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岩佐徹のOFF-MIKE

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スコットランド戦&勇気ある決断~友人のつぶやき~15/09/24

ラグビー ワールドカップ
JAPANの第2戦が始まる。
あれだけ世界から称賛されたあと
無様な試合をすることはできない。
とは言え、このレベルで中3日は
体力的にはきついだろうなあ。
ランクに関係なくスコットランドは
世界の強豪だ。
挑戦者の気持ちを 忘れにように。

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後半5分、五郎丸のキックで12-10と追い上げたときは、「見えた!」と思ったのだが、
JAPANの得点はそこまでだった。
南ア戦で劇的な勝利を得たが、身体が受けたダメージは相当のものがあっただろう。
中3日でふたたびピッチに立つのは、このレベルでは厳しすぎた。試合の前も後も、
「言い訳にはできない」と言い切ったヘッドコーチも選手たちも立派だった。
しかし、19日に試合をして、中3日でこの日もプレーしたのはほかにフランスだけだ。
恨めしいよなあ。

“疲れが残っているはず”という先入観があるからだろうが、立ち上がり、わずか3分で
先制点(キック)を許したあたりから、南ア戦とは“空気”が違うと感じた。
五郎丸のタッチへのキック、ラインアウトからモールを押し込んでのトライで逆転した
シーンでは期待を持ったが、南ア戦ではほとんどなかったつまらない反則が多かったし、
笛が鳴ったあと、次の行動に移るのに少しずつ時間がかかっていた。動きが鈍かった。

それでも、前半の終了間際、ゴールライン近くまで攻め込まれたときのディフェンスは
最後の五郎丸の“必殺タックル”をふくめてあっぱれだった。

しかし、マフィの負傷交代からJAPANのアタックは迫力を欠いた。
加えて、疲れが影響したとしか思えない“判断ミス”が目につくようになった。
試合前に読んだり聞いたりした専門家の予想の多くは、スコットランドは序盤から強めの
フィジカルコンタクトでJAPANにダメージを与え、最後の20分過ぎから勝負に出る…
というものだった。

応援する者にとってダメージが大きかったのは五郎丸のキックがゴールポストに当たって
はね返ったあとトライ(ゴール)を許した後半15分前後の場面だった。ペナルティゴールの
3点が入らず、逆に7点を失い、一気に22-10と引き離されてしまった。
そのあと奪われた3トライは見るのもつらかった。

この負けは残念だが、PHASEを重ねた最後のアタックはJAPANらしかった。
ベストエイト進出のチャンスはまだあるし、初戦で南アを下した“快挙”の色があせる
ことはない。特に、あの五郎丸のキックで29-29としてからノーサイドまでの10分間に
味わった興奮はスポーツ・ファンなら忘れることはないだろう。
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こまかいところが気になるタイプの私が 知りたくて知りたくて“うずうず”しているのは、
残り時間が少ない場面で 同点ではなく、逆転を選んだプロセスだ。
スタンドから戦況を見守りながら無線で指示を出していたジョーンズ・ヘッドコーチは
“ショット(キック)だ”という判断だったそうだ。最高指揮官だし、試合の全貌がつかめる
位置にいたHCの判断は普通“絶対”だろう。

しかし、主将・リーチはスクラムを選択した。指揮官の指示に従わなかった。
日刊スポーツはこう書いている。「スクラム、いける?」と問うと、フッカー木津が答えた。
「いける。いけるよ」と。
自分もスクラムに参加するリーチも同じ気持ちだったのだろう。スタンドのHCではなく
ピッチで肌で感じるものを信じようと思ったのだ。

結果として、シンビン(一時退場)で1人少ない相手のスクラムを押してチャンスをつかみ、
逆転のトライに結びつけた。
選手の気持ちの中には「キックで同点で終わったら、日本ラグビーの歴史は変わらない。
勝つか負けるかだ」という思いが強かったのだろう。その思いが世界の3位、この大会で
過去2回優勝している強豪からの勝利をもたらした。

スポーツ紙などを読むと大体のことは分かるが、大会が終わってからでいいから、誰かが
現地にいたヘッドコーチ、選手だけでなく、OB、協会関係者たちにインタビューして
“あの数分間”を再構成してほしい。それは「江夏の21球」よりはるかにドラマチックな
読み物になると思う。
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ロンドンで読んだ切ない記事。

・・・友人・生島淳が取材に訪れたロンドンから悲しげなツイートをしていた。
地元紙でエディ・ジョーンズHCのインタビュー記事を読んだのだ。

日本でこの競技を運営している人々(協会幹部)の
情熱に疑問がある。ひどく失望している。


エディは、この大会が終わるとHCの座を去ることになっている。
この大会の結果がどうなろうと、JAPANをここまで強化したのはエディの功績だろう。
普通はこのタイミングでのHC交代は考えにくいが、決意は確固たるものだったようだ。
2012年の就任以来、新しい発想、新しいトレーニング方法を持ち込んで日本ラグビーを
強くすることに心血を注いできた彼にしてみると、幹部たちがどこまで本気で取り組んで
いるかについて物足りない点が多々あるのだと思う。

古くは、来日した元メジャーリーガーや監督、サッカーの監督・コーチからも同じような
愚痴・怒りを聞いてきた気がする。つい最近、ジョーンズとの10時間半のインタビューを
まとめた本を出版したばかりの生島氏が“切ない”と呟く気持ちがよく分かる。悲しいね。

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by toruiwa2010 | 2015-09-24 08:55 | スポーツ全般 | Comments(8)
Commented by ヱビスの黒生 at 2015-09-24 09:40 x
岩佐さん、おはようございます。

前半から後半途中までリードを許しながらもいい戦いぶりをしていただけに、その後のミスの連発がもったいなかったです。
やはり強豪といわれるチームはそういったミスを許してはくれませんね。サッカーでも似たような傾向はありますが、ここまで確実にモノにされるのはラグビーというスポーツの特性でしょうか。

次のサモア戦までは間があきます。この2戦でわかった課題を1つでも多く解決し、奇跡の勝利も惨敗も忘れて臨んでほしいですね。
そして応援する側の我々も、これは戦いなんだということをしっかりと意識してサモア戦を迎えなければならないと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2015-09-24 10:03
ヱビスの黒生さん、こんにちは。

戦前の予想通りになりましたね。
サモア戦はしっかり戦えるでしょう。
マフィがダメだと厳しいでしょうが。
Commented by デルボンバー at 2015-09-24 12:28 x
結局、協会は日本でのワールドカップには清宮氏を監督にしたいんじゃないでしょうか?いちおう日本人監督の中では実績は抜群ですし、つねづね(いずれは)自分が代表監督になるべきだ、と言っているようですよ。
Commented by toruiwa2010 at 2015-09-24 13:36
デルボンバーさん、こんにちは。

清宮・・・クセがありますねえ。
ま、私が監督されるわけじゃないから
構いませんが。ハハハ。
Commented by 花みさき at 2015-09-24 18:18 x
岩佐さん、こんばんは。
私のようなラグビー知らない人たちにも
南ア戦には驚きました。
ルール知らなくても、感動できるのがスポーツですね。
Commented by toruiwa2010 at 2015-09-24 19:02
花みさきサン、こんばんは。

ワールドクラスの競技は
ルールに関係なく面白いです。
オリンピックがいい例です。
Commented by 赤ぽん at 2015-09-25 18:52 x
岩佐さん、こんばんは。

1グループに奇数の5チーム、日程の不公平?さ(しかも中3日?!)
こういうのは仮にもW杯ならばどうにかして欲しいもの。いくら事前に
分かっているとはいえ、あまりにも…

なによりNo,8の大活躍していた選手の脚の怪我、心配ですね。なにせNo,8ですから。

生半可なラグビーファンですが、あまりに早慶明に偏りすぎていた?!時代を知っている
者としてはこうやって一般人に広く、また拘りや括り、派閥の見えにくい
(と書いたら言い過ぎでしょうか〉4年に一度のお祭り、祭典に活躍するJAPANを
世界で活躍する姿を、もう少し長く見ていたいと思います。

あまりにも外国人が多い?、そういうルールですから、それは…ね。
Commented by toruiwa2010 at 2015-09-25 20:02
赤ぽんサン、こんばんは。

すでに爪痕はしっかり残しましたが、
もう一頑張りしたいですね。

”外国人”については、いまでも
賛成しかねます。3年共住すればOK・・・
簡単すぎます。
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