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岩佐徹のOFF-MIKE

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朝日が素直に謝るなんて!~チュニジア銃撃事件~15/03/25

先日、チュニジアの博物館で起きたテロに巻き込まれて自衛隊の医官、
結城法子さんが負傷し、首都・チュニスの病院に運ばれました。
そこで別の“事件”が起きたようです。
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私はネットで“産経”の記事を読み、彼女が共同通信など一部メディアに
手記を寄せていることを知りました。銃撃が起きたときの恐怖を「現実の
こととは思えませんでした」などと振り返ったほかに、病院にやってきた
朝日新聞の記者による取材が「ショックでした」と記していました。

自分に向かってではないものの、病室の外で「取材をさせてください。
あなたに断る権利はない」と日本語で怒鳴っている声が聞こえたことなどを
指しています。

読んだときにまず思ったのは、これは手記を受け取った産経が朝日叩きの
絶好の材料だと判断して、取り上げたのだな…ということです。同時に、
ケガをし、一時はやはり負傷した母親と離れ離れになるなどの混乱の中で
彼女が何かを誤解している可能性があるのではないかと思いました。
朝日が激しく反発するぞ…とも。ハハハ。

月曜日の朝日朝刊を見てビックリしました。
7面に続報を載せ、その横に結城さんの手記を全文 掲載していました。
驚いたのは、さらにその横に“取材の経緯 説明します”という見出しで
国際報道部長名の一文があったからです。それも74行に及ぶ長文です!!

記事の大半はことの経緯の説明に終始しています。
医師から「病室に行くといい。インタビューできると思うよ」と言われた。
病室の前で大使館員に「ダメだ」と言われた。「医師の了解は得ている。
本人や家族ならともかくあなたが断る権利はない」と主張したが、相手は
「私は邦人を保護するのが仕事」と譲らなかった…と。

自社の記者に落ち度はなかったと言いたいのでしょう。
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事件・事故の被害者として預かった患者に医師がこれほど簡単に報道陣の
接触を認めることは日本だったら、考えにくいなあ。
大使館員が“邦人を保護する仕事”に、このケースで家族以外の人物との
接触を阻止することをふくめていたとしても責められないなあ。
しかし、医師のOKをもらった記者がなんとしても接触したいと思うのは
至極 当然のことだよなあ。仕事だもの。

…そう思いつつ読み進めると、終わりに近いところにこう書いてあります。

記者には大声を出したつもりはありませんでしたが、
手記で記されていることを重く受け止め、結城さんに
おわびします。


日本で メディア…特に活字媒体…特に新聞…特に一般紙…特に朝日新聞が、
たった11文字とはいえ、こんなに素直に謝罪するとは。
嘘、ねつ造、名誉棄損のたぐいではないので謝りやすいのかもしれませんが、
かなり珍しいのではないでしょうかね。仮に謝るにしても、いつもは紙面の
隅っこに、できるだけ気づかれんように小さく載せたり、何回 読み直しても
謝ってるのか謝ってないのかが分からんように書いてるもんなあ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2015-03-25 07:37 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2015-03-26 08:15 x
一般に接客の現場での鉄則としては、お詫びの言葉は最初に言わねばなりません。先に説明や釈明を述べても、お詫びが後回しになっては「言い訳」にしかならないからです。朝日新聞の記者が接客を生業にしているわけではありませんが、取材対象となる人々は全員が読者、つまりお客様になり得るはずです。

アナウンサーは自分のミスでなくとも、放送局や番組を代表してお詫びをする立場ですよね。矢面に立つ辛さは接客の現場とは比較にならないですね。相手にする人数の桁が違います。
Commented by toruiwa2010 at 2015-03-26 19:25
ひろ☆はっぴサン、こんばんは。

ちなみに、私は「不快な思いをさせたこと
お詫びします。ごめんなさい」とツイートしても
”申し訳ありませんでした”でないことを
叱られました。
朝日の文にはごめんなさいもありませんでした。
彼らは文章のエキスパートですから、なくても
いいのかもしれません。
私のごめんなさいは余計だったことになります。ハハハ。


いま、金沢から戻りました。
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