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岩佐徹のOFF-MIKE

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失態と言わざるを得ない~気の毒だった2段モーション~15/08/10

100年の節目を迎えた夏の全国高校野球が6日に開幕しました。
開会式での鳥羽高校・梅谷主将の選手宣誓は見ごとでした。
あの大観衆を前にして落ち着きがあったし、言葉も はっきりしていました。
相談はしたでしょうが、自分の言葉を話しているという感じが伝わって好感が持てました。
特別なことを言ったわけではないのに、凛としたその横顔を見ながら聞いていて 思わず
胸が詰まりました。やはり甲子園 には“高校生らしさ”が似合います。
…この際、高校生らしさって何?という議論はやめておきましょう。
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王貞治さんの始球式もよかったですね。センバツの優勝投手らしく見事な投球でした。
彼は長兄に“高校生らしさ”を教えられた選手でした。
東京都の大会でホームランを打ってガッツポーズをしながらベースを一周し、試合のあと
「相手のピッチャーの気持ちを考えろ」と諭されたのです。彼はその教えを守りました。
プロになってからも、彼の派手なガッツポーズは756号ホームランを打ったとき以外には
数えるほどしか見られなかったはずです。

2日目の第1試合で気の毒な出来事に見舞われた選手がいます。
花巻東と対戦した専大松戸の原投手です。
プロも注目している投手らしいですが、ゆったりと左足を上げる独特の投球フォームを
2段モーションだと言われ、リズムを崩して本来の投球ができませんでした。
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打者への投球に関連する動作を起こしたならば、
中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を
完了しなければならない。


野球規則にはそう書かれています。
“故意に一時停止してはいけない”“投球動作はスムーズに” …ということです。

一時停止はしていないし、私には問題がないように見えました。
ただし、“スムーズ”をどう解釈するかという点には議論の余地があります。
そこで、なぜ千葉県大会では問題にされなかったのか?という疑問がわきます。
プロではよくある投法ですが、紛らわしいところがあって、高校生としてどうなのか?
“スムーズ”というルールの規定に照らしてどうか?

少なくとも、担当審判、球場にいたはずの上席審判や大会関係者の中から、全国高野連や
甲子園で審判をするレベルの人たちの意見を求めようという動きが出なければいけません。
今の時代、スマホで撮った映像を送るだけで済む簡単な作業です。
その努力を怠ったことが“悲劇”を生みました。失態というべきでしょう。

厳しいようですが、監督にも責任の一端はあると思います。
いくつかの報道を信じるなら、「甲子園では、注意されるかもしれないから」と原選手に
改善を指示していたようです。そう思ったときに確認しておくべきでした。

投球のリズムはその投手にとっての生命線です。修正は簡単ではありません。
まして、試合が始まってから「やめるように」と言われたのではたまったものではない。
4回1/3で5四死球という数字が原投手の動揺を示しています。
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野球の規則は一つです。しかし、実際の運用は規則をどう解釈するか…によりますから
どうしても個人差があります。地方大会と甲子園、その甲子園でも、たぶん審判によって
微妙な差があるでしょう。明確な線を引くのは難しいのです。
しかし、繰り返しますが、どこかの時点できちんと確認しておけば、晴れ舞台で自分の
投球ができないという事態は避けられたはずです。気の毒としか言いようがありません。
by toruiwa2010 | 2015-08-10 08:47 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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