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岩佐徹のOFF-MIKE

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憎めないんだよね 太郎ちゃん:自薦・厳選300?15/05/17

実績や政治手法を取りざたされる首相は多いですが、
権力の座を去ったあともキャラクターを語られるのは
珍しいかもしれません。私は、この人 好きでした。


”ふしゅう”ってなによ? (2008.11.17 初出)


「サンデーモーニング」で、国会で答弁する麻生総理のビデオが流れてきました。
田母神元航空幕僚長の“論文騒動”にからんで、戦争責任についての認識を問われて
「…いわゆる村山談話を○シュウしております」。

私がヘキサゴン並の“珍答弁”に初めて触れた瞬間です。
よく聞き取れず、あえて言えば「フシュウ」かなあと思いながら聞いていました。
はて、そんな言葉、あったっけ?「腐臭」じゃ、意味が通じないし… いや、考えたって
ほかにはあるわけありません。ハハハ。

文脈からは、どう考えても「トウシュウ(踏襲)」でしょう。
ビデオが終わって画面がスタジオに切り替わったとき、女性のゲストふたりがニヤニヤ
しながら話し合っているところが映りましたから、彼女たちも「なんだか変ね」と思ったに
違いありません。スタジオでのトークでは、誰もそのことに触れませんでした。たしかに
触れにくいのも分かりますが。ハハハ。

私はそのときまでこの件について何も知らず、“総理大臣がまさか”、という思いがあって、
戸惑っていたのですが、数日後の朝日に“首相、「踏襲」は「とうしゅう」です…”という
見出しがついた囲み記事を見つけ、間違いなく“間違い”だと知って、腰が抜けるほど
びっくりしました。ハハハ。
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“踏襲”…読み方が難しいのは確かですが、中学・高校時代には出会って、読めるように
なっている言葉のような気がします。
いえ、誰にだって“落とし穴”のように、大人なら大多数が知っている漢字の読み方を
知らない、あるいは間違って覚えている可能性はあります。
しかし、ほかにも、“未曾有(みぞう)”を“みぞうゆ”、“頻繁(ひんぱん)”を“はんざつ”と
間違えたらしいですから、ちょっとねえ…。
「太郎ちゃん、やっちゃったねえ」と、“ザ・ニュースペーパー2や野党はもちろんのこと、
与党の一部までを喜ばせてしまいました。ハハハ。

記事によると、“ふしゅう”はこのときが初めてではなく、10月の委員会でも言っていた
そうですから、そう読むのだと思い込んでいたのでしょう。
国会は、“本人ではなく”、関係セクションに問い合わせ、その結果「踏襲の意味だ」との
感触を得て、議事録にも“踏襲”で載せているようです。このとき本人に確認していれば、
少なくとも、以後は天下に恥をさらすことは一度ですんだはずだったのに。
総理大臣ともなると、誰が“鈴をつける”かが難しいのでしょう。
鳩山邦夫あたりならうまくやったような気もしますが、“定額給付金”の扱いをめぐって
二人の間にも“ねじれ”があるようで…。ハハハ。

しかも、記者につっこまれて「あ、そう。単なる読み間違い、もしくは勘違い。はい」…
“恥の上塗り”は知っているのかな?ハハハ。

私も、他人の間違いを正すのは“苦手”な方です。後輩のアナウンサーがミスをしても、
「ああ、間違ってるなあ」と思うだけで、「まあ、いいか」となることがほとんどでした。
タイミングとか、「どう話そうか」とか考え始めると面倒になってしまうのです。先輩の
あり方としてはほめられたものではありません。
大阪出身の逸見政孝にアクセントの間違いを指摘したとき「いえ、これはアクセントが
二つあります」と切りかえされたのが“トラウマ”になっているのか?ハハハ。

記憶をたぐってみても、後輩の間違いを指摘したのは二度ぐらいです。
お気に入り、人気者という意味の“favorite”を“ファボリット”と発音していたときと、
文脈から考えて、明らかに“食生活の改善”の意味で使われていた“diet”をストレートに
“減量”と訳していたときです。
前者は多くの人が気づく可能性がありました。後者は、“減量”でも、意味が通じてしまう
だけに厄介でしたが、“できるだけ優しい”言い方で指摘しました。ハハハ。
本人がどう受け取ったか分かりませんが、ミスを重ねないうちに言って上げてよかったと
思っています。

「他山の石とする」、「人のふり見て我がふりなおせ」ということわざがあります。
総理の“勘違い”のおかげで、国民すべてが言葉に気をつけるようになればいいのですが。
なるわけないか? ハハハ。


援軍あり?元朝日新聞編集委員:川村二郎の記事 (2008.11.24 初出)

私はKY・麻生太郎を応援する立場にありません。
KYは空気が読めない…ではなく、“漢字が読めない”です。ハハハ。
しかし、“ホテルのバー通い”をからかったり、“カップめんの値段”を知らないことで
庶民感覚を疑ったりする マスコミの的外れな批判には“うんざり”しています。
「居酒屋で若者たちと会食したあと、高級ホテルのバーに向かった」と書かれていました。
皮肉のつもりでしょうが、「なぜ、行ってはいけないのか?」、「以前からの約束があれば、
仕方がないんじゃないの?」と思いますが、どうなんでしょうかね。

ジャーナリズムの基本が“反権力”、“反体制”であることはよく理解しているつもりです。
解散の先延ばしや“定額給付金”で右往左往する政権を批判するのはいいと思います。
しかし、どんなときにも“バランス感覚”は必要でしょう。
いかにも、大向こうに受けるようなミスにとびついてはしゃいでいるようでは、イザと
いうときにジャーナリズムとしての力を発揮できるのかと疑問に思ってしまいます。
もっとも、“国の舵取り”以前に、小中学生にも分かってしまうような“ボロ”をこれほど
重ねている首相を見ていると、気持ちも萎えますが。ハハハ。
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自宅では、ずっと朝日新聞を取っています。
どちらかといえば“中道右派”なのに、なぜ?と思われるかもしれませんが、政治経済、
社会、スポーツ…ジャンルに関係なく、できごとの事実関係を正確に把握したかったら
朝日だろうと思っているからです。したがって、社説は見出ししか読みません。どうせ、
にわかに賛成しがたいことが書かれているに違いないからです。ハハハ。

そんな私ですが、先日、面白い記事を読みました。長くなりますが、引用すると…

新聞やテレビは、それがどういうものなのか、ろくに調べずに、
わからないまま遠巻きにして文句を言うクセがある。
今回のように、有名なホテルのバーが話題になると、値段が
高いものだと思い込んでいる。しかも、主役は裕福な家に育ち、
豪邸に住む首相である。庶民感覚を振りかざして騒ぐには、
絶好の題材なのだろう。見苦しい。

報道によると、首相のいくホテルは国賓クラスや内外の要人が
利用するところばかりである。  (中略) 
そういうホテルのバーはガブガブ飲んで騒ぐような客はいないし、
明朗会計だから安心して雰囲気を楽しむことができる。ちょっと
気取ってみたいときにはぴったりの場所だ。

首相がホテルのバーにいくことを報ずる新聞やテレビに共通するのは、
「はじめに結論ありき」という姿勢だ。結論とは、「首相は贅沢で、
庶民の感覚などわかるわけがない」ということだ。
どの報道も似たり寄ったりになるのはそのせいである。
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いちいち、もっともだと思います。
“四面楚歌”とも言うべき状況に置かれている総理にとって、涙がこぼれるほど嬉しいに
違いない“サポート記事”です。しかも、これを書いたのが川村二郎という“元朝日新聞
編集委員”で、掲載されていたのが週刊朝日(“「高級ホテルバー通い」考”)でしたから、
ますます“超ありがたい”援軍というべきでしょう。
この人は“現役”時代にどんな記事を書いていたのだろうかと、考えこんでしまいました。
ハハハ。

初めに、“ジャーナリズム=反権力”と心得ると書きましたが、幸か不幸か、戦後の日本の
ジャーナリズムにとって、反権力とは、すなわち“反自民党政権”でした。
もし、自民党以外の政党が本格的な政権を握る日が来たとき、新聞やテレビの今の論調が
変わるのかに大きな興味があります。その意味で、早く民主党の座についてほしいです。


それにしても、麻生太郎ほど発言の一つ一つがこんなにたくさんの角度から注目される
総理大臣は珍しいですね。次は何をどう言い(読み)間違えるか?
口を開くときにはくれぐれも…ハハハ。

*明日は都合により休みます。
あ、総理、“とごう”じゃなくて“つごう”なんで、よろしく。

・・・お分かりでしょうが、ここまで、2008年に
書いたものです。
2015年5月18日(月)は平常営業です。ヨロシク。
まぎらわしくてすみません。ハハハ。


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これでも投稿が増えないようなら・・・
そういうことですか。分かったよ。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2015-05-17 08:56 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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