ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

イチロー:是々非々 6 自薦・厳選300? 15/09/26

d0164636_8332651.jpg

( 2012.07.24 初出 )

07/24 07:30AMのツイート
イチローがヤンキースに移籍すると言う。
ね、言っただろう?イチローの移籍は
あることだし、むしろ移籍を勧めるって。
少なくとも日本の野球界にとっては
最大のニュースだ。
球団の思惑と本人の意向が合致したのさ。

d0164636_8352187.jpg











日本的には“超”がつくビッグニュースだ。
プレーオフ出場は確実だし、かなりの確率でALCS、さらにはワールド・シリーズで
プレーするイチローが見られるかもしれないのだもの。
今日の、MLB.comにも“Bronx bombshell”…ブロンクス(ヤンキースタジアムが
ある地域の呼び名)に大きな衝撃、と見出しをつけてトップで報じられている。
それはそうだろう。将来、殿堂入りが確実な選手が ほかでもないニューヨーク・
ヤンキースに電撃的に移籍したのだから。

ヤンキースは、ともに25歳の2人の若手投手を出し、代わりにイチローと現金を
受け取ることになる。金額は不明だが、このトレードはマリナーズがかなり足元を
見られた感じだ。2投手はいわゆる“プロスペクト(=有望株)”なのかもしれないが、
メジャーでの実績がまったくないと言ってもいい選手だ。どちらがいい“商売”を
したかは数年後にならないと分からない。

10年連続安打の記録を達成した2年前、2010年の“通信簿”にこう書いている。

10年目の今シーズンはイチローにとって大きな節目の年になる
のではないかと思いつつ、開幕からの“推移”を見守りました。
今年も200安打を達成したら、それはおそらく、何十年も破られない
ような大記録としてメジャーの歴史に残ることになる、もし
途切れるようなことになったら、なったで、彼は新しい目標に
目を向けるのではないか…と思ったのです。
新たな目標とは、もちろんワールド・シリーズでの優勝です。
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば

藤原道長はそう詠みましたが、輝かしい経歴を持つイチローの
月には欠けた部分があります。

10年連続で個人記録としては立派なものを残したのですから、
野球人としての“高み”をぜひ、目指してほしいものです。


10年連続達成を機に移籍を…と訴えたのだが、声は届かなかった。
2年半遅れたが、移籍自体はイチローにとってプラスに働くと思う。シアトルより
環境は厳しい。世界一の大都会、世界一の球団、その伝統の重み…競争は激しいし、
球団のディシプリン(規律)も比較にならないほど厳しいはずだ。おそらく、初めは
盗塁も監督のサイン待ちになるだろう。残り試合はそれほど多くないが、20試合に
1度ぐらいの割合で“強制的”に休まされるはずだ。
…要するに、マリナーズ時代のように、自分のペースではやれないことになる。

しかし、イチローだって昨日今日のメジャーリーガーじゃないから、そんなものに
押しつぶされることはないだろう。
逆に、昨日までの重苦しさから解放されて、はつらつとプレーする可能性の方が
大きいのではないかと思う。ぜひ、そうであってほしい。

去年の後半から、イチローのバットの“湿り具合”はそれまでの実績を考えると
あり得ないほどひどいものだった。どんな大選手でも、成績が落ち、チャンスで
打てなくなれば、球団もファンも厳しくなる。今年に入って、“3番落第”のあと
トップでも結果が出ないイチローにとって、居心地は日増しに悪くなっていった。
華やかな実績を思えば“屈辱”の日々だっただろう。

球団は“若返り”に方向を定めて動き出した。過去の偉業はリスペクトしつつ、
イチローのハンドリングは難しくなった。今年限りでFAになる選手だし。
移籍を拒否する契約になっているにしても、それはあくまで権利だし、“放棄”は
可能だから、移籍しろ、移籍しろ、と私はしつこく言ってきた。
今回は、イチローをどうにかしたいという球団の思惑と、このままでシーズンを
終えたくないという本人の気持ちが合致したから交渉が成立したのだろう。

緊張した会見前半の表情より、後半の一問一答に移ってからの笑顔がいい。
WBCのときを思い出す。こんどこそ、野球を楽しむつもりでプレーしてほしい。
デレク・ジーターという最高のお手本がそばにいるのだから見習うといい。
11時開始のマリナーズ戦に先発することがすでに発表されている。
少しも驚くことではない。ダブルヘッダーの第1試合のあとトレード交渉が成立し、
スタンド下の通路を通って相手のロッカーに移り、第2試合は違うユニフォームで
プレーしたことだってあるのがメジャーだ。

確認していないが、8番・ライトだそうだ。
大リーグ通という外国人が「とくダネ」で「9番・レフトだろう」と話していたが、
「えっ?」と思った。スゥイッシャーがいようがいまいが、イチローのポジションは
守備範囲や肩を考えたらライトさ。
打順は1・2番はないと思っていた。8番よりむしろ9番の方がいいと思う。
“隠れ1番”という考え方だ。まあ、正式発表と試合を楽しみにしよう。
たぶん…たぶんだが、手すりに寄りかかってイチローの打席を見つめる川崎の姿が
見られることだろう。ハハハ。

最後に、こんなこぼれ話はいかが。

「三方一両得?」

1979年のキャンプイン直前、フィリーズとカブスの間で
長い交渉の末、大トレードが成立した。
トレードのあと、フィリーズのオーエンス副社長の談話。
「このトレード交渉では三つの組織が大きな利益を得た。
フィリーズ、カブスと…電話会社さ」


ああ、しかし、今回の交渉でAT&Tは稼げなかったはずだ。今の時代、シアトルと
ニューヨーク、大陸をはさんで飛び交ったのは電話じゃなくメールだったろうから。
ハハハ。

イチロー いい“デビュー”飾る ( 2012.07.24 初出 )

07/24のツイート

さあピンストライプではないがヤンキースの
ユニフォームを着たイチローがデビューする。
しかも黒田が先発だ。久しぶりに試合前から
興奮する。環境が大きく変わったイチローが
それをプレーにどう生かすかに注目だ。


環境の変化が大きなプラスになっていることはこの試合のイチローの一挙一動に
現れていた。ニュースで見る試合前の表情にも試合中のベンチでの表情にも。
試合中のダグアウトでチームメイトと話していた。ベンチの奥ではなく、手すりに
寄りかかって試合を見つめるイチローを見るのはいつ以来だろうか?
別れの握手を求めてきた警備員にも笑顔で応じていた。しかも歯を見せて。
変われば変わるもんだ。もちろん、これでいいのさ。彼にチームを変わることを
勧めたのも、この気持ちになってほしいからだった。この感じなら残り67試合で
いい結果を残すかもしれない。そう、“Newイチロー”誕生の予感がする。
d0164636_8361776.jpg





なんと言っても、はけ口がなく、ストレスのたまる状態から抜け出したのは大きい。
しかも、新しいチームは世界一のチームだ。本人が会見で語っていた通りMLBで
一番勝てないチーム(実際は違うが)から一番勝っているチーム(これは事実)への
移籍だから、クールが“売り”の彼でもさすがに興奮するだろう。
同じようにクールと言われる当方(ハハハ)も朝から気分が高揚した。

ゴルフ、テニスはメンタルが大事な競技だと言われるが、野球だって同じさ。
今シーズンの松井やイチローのプレーを見れば分かるはずだ。

英語放送に切り替わる前のわずかな“スキ”に、スタメンを発表していたNHKの
Nアナがこう言っているのが聞こえてきた。
「マリナーズはイチローを失ってのオーダー…」と。どうしてそんなことを!
「…が去った」、「…がいなくなった」ならまだ分かる。しかし、「失った」には
残念な気持ちが含まれる。そうじゃないんだ。分かっとらん。ハハハ。

少しだけど現金のお土産付きで 実績はないが二人の若手投手をもらい、オフには
FA(フリーエージェント)になる予定があってシアトルではこれ以上は期待できない
ベテランを「所払い」出来た。しかも、来年以降はイチローの給料1600万ドルを
補強に使えることになった。願ったりかなったり…というのが実態だと思う。
決して、イチローを“おとしめて”いるのではない。事実を書いている。
なんでもかんでも“イチロー中心”で考えちゃダメだ。
d0164636_8363974.jpg 







この試合はいろんな意味で“歴史的”だったのだが、3回にようやく最初の打席が
回ってきたなんてことはイチローの野球人生では幼少期を除いてないことだろう。
場内アナウンスにうながされて打席に入ろうとするイチローをシアトルのファンが
スタンディング・オベーションで迎えた。ヘルメットをとって頭を下げる彼の胸に
どんな思いが浮かんだのだろうか。

0-1からの2球目を力むこともなくセンター前に打ち返した。
そして盗塁…。いやいや、ずいぶんアグレッシブじゃありませんか。「なんだい、
ヤンキースに移ったらチーム・プレーをするのかい」…マリナーズのベンチでは
そんな皮肉や愚痴の一つや二つ 聞かれたはずだ。
d0164636_837114.jpg





第2打席は3-1と逆転した4回、1死1・2塁で回ってきた。見せ場だった。
「クセは知っているはずだ。HRを狙って行こう」とつぶやいた。アナウンス論に
書いた“保険”だったのだが、「クセ走っている」と誤変換したので削除した。
…狙っていたと思う。高めに入ってきた148キロのファストボールに力負けした。
4打席目のセカンド・ライナーは惜しかった。結局4-1、1盗塁に終わった。
しかし、イチローは元気・精気を取り戻した。バックホームは少し力が入ったが、
全体としていいデビューだったと思う。いいトレードだったということだ。
d0164636_9162454.jpg




球宴中にいろいろ考えたと会見で話していた。

7月9日付け当ブログの最後はこう締めくくってある。

…イチローを取り囲む環境は確実に変わった。
最後の2試合は打順を2番に下げられた。
監督の頭の中ではイチローの再生より、若手を
育てるためにイチローをどう使うかに傾いて
いるのではないか。
2安打ずつ打って意地を見せたが、球宴休み中に
考えるべきことは多い。


ヘヘヘ。やっぱり考えたんだ。そりゃそうだ。あれだけ追い詰められたら誰だって
身の振り方を考えるさ。サラリーマンと同じさ。

*以下、カット。イチローに関係ない話なので。

人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2015-09-26 08:40 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。