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岩佐徹のOFF-MIKE

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“十把一絡げ”…はねえ~曽野綾子のコラムが叩かれて~15/03/12

作家・曽野綾子が産経新聞に書いたコラム(2/11分)が厳しい批判にさらされています。

最近の「イスラム国」の問題など見ていると、つくづく
他民族の心情や文化を理解するのはむずかしい、と思う。
一方で若い世代の人口比率が減るばかりの日本では、
労働力の補充のためにも、労働移民を認めなければ
ならないという立場に追い込まれている。


…書き出しの部分に問題になる要素はないと思います。しかし、労働力を補充するための
移民受け入れについていろいろと意見を述べたあと、こう結んでいます。

「人間は事業も研究も運動も何もかも一緒にやれる。
しかし、居住だけは別にした方がいい」


しかも、南アフリカの“アパルトヘイト”を語る文脈の中から導かれたように読めます。
人種差別を容認するような記述になっていますから、批判されるのも仕方がないでしょう。
加えて、メディアが“あの”産経であり、著者が保守的な発言の多い女流作家…となれば、
非難の声が上がるのは避けられません。その決めつけ方には問題があるとしても。

先週金曜日の夜、地上波にこれはという番組が見当たらず、ザッピングしているときに
BSフジの「プライムニュース」で曽野綾子氏の顔を見つけました。
コラムが出たあと産経に抗議した駐日南ア大使が隣りに座っていました。
どんな話になっているのかとても興味がありました。
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…結果的に、見始めたところがコーナーの最後の部分でしたから、本当は番組について
何かを言う資格はないのですが、見た部分の中に、「これなんだよなあ」と私的に合点する
やり取りがありました。

曽野綾子 のコラムが叩かれた。
中身を読めば仕方ない。
BSフジ・プライムニュースで曽野と
駐日南ア大使が笑顔で話していた。
部分的に見ただけだが、誤解された部分も
あるようだ。
新聞に出たのが2月11日だったことに
特別の意味を与えようとする人もいるが、
彼女に自覚はなく…(続

続)…いつも通り月曜日に原稿を渡した。
掲載もいつも通り水曜日でそれがたまたま
2月11日だった。建国記念の日を意識した
ものではないと言う。事実だろう。
今さら自分を正当化する必要はないもの。
コラムの中身はともかくなんでも叩く材料に
するのは品位に欠ける。(続

続)大使は「たまたま、その日がマンデラが
解放されてから25年目で私たちがお祝いを
している日だったのは不幸だった」と曽野の
腕に軽く触れながら穏やかな口調で話していた。
直接話し合えばとける誤解・怒りもあるのだ。
序盤でどんな話が出たのか是非知りたい。


そう、つぶやきました。
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アパルトヘイトや人種差別を容認するかのような記述がある曽野コラムをかばう気持ちは
これっぱかりもありません。「許せない」と非難する人たちに反論するつもりもありません。
ただ、私は大使の右手が曽野の左の腕に軽くタッチするのを見て少しホッとしました。
聞けば、この生放送以前に二人は一度会ってかなりじっくり話していたそうです。
直接 意見をぶつけることで分かり合えることもあったはずです。
逆に、間接的な非難合戦はいい結果を生みません。

まして、“キモがダメだからすべてダメ”と外野が言うことには異を唱えたいのです。
コラムが掲載されたのが2月11日…つまり“建国記念の日”だったことに絡めて“だから
曽野は”と意図的にこの日を選んだかのように攻撃するのは視野が狭すぎます。
“超スローボール”のときも、“世の中をなめた”と書いたばかりに、高校生がこの球を
投げることを“投球術”と考えるかどうかの議論は起きないまま終わってしまいました。

大騒ぎになった数日後、広島カープの堂林選手とTBS・枡田絵理奈アナが結婚すると聞き、
枡田アナには期待していただけに「彼女にはもっと頑張ってほしい」とつぶやいたところ、
たちまち、“岩佐徹が今度は堂林に喧嘩を売る”とやられました。
“意味不明”です。ハハハ。

発言の一部をとらえて全体を決めつけるのは、日本独特の傾向ではないでしょうか。
そして、マスコミなど第三者を通してのやり取りは誤解を生む元です。
私はツイッターのDMで西嶋投手と直接 言葉を交わし、言いたかったことが言えましたし、
彼が考えを知ることもでき、“全面的”ではないでしょうが、理解もしてもらえました。

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ちなみに、この番組を見ていた人たちのツイートで雰囲気を探って分かったことは…

曽野の第一声は、抗議を受けたあと連絡して時間をとってもらったことへの感謝だった。
大使は「アパルトヘイトを引き合いに出して欲しくない」「曽野氏とは意見が違う」と主張。
曽野「差別でなく区別。人種ごとの差別ではなく個人の個性や選択に基づく区別です」と。
大使「法律により人種や宗教で分けるのはアパルトヘイトである」「日本がどんな法律を
作ろうと構わないが、南アフリカをモデルに挙げられるのは拒絶する」
大使は終始一貫、曽野氏の書いたことはその文脈の中で明らかに間違いだと言い続けたが、
それを大使は曽野への敬意を欠かさず素晴らしい態度で表明した。

…ぎくしゃくしていたかどうかは別にして、少なくとも、“友好的な雰囲気”ではなく、
私が見たのは本当に“一部”だと分かります。基本的なところで意見が違うのですから
無理もありませんが。
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司会が曽野寄りだった。曽野氏を使って意見を大使に押し付けていた。
おぞましい番組だった。曽野の話は自己弁護に終始した。

ツイートを見て意外だったのは司会が不評だったことです。
面識はありませんが、母局の後輩としてではなく、見識を持った記者だと思っていたので
“偏っている”と評価されていることが腑に落ちないのです。
今度、じっくり見てみます。
by toruiwa2010 | 2015-03-12 09:40 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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