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岩佐徹のOFF-MIKE

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メディア戦争じゃないけど~Number編集長が錦織の件で~15/08/20

今年最後のグランド・スラム、全米オープンの前哨戦の一つ、
ロジャーズ・オープンの準決勝で錦織圭はアンディ・マレーに
36/06で一蹴された。第1セットはブレークの応酬があって
競っていたようだが、第2セットは1ゲームも奪うことなく、
ストレートで敗れた。
身体のどこかに故障があったと聞くが、故障ではなく疲労だ…
という報道もあった。どちらにしても大事でなくてよかった。

“例の理由で”試合を見ていないので詳しいことは分からない。
しかし、数日後のネットで面白い記事を読んで反応している。
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日本の代表的スポーツ誌、Numberの編集長がNHKの解説に
ツイッターを使ってクレームをつけているという話だった。
関連する記事をいくつか読んでみた。
要するにこういうことらしい。

錦織が身体に変調をきたしたこともあって途中から、スコアが
示す通り一方的になったが、NHK-BSの解説と実況(谷澤英彦・
広瀬智美アナ) の言い方が「錦織選手がマレーに圧倒されたため
気落ちしたかのよう」だった。

“それは違う”と訴える編集長のツイートはさらに続いた。

(その解説・実況のせいで)ネット上では錦織選手が批判され、
スポーツ新聞のサイトまでが「意気消沈」、「戦意喪失」と
NHKにひきずられたような見出しを打っている。

この数年、錦織選手を見て痛感するのは、テニスのトップ
プレーヤーたちが過酷なスケジュールで連戦を重ねていること。
また、錦織が決して自ら試合を投げるようなまねはしないこと。

自分の目には、変調を感じつつ、それでも試合を投げたくない
錦織が でたとえ脚が動かなくても指の1本でも動くなら……と、
最後までマレーに抵抗しようともがいているように見えた。

…まず、解説・実況が誰かを調べた。
谷澤は高校生で全日本選手権に優勝した実績を持つ元選手だ。
福井烈を破った決勝はテレビで見た記憶がある。広瀬アナは
3月までニュースウォッチ9でスポーツを担当していた。
この二人がそこまであからさまな言い方をするだろうか…
それが私の最初の感想だった。
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公式のアカウントで実名でツイートしているこの編集長…
どんな経歴の持ち主かはしらないけど、ジャーナリストを
名乗ったにしては ずいぶん“感傷的”で“ファン目線”な
物言いだなあ、とも。
それは…

何はともあれ、錦織選手ができるだけいい体調で、
8月31日からの全米オープンに出場できることを
祈っています。


で、連発したツイートを一度 締めくくった5時間あとに
改めてこうつぶやいているところにも表れている。

それを、NHKの確証もない論評が
「戦意喪失」という憶測を生み、
錦織選手が批判されるのでは
あまりにひどい。現在、取材中の記者、
ジャーナリストの皆さん、錦織選手の
名誉なために、正確な情報をお願いします。
長くなってすみません……。


選手は認めないが、実況中に「あ、気持ちが切れたな」と
分かる(ような気がする)瞬間がある。
その日の相手との力関係で「これ以上はがんばれない」と
選手が感じたらその選手の体つきや周辺の空気が変わるのだ。
肩が落ちる、足取りが重くなる、独り言を言う…など。
イバニセビッチ、カフェルニコフ、コルダ、サフィン…。
彼らによく感じた。“だらしがない”からではなく、態度に
出やすいだけだと思う。

誤解を招くかもしれないが、錦織圭にもデビューのころから
同じ危うさを感じて来た。しかし、今回は見ていないのだから
何とも言えない。実際のところ、どうだったのかを知るため
ツイッターで情報を求めると「(解説・実況を)聞いて違和感が
あった」と編集長と同じ感想を持つ人が多かったのは事実だ。

ファンだったら反発もあるから割り引かなくてはいけないが、
必ずしもそうではない人からも似たような感想が寄せられた。
コメンタリーが現地にいる場合は 選手を含めたコート全体を
立体的・多角的に見ているから視聴者とは違う描写があっても
おかしくないが、同じ画面からまったく違う印象を受けている。

谷澤をかばう気はないが、彼は経験に基づいて錦織の雰囲気から
何かを感じ取ったから“それっぽい”ことを言ったのではないか。
経験者にしか分からない独特のものがあるはずだから。
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報道を見ると、コートを出る錦織にブーイングがあったらしい。
ブーイングにはいろいろな要素があって一概には言えないものの
観客に不満を抱かせる何かがあったのだろう。

思い出すのはアガシが1回戦で敗れた2005年の全仏オープンだ。
相手は世界ランク95位のニエミネンだった。
セットカウント2-1とリードして第4セットに入ったあたりから
動きが極端に悪くなったアガシだったが、第5セットではほとんど
動けなくなっていた。当時の彼は“腰痛”を持っていて定期的に
痛みどめの注射を打ちながら出場を続けていた。

もともと「グランド・スラムで棄権することなど考えられない」と
考える“オールド・スクール”タイプの選手だったから、最後まで
コートに立っていた。第4,5セットでは1ゲームしか取れなかった。
それでも観客からブーイングはなかった。

長いシーズンだからいろいろなことが起きる。ときに“ぶざまな”
負け方をすることもある。しかし、最低でも コートを去るときに
ブーイングを浴びることは避けたい。
「君は十分な努力をしなかった」と言われたことになるのだから。

Mr編集長には、「個人のアカウントでやるべきだったね」と言いたい。
ハハハ。

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引き続きよろしくお願いします。

by toruiwa2010 | 2015-08-20 09:35 | テニス | Comments(3)
Commented by ミコノス at 2015-08-20 10:41 x
私は、GAORAで見ていたので、BSの方はわかりませんが、こっちの解説の辻野さんは、どっか痛めたかな?みたいな事を言っていました。確か

私も、1セット目は、取られたものの、悪くなかったので、辻野さんと同じ印象を持ちましたし、あれだけ、錦織選手も大物と戦ってきてるのだがら、戦意喪失はないかな。

もちろん、BSの方もテニスをされてた方なんでしょうが、ずっと錦織選手を見ていれば、ああどっか痛めたかなと、普通思います。

それと、個人的に応援しているダブルスのパエス選手。

42才と言うのに、前大会、マレー選手と、今大会は、バブリンカ選手と、ペアを組まれていて、ちょっと嬉しかったです。
Commented by toruiwa2010 at 2015-08-20 13:43
ミコノスさん、こんにちは。

記事の中にも書きましたが、
錦織にも悪い癖があるように思います。
損だし、トッププレーヤーになったのですから
その自覚を持つべきです。

ダブルス…パエスも頑張ってますね。
ただし、マッケンローやナブラチロワにくらべれば
まだまだ若いし、ウインブルドンでヒンギスが
2冠をとりました。
ダブルスってそういうものなんです。もちろん、
それ専門にやってる選手は違いますけどね。
シラケちゃいけません。そういう種目だと思って
楽しめばいいのです。
Commented by ミコノス at 2015-08-20 14:08 x
一応、パエス選手が好きなので、それくらいは、わかりますし、ナブラチロワやマッケンロー、ヒンギスもやっている事も知っています。
(と、言うか、シングルスでもバリバリに活躍された名選手達)


パエス選手は、ダブルスの巧者とは言え、今、バリバリに、シングルスで活躍しているマレーやバブリンカとペアで出場している事が嬉しいと書いたつもりなんです(^_^;)

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