるでしょう。
しかし、立ちどまって考えることは大事だと思います。
一方、最新号の表紙を描いた漫画家は「笑わすことができるイラストにしようと思った。
すると、代表作のムハンマドが浮かんだ。いつも私を笑わせてくれるやつだ」と話し、
さらに、“この絵を描いたことで心配はないか”と聞かれて「ユーモアの知性を信じている。
犯人はユーモアを失っていただけだ」とも。
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“ユーモア”…。
そこですよね。相手は“面白い”と受け取っていないのですからこれは通じないでしょう?
脅しに屈しないのは立派ですが、何かが違う気がします。おかしな方向に進んでいないか
心配するのは私だけではないでしょう。新たな風刺画を載せたことで事態が泥沼化し、第2、
第3のテロが起きないことを祈るばかりです。

ちなみに、書くまでもないことですが、テロを容認するつもりは全くありません。
また、私がフィフィの発言について共感したのは…
「下品な風刺画で信仰を冒涜し続けることを
表現の自由って、それ違うよね?」 の部分です。(“下品”かどうかの判断は別です)
“これらの風刺が=ヘイト”という考え方には、必ずしも賛成しません。

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by toruiwa2010 | 2015-01-14 09:41 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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