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岩佐徹のOFF-MIKE

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ラグビーのワールドカップ~生島氏との会食~15/09/09

開幕が近づく

サッカーのワールド・カップ予選が始まっていて、本大会は2018年なのに試合のたびに
テレビ放映があり大きく取り上げられている。現在 日本で行われているバレーボールの
ワールド・カップには来年のリオ五輪の出場権がかかっていて連日テレビ中継されている。
ラグビーのワールド・カップが間もなく始まるのだが、日本のスポーツ・ファンの中で
知っている人はどれほどいるのだろう?
そう心配したくなるほど話題になることが少ない。

かつて、観客の入らないサッカーの日本リーグ(アマチュア)をよそに、学生や社会人の
ラグビー、特に松尾雄治が活躍した明治大学や新日鉄釜石の試合会場には大勢のファンが
集まって熱狂した時代があった。しかし、不思議なことに、競技場のその熱気がテレビの
視聴率には反映しなかった。会場に行けばこの競技をカッコいい“ファッション”として
とらえる美女がたくさん見られたのだが。

話がそれてしまったが、ワールド・カップ(くどいようだが、ラグビーの)は日本時間の
19日にイングランドで開幕する。日本は南アフリカと第1戦を戦う。
先日、前哨戦のウルグアイとの試合を見て、堂々とした戦いぶりに驚いた。今では日本が
格上らしいが、攻守に圧倒していた。
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熱心だったかと問われればそうでもないが、ラグビーは昔から好きな競技だった。
松尾が現役だったころは秩父宮ラグビー場によく通ったものだ。
そんな程度のファンはいつの間にか日本ラグビーの地位が向上していることに気づくのが
大幅に遅れる。現在は14位だが、一時は9位まで上がっていた!ゴメン、知らなかった。

ニュージーランドなどと肩を並べるのは無理にしても、世界の強豪と“いい試合”をする
下地は十分にできているようだ。
それを知ると、今年のワールド・カップは楽しみになる。しかも、知らない人が多いが、
次回、2019年の大会は日本で開かれることが決まっている。いい結果を出して少しでも
ムードを盛り上げたいところだ。

良書あり:友と会食

月曜日にスポーツ・ジャーナリスト、生島淳さんに会った。9ヶ月ぶりになる。
私は現役を引退して10年が過ぎようとしているが、スポーツは“専門”だったし、相手は
今 脂がのっているバリバリの現役だ。MLBを初め、好きなスポーツがかなり重なるのと
スポーツへのアプローチの仕方も似かよっているので話が弾んで時間の経過が速い。
幼いころに私のMLBの実況を聞いていたという彼の方からコンタクトがあって年に数回、
会食しながらあれやこれやを話す。私にとっては貴重で楽しい時間だ。

この日もいろいろなことを話したが、中心は彼が最近文芸春秋BOOKSから出した著書、
「コーチングとは『信じること』」だった。“ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディー・
ジョーンズとの対話”の副題がついている。数回に分けて行ったロング・インタビューを
まとめたものだ。

“コーチングはアートだ”と考えるジョーンズの思いが全編に詰まっている。
詳しくは知らないが、日本チームのヘッドコーチに就任してからの3年余りでジャパンの
強化と技術向上に寄与したことについて異を唱える人は少ないと思う。
この本を読むと、ジャパンをここまでにした彼が何を考えて来たかがよく分かる。

こまかく書くと、営業妨害になりそうだから遠慮するが、ワールド・カップをテレビで
見ようと思っている人は読むべきだ。(別に頼まれていないが)
レベルの低いファンとして特に興味を持った“データ”についてだけ書いておく。
ジョーンズはジャパンがワールド・カップで成功するための“条件”として二つの数字を
挙げている。

まず、“パスとキックの比率”
世界の強豪はパス4に対してキック1が一般的だが、ジャパンは11対1になるのが最適。

過去のテストマッチを見ると、この比率が20対1などパスが多くなると、敵はアタックが
予想しやすくなりジャパンの攻撃は抑えられてしまう。
逆に、キックがスタンダードの倍に増えて8対1になると、ジャパンらしいユニークな
プレーから遠ざかって選手が自信を失いかねない…と言うのだ。

「世界のラグビーの常識からは“異常”な数字でも、“11対1”の比率がジャパンにとって
最適であることはこれまでの試合結果から見て間違いない。去年6月、26-23で勝利した
イタリア戦がこの比率だった」と。

ジャパンの生命線を握るもう一つの数字は“ポゼッション”、ボール保持の割合だ。
54%がカギだとジョーンズは言う。「少なくとも50%以上が必要で、54~56%になれば
勝つ試合につながる」と。
ほかにも、ワールド・カップで戦うために必要なチームの総キャップ数、キックオフでの
ハングタイム(滞空時間)、ピークに達するポジション別の年齢…など、ほかにも興味深い
数字の話が出て来る。

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良書だと思う。
ラグビーに関心があり、ワールド・カップをテレビで楽しもうと思っている人に勧める。
最低でも、ジャパンを率い、世界で戦えるチームに育て上げた男を知ることができる。
インタビューは90分ずつ7回、10時間を超えたそうだ。
私のように人から話を聞くのが仕事の一部だった者が読むと面白いことが見えてくる。
3回目ぐらいにジョーンズが「楽しいインタビューになりそうだ」と言ったそうだ。
現場にいたわけではないのだが、読んでいると、回を重ねる間にジョーンズが生島さんを
リスペクトするようになっていく“空気”を感じる。
この対話が成功したのはそのおかげだと思う。

一方、ワールド・カップの放送は日本テレビとNHKが半々で行うらしい。
しかし、日テレの放送予定を見ると、日本の第1戦、南アフリカとの試合はナマではない!
深夜0時45分開始の予定だからだろうが、翌日の昼間にディレー&ハイライトだという。
せっかくのイベントなのに腰が引けている。NHKかJスポーツで楽しみことになる。

日テレのラグビー班には「パスとキック、ポゼッションのデータをジョーンズの話との
比較で表示してほしい」と注文したが、やってくれるかどうか?
セクシー動画でルール解説するぐらいならできるだろう…と思うが。
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by toruiwa2010 | 2015-09-09 08:57 | 友ありて | Comments(2)
Commented by デルボンバー at 2015-09-09 12:29 x
昨日生島氏がレギュラー出演されているラジオ番組のなかで、名前は伏せられてましたが、岩佐さんがバレーボールについて話されていた内容の一部を紹介してました。
なるほど、生島さんとはそういうご縁だったんですね。生島さんのお兄様とはかつて同業者でらっしゃったし......って少し言い過ぎましたかね?
Commented by toruiwa2010 at 2015-09-09 13:42
デルボンバーさん、こんにちは。

そう言えば、東洋の魔女など、
バレーボールの話もしましたね。
何しろ、話すことはたくさんあって。
相手が「現役」だと、いまのことを
いろいろ聞けるのが楽しいです。
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