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岩佐徹のOFF-MIKE

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イミテーション・ゲーム 90点!~風に立つ…は空回り?~15/03/18

イミテーション・ゲーム 90

1951年、イギリス・マンチェスター。
ケンブリッジ大学で数字を教えるアラン・チユーリングの家に賊が入った。
隣人の通報で警察官が駆けつけると部屋は荒らされていたが、アランは取られたものは
何もないと告げた。かたくなな態度だった。

時代をさかのぼって1939年、ロンドンのブラツチリー無線機器製造所の一室で若き日の
アランが海軍の面椄をうけている。イギリスがドイツと戦争を始めた直後だ。
合格した アランと5人の同僚に与えられた任務はドイツ軍の暗号を解読することだった。
当時 相手の無線を傍できても暗号が使われているため、内容をつかむことはできなかった。
解読できれば、戦争を勝利に導くことが可能だと考えられていたのだ。

数学の天才を自負し、自分にも他人にも厳しいアランを同僚は受け入れなかった。
まったく意に介さない彼は目的を達成するための“電子計算機”の組み立てに没頭した。
のちにコンピューターと呼ばれることになる機械だ。

途中から解読チームのメンバーに加わったジョーンは優しい目でアランを見守っていた…
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すばらしい人間ドラマになっています。

帰宅後、公式HPを見てビックリしました。

“挑むのは世界最強の暗号――—  世界絶賛!泣けるミステリー!!”

えっ、“ミステリー”だったの!?
ま、カテゴリはどうでもいいですが。ハハハ。

とにかく、見事な作品です。最初から最後まで楽しみ、大満足で劇場を出ました。
アカデミー主演男優賞にノミネートされたのも納得のベネディクト・カンバーバッチの
熱演が大きく貢献しています。あまり目立ちませんが、助演女優賞候補になったキーラ・
ナイトレイ(ジョーン役)もノミネートにふさわしい演技を見せます。制作は一昨年ですが、
日本での公開は今年だった「はじまりのうた」もよかったし、最近の彼女はいい仕事を
していますね。

ネタバレにはならないと思いますが、アランが暗号の解読に成功したあとの対応に観客は
虚を突かれます。少なくとも私は「ああそういう考え方をするんだ。俺なら、間違いなく
…してるなあ」と思いました。

もう一つ、1950年代のイギリスでそんな“差別”があったのかと驚いたことがありますが、
それを書くことは控えましょう。
エンディングの字幕には注目してください。


風に立つライオン 80

2011年3月。大震災から2週間後の石巻には雪が舞っていた。
がれきの中をアフリカから来た若者が歩いていた。手にはトウモロコシのタネが入った
小さな袋が握られていた。

話は1987年に飛ぶ。
長崎大学病院から派遣された航一郎(大沢たかお)はケニアの長崎大学熱帯医学研究所で
研究と診療に追われていた。のんびりした性格だった。アフリカに来るときも出発の朝に
長崎を離れたため成田からの便に乗り遅れる始末だった。

やがて、スーダンとの国境近くにあるロキチョキオの赤十字病院から応援の要請が来た。
航一郎は同僚とともに2か月の任期で出かけて行った。スーダンの内戦で傷ついた兵士が
次々に運び込まれていた。少年が多いことに驚き、手足の切断も日常茶飯事という状況に
大きなショックを受ける。

任期を終え、打ちのめされて研究所に戻った航一郎だったが、所長に頼み込んでふたたび
ロキチョキオに帰って行った…
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さだまさしの原作は読んでいません。しかし、さだと大沢がアフリカを旅するNHK-BSの
番組が面白かったし、主題歌がドラマチックだったので、どんな映画になっているのか、
とても楽しみでした。

…監督や俳優たちの熱い気持ちは伝わって来ます。しかし、物語に惚れ込んで映画化に
動いたと聞いている大沢が、気負いすぎたのか、“空回り”している印象が残ります。
しかも、長崎大学の同期生で恋人の貴子(真木よう子)と赤十字病院で一緒に働く和歌子
(石原さとみ)との恋模様が織り込まれて、焦点がぼやけてしまい、アフリカの地で航一郎が
何をしたかの描写が中途半端になっています。

この作品の石原はなかなかいいです。

諸事情により、明日の更新は休みます。
by toruiwa2010 | 2015-03-18 07:03 | 映画が好き | Comments(0)
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