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岩佐徹のOFF-MIKE

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田中が帰って来た~ナダルがRGを去った~15/06/04

おかえりなさい!

ヤンキースの田中将大が戻ってきました。
最後の登板は4月23日のタイガース戦でした。このとき、勝敗はつきませんでしたが、
6回1/3で94球を投げ、最速が150㌔、3安打、2四球・6三振、1失点でした。
投げているときには違和感があるようには見えませんでした。むしろ、開幕から2試合、
思わしくない投球のあと2試合続けて内容のあるピッチングでしたから、5日後に届いた
DL入りの“悲報”にはビックリしましたね。

治療に専念し、段階を踏んで調整をし、マイナーで2試合投げました。
しかし、メジャーのマウンドは6週間ぶりになります。試合前のウォームアップを終えて
セーフコ・フィールドのブルペンからダグアウトに向かうときはさすがに硬い表情でした。
アウェーでマリナーズが相手でした。
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7回 78球 3安打 無四球・9三振 1失点 〇(3勝1敗)

数字的には実に見事な投球でした。
ストライクが先行しました。23人の打者に対して初球がボールだったのは6人だけです。
78球中、ストライクが58球(ボールは20)…素晴らしいレイシオでした。
ランナーを許したのは失点した3回だけ、あとの6イニングは三者凡退。最後の13人を
連続で打ち取っています。
ほぼすべての球種を投げました。特に、左打者の内角、ボールゾーンから小さく曲がって
ホームベースの外側をなめるようにしてミットに収まる2シームが目を引きました。
毎回の9三振を奪いました。7個が見逃し…というのはめったに見られないことです。
そして、最後の78球目が最速の154㌔を記録しました。
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地元紙も絶賛していますが、おそらく日本メディアは“完全復調”と伝えるでしょうね。
できれば反論したくありませんが、気になるところがいくつか見えました。
好投の最大の要因はこの日の主審が“田中に優しい”審判だったことでしょう。ハハハ。
見逃し三振に打ち取った7球について打者はことごとく不満げでした。それほど際どい
高さ・コースに投げていたということですが、微妙に見える球も何球かありました。
逆に、田中が納得しなかった判定はほとんどありませんでした。
今度いつめぐり合うか分かりませんが、ウイル・リトル・・・大事にしないと。ハハハ。

ファウルだったものの、この試合の第1球を叩いたモリソンに打球はライトのポール際を
通過していきました。あっぶねえ!
三者凡退にした1,2回、六つのアウトは3三振と内野ゴロ三つでしたが、そのどれもが
ヒット性の当たりでした。シフトした内野手の正面でした。当然、シフトを考えて投げた
結果だよ…と言うならいいですが、私は“助かった”と思いました。ハハハ。

3回、同点にされたあと、なお1死2塁からのレフト前ヒットで2塁ランナーが本塁へ
走ってアウトになってくれました。前進したレフトが浅い位置で打球を捕っていました。
ランナーが3塁を回るのを見てアウトにできると思いました。完全な暴走です。
1死1・3塁で上位打線の攻撃が続いていたらどうなったか?ここでも“助けられた”と
思いました。勝敗の行方に大きく影響する相手の判断ミスでした。

ま、ま、これはあくまで“ペシミスト”・岩佐の見方です。読み流してください。
去年は肘、今年は手首と 腕を故障している田中は試合中より、投げたあとの方が心配です。
痛みが出ないか、首脳陣は息をひそめて見守ることになるでしょう。
私たちは、bad newsが届かないことを祈るしかありません。とりあえずは、日本時間の
11日になると思われる次の登板を予定通りに迎えられるかどうかに注目します。

ナダル、RGで2敗目

Men’s Singles QF
Djokovic d. Nadal 75/63/61


注目した男子準々決勝でしたが、やはり、“現在”の力の差が出ましたね。
この赤土のコートを支配してきたナダルらしさが見られたのは0-4とリードされたあとの
第1セット第5ゲームから10ゲームまでの6ゲームでした。
特に、タイム・バイオレーションを取られ、3つのセット・ポイントを逃れ、12分かけて
キープした第10ゲームは見事でした。タイブレークに入るのかなあと思っていましたが、
第12ゲームでサーブを落として第1セットを失いました。

この二人にしてはエラーが多かったものの、随所にファイン・ショットも見られ、絶妙な
ドロップ・ショットなどをまじえて攻めるジョコビッチ、走り回って守るナダルの攻防は
見ごたえがありました。プレーだけでなく、二人の間に 互いを認める気持ちがはっきりと
うかがえたことが嬉しかったです。
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実は、昨日の午後、私はちょうど10年前の決勝、ナダルvsプエルタを見ていました。
大事にしていたDVDがやや劣化していて悲しかったですが。ハハハ。
テラスのダバディが放送席に振ったあと、画面はフィリップ・シャトリエの外壁越しに
スザンヌ・ランラン方向のどんよりした空をとらえていました。

気にかかるのは今ご覧いただいた雲だけです。
上空に厚い雲が覆っておりますローラン・ギャロス、
フィリップ・シャトリエ・コート・・・準備は万端整ったと
申し上げていいでしょう。
すでに主審は入っています。ライン・パーソンも入っています。
ボール・パーソンもすでに定位置についています。
(5秒黙り)
いつも申し上げることですが、柳さん、この 選手の入場を
待っているこの瞬間というのが何とも言えませんよね。


自分で言うのもなんですが、落ち着いて聞きやすいしゃべりになっています。ハハハ。
しかし、滑舌が悪くなっています。一般の人が聞いたら分からないかもしれませんが、
同業者が聞けば分かるでしょう。まして、本人の耳はごまかせません。ハハハ。
この年の全米オープンを最後にWOWOWに「さよなら」を告げたのは正解でした。

当たり前ですが、10年前のナダルは身体も細く、プレーが若々しいですね。
実によく動いています。普通は決まるはずのショットを打っても拾われる。より厳しい
コースに打たなければとプレッシャーがかかるプエルタがミスをする…そんなパターンが
何度も見られます。

この時点では、開幕前の“注目選手”からすっかり“お気に入り”になっていましたが、
褒めまくっているわけではありませんでした。
第1セットの第3ゲームでレシーブのとき「構えに入るのが遅い。ランクも上がってきて
注目度も高いから気をつけないと」と、柳さんと一緒に注文を付けています。
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第2セット以降はほとんどチャンスがないまま敗れた昨日のプレーを見ても、10年前と
何が違うのか、ラケットを握ったことがない私などには答えが見つかりません。しかし、
ハッキリしているのはどんな選手だって“永遠”はありえないということです。
多くの選手がピークをきわめたあと下降線をたどり、どこかの時点で引退を決めます。
フェデラーがまだトップ4にいるのは“奇跡”と言っていいでしょう。激しいプレー・
スタイルを考えたらナダルも頑張っている方だと思います。

男子のトップ・グループで力が安定しているのはジョコビッチだけのようです。
フェデラーやナダルは、よほど諸条件が整わないと勝つのは相当に難しいでしょう。
詳しいことは分かりませんが、伸びしろがあるのは錦織だけのように見えます。…ならば
ジョコビッチの“1強時代”にしないためにも錦織にはますますの精進を期待しますね。
by toruiwa2010 | 2015-06-04 09:47 | メジャー&野球全般 | Comments(10)
Commented by tom☆ at 2015-06-04 10:51 x
こんにちは♪ コメントはご無沙汰してましたが、ブログはいつも楽しく拝見しています☆
昨日もコメントしたかったのですが、ナダルについて考えると切なくて言葉が出て来ませんでした。 
ナダルファンになった切っ掛けはまさに岩佐さんの、ナダルについて語ってくれた言葉だったと思います。 そしてもちろん鮮烈だった全仏初優勝の場面・・10年の間に「9回優勝」です、切りが良いので「10勝」を望んでいましたが ジョコが良過ぎます。 (強過ぎると応援したくなくなるのは、私だけでしょうか?)

あの年の全米が最後でしたかーホントに惜しいと思ったのは、全豪で他のアナウンサーに違和感を覚えた時でした・・遅かったですね?! もっと早く気付いてラブコール送っていたら、あと2・3年続けて下さったかなー? そしたらウィンブルドン・・(禁句?!)
wowowでは現地音声だけの副音声も楽しめるようになってますね、まだ試していませんが自虐。。
日本人選手のジンクス、もう良いでしょう! 大体1・2回しか勝てない選手の方が悪かったのですから・・☆
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-04 11:22
tom☆さん、こんにちは。

いえいえ、自分の耳を欺くことはできません。
「商品」としてはあの辺が限界ですね。
でも、昔のビデオを見るといろいろ思い出して
懐かしい気持ちになります。
Commented by まっつ〜 at 2015-06-04 11:53 x
岩佐さんこんにちは。

昨日の試合、もしかしたら岩佐さんが実況ツイートしてくれないかなぁなんて期待してました(^^;;

ジョコビッチは本当に強いですよね。もしかしたら年間グランドスラムをやってのけるのではと思ってしまいます。
Commented by tanakazu at 2015-06-04 13:22 x
初めてコメントさせて頂きます。岩佐さんのサッカー実況のファンでした。WOWOWで放送したビデオ(!)をDVDに録画しました。画質などは悪かったのですが、久しぶりに岩佐さんの実況を楽しみました。書籍の自費出版の様に、岩佐さんのお気に入り実況DVDを販売してもらえれば絶対に購入したいです(笑)。
 これからも楽しいブログを楽しみにしています。
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-04 15:04
まっつ〜サン、こんにちは。

テニスの実況ツイートは難しいです。
特に、私の指の動きでは打ち込みに
時間がかかりますから。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-04 15:06
tanakazuさん、こんにちは。

現役時代のDVDを山ほど持っています。
老後の楽しみでしたが、すでに相当
「老後」なのに、なかなか見たいと思いません。
ハハハ。
Commented by KenKen at 2015-06-04 20:01 x
岩佐さん、こんばんは。
ナダル、残念でしたね。
ラケットを握る同級生としては勝って欲しかったのですが…

技術では最初の優勝から格段に進歩してますし、特にサーブとバックのスライスは見違える程です。
しかし、身体が資本のスタイルなので故障を抱えると噛み合わなくなってくるんだと思います。

ナダル、フェデラーともに別次元の選手だったので、衰え?てきて初めて神からトッププレーヤーに降りてきたと思います(笑)!

ジョコビッチは心身ともに充実。
年間グランドスラムを狙うなら「今年だ!」と本人も感じてるのではないでしょうか。

ジョコを止めるためには番長サフィンの様な選手を!(笑)
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-05 06:33
KenKenサン、おはようございます。

今のテニス界には、男女をあわせても
ぜひ見たいと思わせる選手がいませんね。
誰でも、自分が関わっていた時代が
懐かしいものですが。
Commented by オオソネ at 2015-06-06 14:30 x
こんにちは、岩佐さん。

ナダル、やはりジョコビッチに跳ね返されてしまいました…。0-4になってから追いつくまでのナダルはもしかしたら?と思ったんですが…。

岩佐さんの実況されているテニスのDVDは自分にとっても大事なものになっております。やはり、実況は"間"ですよね。
Commented by toruiwa2010 at 2015-06-06 15:14
オオソネさん、こんにちは。

ナダルで心配なのは精神面です。
第2セットのSPで、ジョコビッチのショットは
際どいコースに飛んで、コールはoutでしたが、
ナダルはベンチに向かっていました。
信じられません。勝利への執着が薄れているのでは
ないかと気になるのです。
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