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岩佐徹のOFF-MIKE

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ナダルに出会った日~10年たつんだね~15/06/03

全仏オープン・テニスが2週目に入っています。
グランド・スラムの“2週目”は世界のトップ8が揃ったことを意味しています。
ベスト8の激突による準々決勝が始まったローラン・ギャロスでは錦織圭がツォンガに
敗れてベスト4入りを逃がしました。目が覚めるたびにスマホをチェックしていたので
頑張ったことは知っているのですが、どんなプレーだったのでしょうか?
相手がフランスの選手だったことから“アウェー”を強調するメディアもあるようです。
いやですねえ。有明で勝ったときに“ホームだから”とは言わないくせに。ハハハ。
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ええ、彼については“私が見ると日本選手が負ける”という具合の悪いジンクスを理由に
「試合を見ない」と当ブログで約束したのでこのところニュース映像以外は見ていません。
彼の応援は皆さんにお任せして、私は別の試合に集中します。
今夜行われるジョコビッチvsナダルです。

誰が見ても現在“最強”と認定される男・ジョコビッチとローラン・ギャロスの申し子、
この赤土では1度しか負けていないナダルの対決は“ファン必見”の好カードです。
10度目の優勝を目指すナダル、生涯グランド・スラム達成をもくろむジョコビッチ…
どちらにとっても越えなければならない試合になります。

今シーズンの初めからナダルの成績が振るわずランキングを下げてしまったためにこんな
顔合わせがベスト8で実現したわけですが、ファンにとっては痛し痒しです。
かつてのウインブルドンだったら、ランキングに関係なくナダルを悪くても第4シードに
したでしょうけどねえ。

大会前、私はナダルが2週目まで残らない可能性があるとひそかに思っていました。
プレーは見ていないのですから大した根拠があるわけではありません。前哨戦を含めて
いい結果が出ていない様子をネットで眺め、彼の現状を想像した結果、応援してきた者の
“予防線”としてそう思ったのです。たとえ早めに負けてもあまりショックを受けなくて
済むように…という。ハハハ。
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ラファエル・ナダル。
ピート・サンプラス、アンドレ・アガシ、マラト・サフィン、グスタボ・クエルテン、
シュテフィ・グラフ、マルチナ・ヒンギス、キム・クライシュテルスと並んで、大好きな
選手でした。

初めて“ナマ・ナダル”のプレーを見たのは2005年のパリでした。
いよいよ、スペインから噂の“クレーの申し子”がやって来るぞと、この年のローラン・
ギャロスは開幕前から少しざわざわしていた記憶があります。

彼が注目されるようになったのは2004年のデビス・カップ準決勝(vs フランス)と決勝
(vsアメリカ)でスペイン勝利のカギになるポイントを上げたことがきっかけでした。
スペイン国内では早くから知られていたでしょうが、テニス関係者やファンの間で広く
名前が知られるようになってから初めての大舞台がデ杯だったのです。

そのナダルが来る。どんなプレー・スタイルなのか。伝統のコートでどこまでやるか。
アメリカのTENNIS誌が表紙に写真を載せるなど、世界中のメディアが注目しました。
この年のマイアミでフェデラーと激戦を演じていました。このとき、「グランド・スラムは
全部好きだ。でも、ウインブルドンはスペシャルだよね。勝ちたいと思う大会をひとつ
選べと言われたらウインブルドンかな」と発言したことが、長くテニスを取材してきた
ジャーナリストたちの“嗅覚”を刺激したのかもしれません。

イギリスのデイリー・テレグラフはこう書いていました。
「ナダルは徹底したベースライナーたちの国の出身で、赤土でテニスを覚えた男としては
普通じゃない野望を持っている。なんと、ウインブルドンに勝ちたいと言っているのだ」
…過去に、多くのクレー・スペシャリストたちから、自分たちが世界に誇る伝統の大会を
ボイコットされたり、「大嫌いだ」「芝は牛が食べるものだ」(ハハハ)とか言われ続けたり
してきた彼らにしてみれば、これ以上の“LOVE CALL”はなかったのでしょう。

グランド・スラムへのデビューとなった全仏でしたが、大会中に19歳になったナダルは、
堂々と優勝を飾りました。
開幕前からの期待とプレッシャーも、フランス選手相手に戦った試合でのスタンドからの
心無いヤジも、そして、SFで対戦したNo1フェデラーの存在も、この青年の快進撃を
止めることはできませんでした。
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この時点ではほかのサーフェスでの活躍に懐疑的な人もいましたが、私は、経験を積めば
十分やっていけると信じていました。
ですから、一瞬だけ光り輝くのではなく、限りない将来性を感じさせる新しいスターの
誕生を目撃し、伝えることが出来てアナウンサー冥利に尽きると思いました。

願った通り、そして、本人がマイアミで語っていた通り、ハードコートでも実績を残し、
2008ウインブルドンで優勝し、夢を実現しました。芝の王者・フェデラーを破って・・・。

どこまでもアグレッシブなテニスが好きです。
飲んだボトルのラベルを正面に向けて揃えるまでチェアを立たない几帳面さが好きです。
家族をはじめ、周囲の人間を大事にする優しさが好きです。
拙ない訳で当ブログに転載しましたが、真面目に書き綴っていたコラムも好きでした。
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あのプレー・スタイルですから、ケガをしやすいと心配していました。
特に、ひざはダメだよなあ、と思っていました。そのひざが悪いという情報が たびたび、
耳に入るようになりました。厳しいなあ、と思っていると休むことが増えました。
ひざが悪いと動けないし、動けなければ勝てない。ランクが下がる…
もちろん今すぐということはないでしょうが、奇跡でも起きないかぎり、彼がラケットを
置く日はほかの選手より早いのではないかと思っています。

「縁起でもないことを言うなよ」と腹を立てる人もいるでしょうが、まあまあまあ。
フェデラーにくらべてナダルの人気がもう一つだったことに違和感があって、彼の良さを
実況やブログで伝えてきた“育ての親”としての責任感が言わせているのです。ハハハ。

今日の試合、“No1・ジョコビッチ有利”の下馬評は動かないでしょうが、身体さえ動けば
彼にも勝機は充分にあるはずです。
奇しくも、今日は29歳の誕生日・・・そうか、あの日々から10年が過ぎたんだ。
2005年6月3日、パリは気温20度で雨が降ったりやんだりしていました。
そんな中で対戦したのは当時No1だったフェデラーです。

Semi Final
Nadal d. Federer 63/46/64/63

Vamos,Rafa !!

おまけ:ビューティフォー!


第6シード、ウージニー・ブシャールは 女子シングルス1回戦で敗れた。
スポーツ・プロ誌によると、今年最も“marketable”なアスリート。
つまり、“需要がある”…ぶっちゃけて言えば“金になる”わけだ。
ファッション雑誌の表紙にもなっている。この美貌・・・なるほど、だね。
ハハハ。

なお、2位にサッカーのネイマール、3位がゴルフのスピースだそうな。
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by toruiwa2010 | 2015-06-03 08:55 | テニス | Comments(3)
Commented by オオソネ at 2015-06-03 10:52 x
おはようございます、岩佐さん。岩佐さんのブログにコメントをするのはとてつもなく久しぶりになってしまいました(汗

そろそろ日本人選手〜のジンクスを破ってしまっても良いのではないでしょうか?自分としてはぜひ岩佐さんに今の錦織のプレーを見ていただきたいですし、その上での記事を読んでみたいです。

そして、今夜のジョコビッチvsナダルは見たいような見たくないような…。クレーキングにこの言い方は失礼かもしれませんが、"奇跡"を期待します!
Commented by 梶田哲二 at 2015-06-03 13:39 x
岩佐さん、こんにちは。
『縁起でもない事言うな』いや、ナダルファンが1番よく分かってるのではないでしょうか?私は一日でも長くラケットを持っていて欲しいです。ナダルへの愛情ある記事だと感じた私は今日の記事を読み、今までのラファが走馬灯のように思い出され大号泣してしまいました。
はい、大号泣って事は私もラケットを置く日が近いと思ってます。
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-03 15:07
梶田哲二さん、こんにちは。

いま、2005年の決勝をDVDで見ています。
誰だろう、この実況? 解説者との
やり取りが面白いなあ。ハハハ。
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