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岩佐徹のOFF-MIKE

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逸見政孝没後21年~生き急いだ…よね~ 15/02/25

逸見政孝没後20年以上が過ぎた。
TBS「爆報THEフライデー」に
かつての同期が出るそうだ。
“担当者から「集めてくれ」と
要請され引き受けたが、交渉が
大変だった”とMがブログに
書いている。
“逸見は同期からあまり良く思われて
いなかった”…とも。うーん。

書いたけど、送信しなかったツイートです。
視聴者と、近くにいた者の印象はイロイロと…
あとは察してください。


20日の記事に書き込まれたコメントに対する私の返信です。
嘘はつきたくないけど、本音のまま書いたら“嫌なやつだ”と思われるだろうなあ、と
さんざん悩んだ末の文面です。ハハハ。
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フジテレビの後輩・逸見が亡くなったのは1993年のクリスマスでした。
顔を見ない日はないと思うほどテレビに“出まくって”いた時期でしたからファンの数も
ハンパではなかったでしょう。
享年48歳…若すぎる死でした。“生き急いだ”感が否めません。

「3時のあなた」で扇千景のアシスタントをしたときも一生懸命でしたが、田丸美寿々と
組んだ「ニュース630(ロクサンマル)」での張り切り方は目を見張るものがありました。
視聴者からの投書には自費で作った写真入りのハガキでせっせと返事を書いていました。
コンビを組んでいたことがある幸田シャーミンとは大声をあげて言い合っていました。
あの笑顔とは対照的にかなり気が短い男でした。“溜まって”しまうのでしょう。

顔と名前を売りたい、人気者になりたいという気持ちを隠しませんでした。
あまりにも見え見えでむしろ“あっぱれ”だと思いながら見ていました。
ただでさえ忙しいのに、月‐金でプレシャーのかかるニュース番組を終えた週末になると、
土・日、土・日と契約しているホテルで披露宴の司会をしていました。それほど有名では
なかった彼は7,8万円の安いギャラの中からかなりのマージンを取られながら、ほぼ毎週、
このバイトに精を出していたのです。それだけが原因ではないでしょうが、数ヶ月で体を
壊しました。のちに、有名人同士の披露宴の司会をすれば、恐らく数百万円のギャラを
手にしたに違いない“大スター”になったとは言え、このころのハードワークが早すぎる
死を招いた可能性もあると思えば、勘定が合いません。今 思い返すと痛ましい限りです。
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5年あとに入社してきたときから私は彼が好きでした。私と同じスポーツ・アナを目指すと
言っていましたし、仕事への取り組み方や生真面目な生き方が気に入っていたのです。
“偉そうな”言い方になりますが、可愛がっていました。
ただし、数年後に、私が労働組合を脱退したときには部内で顔が合っても完全に無視され、
職場集会では厳しい顔で“糾弾”されました。思い出しても♪おっかないんだから~。
ハハハ。

私がアナウンス部を離れたあと、仲のいい関係に戻りましたが、ニュース・情報系番組で
どんどん大物になって行く彼にかける言葉はあまりなく「無理して身体を壊すなよ」と
言うのが精いっぱいでした。

がんで危ない…と聞いたのはWOWOWに出向しているときでした。
最初の感想は「無茶をするからだ。親不孝だなあ」です。彼の弟は同志社大学相撲部で
全日本の決勝に進んだこともある“つわもの”でしたが、やはりがんで32歳のときに
亡くなっています。兄弟そろって親に先立って逝ってしまったのです。
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「私が今、侵されている病気の名前、病名は……癌です」

いかにも逸見らしいなあと思ったのは、最後の入院の前に開いた記者会見です。
最後の力を振り絞った“大芝居”に見えました。そして、見事に“演じ”きりました
おそらく、会見を終えた時点で、本人は大満足だったと思います。
数年たってから、ある編集者が「会見が終わったとき、彼は“これ、行くよね?”って
言いました」と話しているのをスポーツ紙で読んで、ますますその思いを強くしました。
“行く”とは、つまり、高い視聴率が出る、という意味です。真偽のほどは分かりません。
しかし、愛すべき後輩・逸見政孝なら十分に“ありうる”話なのです。

あのころ、彼はすでに死を覚悟していたと思います。
だからこそ、最後の“ステージ”で何かを残したいと考えてあの会見を開いたのです。
根っからの“テレビ屋”でした。目的は立派に果たして旅立っていきました。
…だから“満足”だっただろうと思うのです。思いたいのです。

冒頭の文章にある、自分のブログに“逸見は同期からあまり良く思われていなかった”と
書いたMは大学時代からの逸見の同期生です。逸見の“親友”と称しているほどですから
悪く言ったつもりはないのでしょう。私のこの記事も逸見を懐かしんで書いたものですが、
読み方次第では“悪口”と取れるかもしれません。少なくとも、テレビでしか逸見政孝を
知らなければ、抱いていたイメージとの間にギャップを感じるでしょう。避けることは
難しいですが、テレビの視聴者が画面を通して見るテレビ人はある意味“虚像”です。
本人が作ったり、演出によって作られたりしたものと知っておくべきです。

私のツイートやブログを読んで「フジテレビやWOWOWで見ていた岩佐と違う」という
クレームをもらうことがありますが、当然だし、自然でしょう。
現役アナウンサーは本音で話しているわけではありません。どこかで抑制しています。
私の場合、ヤクルトが好きで“アンチ巨人”でしたが、実況のときは気づかれないように
巨人の話題を多く話していました。
逆に日テレのアナが巨人好きだとは限らないし、九州のアナの中に「本当はホークスが
嫌いなんだけど…」と思いながら熱狂的な応援実況をする人がいてもおかしくありません。
ハハハ。
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彼を知り尽くしている私としてはイメージを壊さないように
慎重に言葉を選んで話したつもり。


「爆報THEフライデー」は見ませんでしたが、番組収録後のブログに“親友”・Mは
そう書いていました。坊主の彼でも“本音”をあからさまに語ることはできないのです。
ハハハ。

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しだれ・・・

近所で一番美しいしだれ梅です。
まだ、五分ぐらいです。
さて、この春はどこへ梅見に
出かけましょうか?

by toruiwa2010 | 2015-02-25 08:26 | 友ありて | Comments(8)
Commented by へいすけ at 2015-02-25 12:47 x
逸見さん、有名人になられてからもアルバイトを
されていたとはちょっと驚きです。少しでも身体を
休める時間があったら、異変にも気付き、早期発見、
治療ができたかもしれません。本当に残念でした。
ちなみに、身近に1964年入社の某局アナ(すでに
他界)がおり、アルバイトの話はよく聞かされ
ました。スポーツアナよりも、芸能担当の方が
よくやられていたのではないですか?
私が以前勤めていた某ホテルの司会者契約のなかに
有名な方を含め、局アナさんが数人入ってました。
Commented by nafukaru8 at 2015-02-25 13:59
アナウンサーの世界も妬み嫉みが
激しいものなのですね。
Commented by えどたろー at 2015-02-25 21:35 x
岩佐さん、こんばんは<(_ _)>

逸見さんの番組をよく観ていたの
ですが、こんな良い人は
二度と出てこないだろうなぁと
子供心に思っていました。
ですので、短気だったという話や
ブログ記事の、数字が行くの話を見て
少しショックだったりします(^^;)

それと‥虚像の話。ぼくもブログで
岩佐さんのイメージがかわった
一人ですが、Mさんへのイメージも
ブログでかわりました( ̄∇ ̄;)
Commented by toruiwa2010 at 2015-02-26 06:51
えどたろーサン、おはようございます。

ショック・・・でしたか。申し訳ない。
例の件以来、アクセス数も減ったので
好きなことが好きなようにかける環境に
なりました。ハハハ。

Commented by ひろ☆はっぴ at 2015-02-26 11:51 x
逸見さんが存命であれば、数え年では去年が還暦だったんですね。時の流れは早いものです。
当たり前ですが当時のテレビ業界、あるいはフジテレビの社内で逸見さんがどんな人だったかは、視聴者が伺い知ることは困難でした。様々な葛藤を微塵も感じさせなかった逸見さんは、見事にプロだった訳ですね。同時に画面の中と実像とのギャップが大きかったのだろうと推察します。亡くなった後もこれだけ話題にされる存在であり続けていることは、なかなかないでしょう。

そういえば益田由美さんがフジテレビの女性アナ初の定年退職だとか。これも月日を感じさせるお話です。お由美さん、お疲れ様でした。
Commented by ひろ☆はっぴ at 2015-02-26 11:54 x
岩佐さん、すいません。
年齢の計算もできなくなってましたorz
逸見さんは存命ならば還暦でなく、古希を迎えたはずでした。
訂正させて下さい。
Commented by 老・ましゃこ at 2015-02-26 23:54 x
しだれ梅の写真、とても美しいです!
花の色合いや姿を、出来ればもっと大きな写真(ギャラリー版?)で
じっくり見たいと思いました(^^)
Commented by toruiwa2010 at 2015-02-27 06:32
老・ましゃこサン、おはようございます。

塀の外からなので全体を撮るのは
なかなかむつかしくて。
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