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岩佐徹のOFF-MIKE

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素晴らしい「博士と私のセオリー」15/03/27

博士と彼女のセオリー 85

1963年、イギリスのケンブリッジ大学。
そこに、親しい友とじゃれ合いながらキャンパスライフを楽しむ学生、スティーヴン・
ホーキンス(エディ・レッドメイン)がいた。宇宙物理学を専攻する彼は教授たちからも
一目置かれる存在だった。
パーティで出会ったジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と恋に落ち、彼の行く手には
バラ色の未来が待っているように見えた。

しかし、ある日突然、異変が彼を襲った…
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“異変”とは、徐々に彼の体を蝕んでいた病魔、筋萎縮性側索硬化症です。
脳が命令を出しても筋肉が言うことをきかなくなる難病ですが、そのころは、同じ病気で
引退を余儀なくされた元NYヤンキースの選手の名前をとって“ルー・ゲーリック病”と
呼ばれていました。今ではALSの3文字で知られています。

残念だが治療法はない。病気の進行につれて 話したり、食べ物を飲み込んだりすることが
困難になる。余命は2年、と医師に告げられ、彼は失意のどん底に突き落とされます。
しかし、強い愛を少しも曲げないジェーンが彼を支えました。

“難病もの”は苦手ですが、アカデミー作品賞の有力候補になっていたので出かけました。
病気の描き方に“これでもか”感が少なく、それほど辛い気持ちにはなりませんでした。
物語そのものはよく知られている通りです。ブラックホール理論など理解不能な話も
出てきますが、聞き流せばよろしい。物語はちゃんと分かるし、逆に理解しようとすると
ワケが分からなくなります。ハハハ。

3人の子供を育てながら献身的にスティーヴンを支えたジェーン、ルームメイトをはじめ
愛情あふれる友人たち、大学で出会った教授、ジェーンが教会で知り合ったあと一家を
助けたコーラス指導者・ジョナサン、声を失ったスティーヴンにコミュニケーション法を
教えた看護師・エレイン…みんなが温かい気持ちでつながっています。

病名が告げられ余命2年と言われてから50年以上の年月が過ぎました。
何よりもスティーヴン・ホーキング博士その人の精神力の強さに打たれます。

のちにスティーヴンとエレイン、ジェーンとジョナサンがそれぞれ円満に再婚します。
ラストシーンをふくめて 登場人物たちの現実がここに描かれているほど“美しかった”か
どうかの詮索はやめましょう。

オスカーを獲得したエディ・レッドメイン、候補になったフェリシティ・ジョーンズの
しっかりした演技も心に残ります。

これで、今年のアカデミー賞作品賞の候補8本のうち5本を見ました。

80 グランド・ブダペスト・ホテル 漫画だと思って見れば楽しめる それ以上ではない
85 6才のボクが、大人になるまで。12年間に及ぶ製作期間は作品の評価とは関係ない
90 アメリカン・スナイパー 主人公を決してヒーロー扱いしていない 人間ドラマだ
90 イミテーション・ゲーム これも優れた人間ドラマだ 主役二人の演技力に脱帽

私の採点では、「博士と…」は「…スナイパー」、「イミテーション…」に及びません。


ディオールと私 85

その日、クリスチャン・ディオールのアトリエの空気が朝から緊張していた。
新しいデザイナー(クリエイティブ・ディレクター)、ラフ・シモンズが来るからだ…
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超有名ブランドのアトリエという 華やかな世界の裏側を追ったドキュメンタリーとして
優れていると思いました。
着任から最初のショーまでの時間が短く、その中で 扱い方が難しいアトリエの職人たちを
まとめてドレスを仕上げていくのはどれだけ大変なことかがよく分かります。
デザイナーの神経の細やかさにも驚きますが、この映画が魅力的になったのは職人たちの
個性の豊かさがあったからではないでしょうか。
by toruiwa2010 | 2015-03-27 09:00 | 映画が好き | Comments(0)
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