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岩佐徹のOFF-MIKE

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嫌いだなあ こういうの~ずるいわ「イニシエーション・・・」~15/06/02

イニシエーション・ラブ 70

1987年7月10日、静岡でアパート暮らしをしている鈴木夕樹(ゆうき:??)に大学の
友人から電話がかかった。コンパへの誘いだった。小太りでイケメンには程遠い鈴木は
完全な員数合わせで呼ばれたのだが、初めてのそのコンパが彼の人生を大きく変えた。
市内の歯科医院で働く成岡繭子(まゆこ:前田悦子)に出会ったからだ。目が釘づけになる
鈴木に対し、繭子はなぜか積極的に接近して来る・・・
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前半の40分ほど、“主演”・松田翔太は顔を見せません。鈴木夕樹を演じる役者が繭子と
恋模様を繰り広げます。二人の交際がスタートし、ダイエットを勧められた鈴木のものと
思われる すね毛ボーボーで、ぶよっとした足がアスファルトを蹴るシーンからいかにも
鍛えられた ほっそりとした足に変わり、パンアップするとそこに松田の顔があるのです。

ここが“ポイント”です。
後半はバブル期の東京をバックにこちらも鈴木と名乗る男(松田)と同期入社の美弥子
(木村文乃)の恋模様が描かれています。あけすけに言えば、どうってことのない、鈴木の
“二股”恋愛物語です。
・・・なんですが、最後に繭子が発する一言で観客は「えっ?」となります。ハハハ。

最後の5分、全てが覆る。
あなたは、必ず2回観る。


HPのコピーにそう書かれています。「どこでそうなったんだ?」と思えば、2回観る人も
いるでしょうね。私は見ません。こういうのは“ズルイ”と思っていますから。ハハハ。

お願い
本作には大きな“秘密”が隠されています。
劇場を出られましたら、
これから映画をご覧になる方のためにも
どうか秘密を明かさないで下さいネ♡
映画「イニシエーション・ラブ」制作者一同


映画の冒頭にそんな字幕が出ます。わざとらし!

たいした秘密じゃないんです。“ポイント”と書いたシーンで鈴木夕樹が“別人のように”
大変身しますが、実は“ほんものの別人”なんです。ハハハ。
ちなみに、HPの 登場人物を紹介する相関図に“鈴木夕樹”はいないし、出演者の中に
彼に相当する役者の名前もありません。可哀相に。
どこかの映画サイトで“亜蘭澄司”を見つけました。実在しない俳優の偽名だそうです。
くだらん。

監督が「いや、同一人物だなんて一切言ってないし、そう思ったのはあなたの勝手」と
言い訳するようなら問題ありです。
映画的には、あのように編集すれば、それは間違いなく同じ人物が変貌を遂げることを
意味するはずだからです。冬のシーンが続いたあとに桜の花のアップが数秒でも映れば、
それは季節が移り変わったことを暗示しています。映画製作者と観客の間の約束ごとです。
うまくひっかけたとか、錯覚を起こさせてやったと悦に入られても困ります。反則だもの。
ハハハ。
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5年ぐらい前に豊川悦司と薬師丸ひろ子主演の「今度は愛妻家」という映画がありました。
大竹まことのラジオ番組に呼ばれた行定勲監督がこんな話をしていました。
「この映画にはトリックがあって、二重構造になっている。それが観客にばれないように
作っている。2回目を見ると全部納得がいく。2回目を見る人を狙って作っている」と。

ずっと、そこにいるかのように描いてきた登場人物の一人が実は死んでいた…のです。
悪いけど、胸を張って言うほどのものでも“シタリ顔”で話すほどのものでもありません。
“ばれないように”って、最後の最後まで触れないのですから、ばれるわけもないのです。
“2回目を見る人を狙って作った”と、上から目線で語っていた監督の口調を思い出すと
今でも腹が立ちます。

公式HPに秋元康の熱いコメントが載っていました。
「とにかく 観てほしい。今年の賞を総ナメすることは間違いないだろう」と。

・・・石橋蓮司のブルーリボン賞助演賞以外、なんの賞もとってないんじゃないかなあ。
溜飲が下がりました。執念深いんです。ハハハ。

アドバンスト・スタイル 85

30代後半に見える男が一眼レフを手にニューヨークの街角で女性に声をかけている。
「ゴージャズですね、写真を撮らせてもらっていいですか?」
新しい手口のナンパ? ノーだ。
男の名はアリ・セス・コーエン。ライターだったり、ブロガーだったりする。   
彼が声をかけるのは大半がはるかに年上、70代から90代の女性ばかりだ。高齢者なら
誰でもいいわけではなく、個性的で目を引くファッションに身を固めた女性たちだ。
初めは趣味として、年配でおしゃれな女性の写真を撮るだけだったが、やがて、それを
ブログに載せはじめた。タイトルは「Advanced Style」…
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あまり期待していませんでした。妻も、始まる直前に「面白くなかったら言ってね」と
私に告げたほどです。ハハハ。
しかし、一度も「つまらないから帰ろうか」とは思いませんでした。

アリが選んだ“おばあちゃま”たちは決して金持ちではないし、高価な品を身につけて
いるわけでもありません。しかし、そのファッションは魅力的です。似合ってます。
誇りを持たせています。何よりも、彼女たちを輝かせています。
年令を聞かれた一人が「50歳と死の間よ」とさらっと言ってのけるのもかっこいいです。
年を重ねることを恐れず、前向きに生きる気持ちが溢れています。彼女たちの生きざまが
ファッションに反映されています。

誰もが楽しめる映画ではないでしょう。若い人は退屈かもしれません。
しかし、ファッションやおしゃれに興味がある人なら楽しめるはずです。
将来になんとなく不安を感じている30代、40代の女性にもお勧めします。妻は、最後で
少し涙ぐんでいました。悲しい映画ではないのですが、しみじみ「いいなあ」と思えます。
元気になれる映画です。

アリのブログ
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by toruiwa2010 | 2015-06-02 08:55 | 映画が好き | Comments(0)
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