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岩佐徹のOFF-MIKE

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フィギュア・四大陸選手権から 15/02/16

この世界での扱いもランキングに反映されるポイントも欧州選手権と並んで世界選手権の
次にレベルが高い大会だ…と中継で言っていました。
しかし、正直に言うなら、オリンピックの翌年で世代交代の時期だからと理解した上でも
全体の“スケール・ダウン”感は否定できません。


高橋大輔や織田信成が抜けたあとの男子で注目したのは宇野昌磨です。
世界シニアにどんなデビューをするのか?
SPはかなりいい出来だと思いました。いくらなんでも“衝撃の”は明らかに言い過ぎだと
思いますけど。ハハハ。
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本人も話していますが、大舞台でも緊張しないのは大きな武器ですね。
のびのびと滑り、フィニッシュの直後にコーチに向かって「ね、よかったでしょ?」と
言わんばかりの顔をしたのが少年っぽくて印象的でした。

放送前に結果を知っていました。
彼のすばらしいSPを見たとき、最終滑走のデニス・テンが9点近くも上回る点をたたき
出していることに驚きました。「ウソだろう」と思っていましたが、回転の実にきれいな
ジャンプとなめらかな着氷を見て納得しました。
オリンピックのメダリストと“新顔”ですから、ジャッジの心理に微妙な“バイアス”が
かかっていた可能性もあるでしょう。ジャッジも人間ですからロボットのように先入観を
100%排除しろと言ったって無理というものです。

対照的にFSでは硬さが見えました。コメントを聞けば、国内練習のでは好調だったのに、
韓国に入ってからは特にジャンプが「理由が分からないほど」不調になったそうです。
野球でもテニスやゴルフでも一夜明けたら…という話をよく耳にします。スポーツでは
好調をキープするのが難しいのでしょう。キャリアが浅い宇野にとってはたぶん初めての
経験でしょうから戸惑ったと思いますが、将来、必ず役に立つはずです。

今回はメディアやファンが騒ぎすぎたこともあって、期待を裏切った形になりましたが、
彼の演技はすでにシニアでもトップクラスに迫っていると思います。今シーズンは世界の
ジャッジたちに顔と名前を売り込めば目的を達したと考えていいのではないでしょうか。

世界のトップ・羽生結弦、それを急激に追い上げて行きそうな宇野昌磨…日本男子は当分、
この二人のワン・ツーで推移することになりそうです。見事なFSを見せた村上大介には
“大化け”の可能性を感じますが、出来不出来の差が大きいのは不安要素ですね。
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女子も宮原知子がミスを重ねて表彰台のてっぺんを逃がしました。緊張したようですね。
“世界”レベルのタイトルが目の前にあったのですから無理もありません。
ジャンプのミスは少ない選手だと思っていただけに、3回転を2度失敗しての116点台は
かなり意外でした。
大きな懸念は早くも壁にぶつかったのではないかという点です。シロウトには分からない
“伸びしろ”があればいいのですが、今が完成型のような気がしてなりません。

前にも書いた通り、“大型”スケーターとして本郷理香の成長には時間がかかると思います。
一時的かもしれませんが、樋口新葉が二人を抜いて日本女子のトップに立つ日が来そうな
予感があります。もっとも、今の女子の選手層ならほかの誰かが“ごぼう抜き”してくる
可能性すらあって、浅田真央・鈴木明子がいなくなって小粒にはなりましたが、楽しみは
増えたかもしれませんね。

フジテレビの中継

事情があることは理解しますが、最近“生対応”が多かっただけに男女SPと女子FSが
録画だったのは残念です。ファンの反発は甘んじて受けなければいけません。
国分太一は全日本のとき、すでにいなかったんでしたっけ?
タレントが仕切る形でなくなってもまったく違和感はありませんね。画面が少し華やかに
なるのは事実ですが、視聴者は「だから 見よう」という気持ちにはならないでしょう。
こうして、少しずつでも“原点”に戻って行ってくれるといいのですが。

男子を担当した西岡孝洋アナについてはほとんど注文がありません。私のことですから、
“満点”だと言っているわけではないと思ってください。今回は、特に突っ込むところが
見当たらなかっただけです。ハハハ。
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女子は中村光宏アナでした。
若さを前面に出すのはありだと思います。しかし、“幼く”なったらダメでしょう。
厳しい言い方になりますが、今の実況は“しゃべる訓練を受けた若者が目の前の出来事を
アナウンサーっぽく描写している”に過ぎません。

“クセ言葉”が多いですね。
「…してきました」、「…して見せました」、「何位につけています」…たびたび 似たような
言い回しが出てきます。普通に「…しました」でいいのではないですか?
失敗が多くて点数が出なかった地元のパク・ソヨンは5位に“つけた”のではありません。
彼ではなかったと思いますが、「…が見て取れます」も最近のアナが良く言います。
いずれも、学生時代には口にしたことがないフレーズのはずです。先輩が使っているのを
耳にして、“プロのアナウンサーっぽい”と聞こえたのかもしれませんが、そんなことを
真似ても意味はありません。

FSの6分間練習中、こんなやり取りがあって気になりました。
序盤に難しいジャンプを入れているゴールドについて荒川静香が「…体力があるうちに
稼いでおこう…」と解説したのに、もう一言あったあと「なるほど…最初にまず強さを
印象付けてしまうという意図があるかもしれません」と引きとっていました。あれまあ、
荒川の話と意味が違うと思うけどなあ。ハハハ。
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局の事情もあるのでしょうし、本人が気に入っているのだと思いますが、「めざまし」との
掛け持ちは早くやめるべきです。あるいは、上に立つ人がやめ“させる”べきです。
長く続ければ続けるほど両方とも“そこそこ”で終わります。大谷翔平と同じ危うさを
感じます。私が知る限り、“二股”かけて、大成したアナウンサーも野球選手もいません。
恋愛と同じです。 違うか。ハハハ。

1年目から一生懸命だったし、明るいキャラで求められれば“バカ”にもなれる中村アナは
フジテレビにとっても得難い素材だと思います。どちらか一本に絞ってやってほしいです。
私には情報系の方が向いているように見えますが。

全日本選手権のとき、「…を教えてください」、「…聞かせて下さい」が多く、思わず注文を
つけた三田友梨佳アナのインタビューには工夫の跡が見られました。
ネットでは、それでも「同じことばっかり聞いて…」など、いろいろ言われていましたが、
“放置”でいいでしょう。時間が限られている中で、これだけは聞かなければいけない…
ということあるのですから、そう簡単ではないのです。

ただし、例えば、FSのあとの宮原への最初の質問などにはもっと工夫が欲しいですね。
インタビューの場所に現れた宮原の沈んだムードと三田アナの明るめの声のトーンの間に
大きなギャップがありました。満足していないのは明らかでした。
「2位という結果でしたが…?」と振ってマイクを宮原の前に出し、あとは相手に任せる
という方法もあります。時間がかかっても必ず答えは出てくるはずです。
初めからセッティングされたインタビューと違って、こういうケースでは相手の雰囲気を
大事にするのが鉄則だと思います。

あーあ、偉そうに書いてるけど、現役のときにそれが分かっていたら、もう少しうまい
インタビュアーになれたかもしれないなあ。ハハハ。

私のツイッターやブログを読むわけはないので、社内でも誰かに注意されたのでしょう。
いい傾向だと思います。入社早々はともかく、数年たつと周囲が何も言わなくなります。
苦しむのも成長の過程ですが、適切な助言は決してマイナスにはならないはずです。
私のアドバイスが“適切”だと言っているわけではないので。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2015-02-16 08:40 | フィギュアスケート | Comments(2)
Commented by vevey at 2015-02-16 10:33 x
岩佐さん、こんにちは。

確かに最近のフジテレビのフィギュア中継はスポーツの原点にもどったような感じで、本当に見やすくなりました。
全日本など、日頃見ることのないこれからの選手をじっくり見られて、フィギュアファンとしては満足です。
国分太一の門前の小僧的な感想は全く必要がなかったですね。

宮原は確かにちんまりまとまってしまっている感は否めないです。本郷も永井もまだまだ伸びしろがあり、多少の時間がかかっても今後に期待できますね。若手が育っているのは荒川や安藤、浅田選手の影響でしょうか?楽しみです。
Commented by toruiwa2010 at 2015-02-16 14:46
veveyさん、こんにちは。

あまり、全面的に信用しない方がいいです。
テレビはつねに”変化”しますから。ハハハ。

私の院長ですが、フィギュアのスター選手は
ぐいぐい来る…感じです。宮原はそれが
止まった感があるので心配です。
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