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岩佐徹のOFF-MIKE

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見習ってもいいんじゃない?~MLBの日程づくり~15/10/06

MLBでは現地時間で今日からプレーオフが始まります。
6地区のうち4地区で最終週まで優勝が決まりませんでした。アメリカン・リーグ西地区で
優勝とワイルド・カード決定戦に駒を進めるチームが確定したのは公式戦の最終日でした。
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最後の1週間で追いついたり、逆転したりすることがよくあるだけにファンは最後まで
手に汗を握ることになるのです。
この興奮を味わうとき、各チームの残り試合数が並んでいることは大事な要素です。
メジャーの日程は、開幕日こそバラバラですが、全チームが10月4日に閉幕することで
完全に足並みが揃っています。そのため、雨で中止になると、翌日 ダブルヘッダーにする、
事情が許せば旅行日をつぶしてしまう…さまざまな方法で試合を消化していきます。
9月を迎えるころには各チームの試合数の差は、あっても1試合ぐらいになっています。

日本のプロ野球ではあまりダブルヘッダーをやらなくなりました。よくわかりませんが、
その理由は“儲けそこなう”からでしょうかね?
気持ちは分からなくもありませんが、消化試合数に大きな差がつき、その結果 ペナント・
レースの全貌が見えにくくなることもあるのですから厄介です。
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分かりやすくするために、9月2日終了現在のセ・リーグの順位表を見てください。
各チーム、残り試合が30を切って混戦でした。
日本ではクライマックス・シリーズという“魔訶不思議な”システムがあって3位までに
入ることが重要ですが、この時点で1位から4位までの差が3.5ゲームでした。しかし、
CSに出場するチャンスがある4チームの間で消化試合数の差が最大“7”!
1ヶ月の間にどうにか“調整”されましたが、どこかに“無理”があったはずです。
MLBにならって、そのつど横並びになるようにしていれば、避けられるのに。
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もっとも、日本では全チームが144試合を戦います。必ず。
一方、MLBでは 今年、2チームが161試合でシーズンを終えました。
全チームが162試合すべてを消化できなかったのは2011年以来(ナ・リーグ 2チーム)です。
1試合少なかったのはア・リーグのインディアンズとタイガースでした。
9月10~13日に4連戦が予定していましたが、中間の11,12日が雨で中止になったため、
13日にダブルヘッダーを組んで1試合は消化しましたが、14日から閉幕の10月4日まで
両チームが対戦できる日は1日もなく、1試合だけ残ってしまったのです。

消化試合数をできるだけ揃えようとする努力にはビックリするやり方もあります。
2007年開幕直後にクリーブランドで行われる予定だったインディアンズvsマリナーズが
4日連続の雪ですべて中止になりました。
5月と6月の移動日に一試合ずつ消化しましたが、一試合だけ残ってしまいました。
どうしたか?
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9月末にシアトルでの3連戦の2日目をダブルヘッダーにして消化しました。つまり、
インディアンズは有利とされるホームゲームを敵地でプレーしたのです!
大差をつけて首位を走っていましたから、問題はありませんでした。
僅差で首位争いをしているときでも、それしか方法がなければたいしてもめることもなく
インディアンズは試合をしたことでしょう。
もちろん、両チームとも162試合すべてをプレーしました。

この年のインディアンズはもっと“凄いこと”をやってのけています。
マリナーズの試合を中止に追い込んだ大雪はその後もやむ気配がなかったため翌日からの
エンゼルスとの3連戦をなんと、ブリュワーズが遠征に出かけたあとのミルウォーキーで
プレーしたのです!!なんという融通性でしょうか。

今年のインディアンズとタイガースのように、どうしても消化できない試合は、それが
地区優勝やワイルド・カード出場チームの決定に影響しない限り打ち切りになります。
その一試合にタイトルや20勝、200安打がかかる選手がいてもお構いなしです。
ペナント・レースは優勝チームを決めるためにやっているのだから、個人記録は関係ない
というのが彼らの考え方です。
メジャーのこのやり方は合理的で分かりやすいですね。しかも、レギュラー・シーズンが
終わると、2日後にはプレーオフが始まるスムーズな流れがファンの興奮を掻き立てる…
見ていてうらやましい限りです。

個人成績の無視など、日本だったら、きっと愚痴やクレームが聞かれるはずです。
…というか、優勝は決まっているのに残り試合をだらだらと消化したり、極端な場合は
クライマックス・シリーズが始まっているのにほかのチームが“消化試合”をプレーして
いたりする日本野球では起こり得ない話でした。ハハハ。

16試合も残してホークスが優勝を決めたのは9月17日。強すぎました。
しかも、彼らがクライマックス・シリーズで第1戦を戦うのは10月14日です。休養十分?
いや、そういう話じゃないんです。

日程とは無関係ですが、終盤のメジャーでひそかに注目していたのは、フィリーズの
勝ち星が60に届くかどうかでした。
メジャーでは、こんな言い方をすることがあるからです。

どんなに強いチームでも60敗はするものだし、どんなに弱いチームでも60勝はする。
優勝争いをするチームとダメなチームの差は、残りの42試合をどう戦うかで決まる。

創設1年目のニューヨーク・メッツは40勝しかできなかったし、ナショナルズのように
2年連続60勝に届かなかった(2008-09)というケースもありますから、そんなに恥ずかしい
ことでもないでしょうが、少なくとも自慢できることではありません。
ちなみに、フィリーズは最後の9試合を6勝3敗としてトータル64勝をあげました。

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by toruiwa2010 | 2015-10-06 09:09 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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