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岩佐徹のOFF-MIKE

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“発災”ってなによ?~天声人語の“違和感”~15/10/02

発災から3週間 速報 両陛下 常総市 お見舞い 

・・・昨日、何気なく「みんなのニュース」を見ていて、思わず笑ってしまった。
間違いだと思ったからだ。
茨城県内の豪雨の被災地を天皇・皇后両陛下が訪問された模様を伝えていた。
“発災(はっさい)”ってなんだ?聞いたことないぞ、と思った。

記者がタイトルを発注するときに間違えたのだろうと想像したのだが、画面が
スタジオに切り替わったあともでかでかと「発災3週間」の文字があった。
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えっ、こんな言葉、あるのか…と慌てて検索してみると、当たり前のように
何十万件もヒットした。
この世に生まれて77年と3日目だった。言葉を道具とする仕事に40年以上も
関わったが、この言葉には初めて出会った。
いや、2011年の東日本大震災のとき、“災害発災直後の被災地の被害状況(朝日)”、
“発災10日目に…(毎日)”と新聞各紙も書いているから見たことはあるはずだ。
使われていたのを読み流していたか、意識して受け止めなかっただけなのだ。

言葉には敏感なはずなのに、と驚いた。
たしか、“喫緊(きっきん)”という言葉をちゃんと聞いたのも10年前ぐらいだ。
敏感どころか鈍いんだね。

改めてニュースを振り返ると、文字としては使われているが、原稿読みの中にも
フリートークの中でも一度も出ていない。“なじまない”のだろう。
しかも、50年以上前の結婚当時から妻が使っている明解国語辞典はもちろん、
80年代後半に私が買った電子辞書の広辞苑にもこの言葉は載っていない。
私の許可もなしにいったい、いつから使われるようになったのか。けしからん。

話は変わるが、画面で“発災”を見た瞬間、頭に浮かんだ言葉は“違和感”だった。
実は、思わず笑ったのはこの日の朝読んだ“天声人語”にも関係していた。
冒頭に「違和感という言葉は、なるべく使いたくない」とあり「何かを批判する時に、
“違和感がある”と言うと、もっともらしく聞こえるが、言われた方は具体的に
どうすればいいかわからない」と続く。
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なるほど…と思わないでもない。さすが、過去には教科書に採用されたこともある
名文家の流れをくむ記者の言葉だね。

なんでも“違和感”で片づけたり、安易に使ったりするのは控えた方がいいが、
じゃあ、何と言いかえるか…となると難しい。辞書には「何とも言えない嫌な気分、
しっくりしない感じ、ちぐはぐな感じ」などとある。
これらの言葉だったら、言われた方も“具体的にどうすればいいか分かる”のか?
そうは思わない。
昨日の記事の中で天声人語氏も“違和感”に代わる言い方を提示していない。
口で言うほど簡単じゃないのさ。

で、私はと言えば、2011年元旦、このエキサイト・ブログに移転してきて以来、
5年足らずの間に200回を超えて“違和感”を使っている…らしい。
記事の数は1800本ぐらいだから、かなりの頻度だ。ボキャブラリー不足なんだ。
ちょっと恥ずかしいな。

ちなみに・・・
妻の辞書には“発災”だけでなく、“違和感”も載っていない。

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by toruiwa2010 | 2015-10-02 09:13 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
Commented by モリパー at 2015-10-02 19:27 x
こんばんは。
喜寿を迎えられておめでとうございます。
これからも色々な情報発信を楽しみにしています。
お身体くれぐれもご自愛下さいね。
Commented by toruiwa2010 at 2015-10-02 20:02
モリパーさん、こんばんは。

早速、風邪をひく始末。
どうにもなりません。
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