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岩佐徹のOFF-MIKE

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イタリア語 少しだけ 自薦・厳選300? 15/10/17

“センザ”で三名さま
~ミニミニ・イタリア語講座~ ( 2010.02.12 初出 )


テーブルでサラダが運ばれるのを待っている私の視線の先、
店の入り口に若い男性客が現れました。
あいにく、いつもそこに立っているチーフがいませんでした。
客はカウンターの中で下ごしらえをしている若い調理人の一人に
何か言っています。仕事をしながらうなずいた調理人がホール・
スタッフに呼びかけました。
「“センザ”で三名さまです。よろしく」
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客の所に足を運んだスタッフが話しています。
「すみません。予約でいっぱいなんです」…。
調理人さんの“センザ”が耳に入ったとき、私には事の次第が
すぐに分かりました。
イタリア語で“センザ”は英語の“without”です。
この客は“without reservation”(予約なし)で来店したのです。

1990年代の初め、イタリアのサッカー(calcio=カルチョ)の実況に
関わったとき英語の資料はほとんどなく困りました。
ミラン・ダービーのときだけ現地に行くようになって、少しですが
イタリア語の勉強をしました。
日常の挨拶に始まって、数字の数え方、季節や月日、曜日など
基本的なことだけでしたが。

“ボンジョルノ”(こんにちは)、“グラッチェ”(ありがとう)は
当たり前として、必要に迫られて真っ先に覚えたフレーズは
「アクア・ミネラーレ・センザ・ガス」でした。
“ガス抜きのミネラル・ウオーター”という意味になります。

ホテルにチェックインすると、まず近所を歩き回って果物や水を
売っている店を探しました。
海外では生水を飲まないと決めていましたから、水の確保は
優先順位のNo1でした。

“センザ”という単語を耳にしたとき、すぐに職人さんが言わんと
した意味が分かったのはそんなわけです。スタッフだけに通じる
“隠語”のつもりだったでしょうが、そうはいきません。ハハハ。

前菜を食べているときに、ホール・スタッフの一人が同僚に
「トレ・ピアッティ お願いします」と言うのが聞こえました。
「もしかして…?」と思って見ていると、言われたスタッフが
皿を3枚取り出して渡していました。
家に帰って、イタリア語の辞書を引いてみました。イタリア語の
発音からスペルを想像するのはむつかしいことではありません。
頭に描いたスペル“piatto”はもちろん正解、意味は“皿”です。
なぜ、聞こえてきたとおりの“piatti”じゃないのか?
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イタリア語では“o”や“a”“e”で終わる普通名詞が多いですが、
その複数形はほとんど“i”になります。“piatti”は複数ですから
そのままでは辞書を引いても載っていないのです。
「みなさんは、おそらく、ワインリストでおなじみだと思います。
“rossi”“bianchi”は複数、その単数形は“rosso”“bianco”です」

…セリエAの実況中にそんな“イタリア語口座”をやりました。
しかも、得意げに。オー、ハズカシ。ハハハ。

ちなみに、ワインはvino(複数形はvini)です。

赤や白以外の色についてもいくつか思い出せます。
Azzurro=青
Giallo=黄色
Nero=黒
Viola=紫
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いずれも、サッカーのユニフォームに使われています。
チーム名よりもrossoneri(ロッソネリ=ACミラン)、giallorosso
(ジャロロッソ=ASローマ)のように、色がそのままチームの
愛称になっているから、イヤでも覚えるのです。ハハハ。


先日、歯医者に行ったとき、待合室のラックには“Oggi”(今日)、
や“Domani”(明日)が置かれていました。
これだけ続くと、書かないわけにいきませんよね。ハハハ。
“センザ”で三名さま
~ミニミニ・イタリア語講座~

このころ毎週末、なじみのリストランテに出かけていました。
よほどのことがない限り、同じテーブルに案内されました。
「ターヴォラ セイ、ドゥエ ペルソーネ(Tavola sei,due persone)!」
チーフの声が響いたものです。「6番テーブルにお二人さまです」

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by toruiwa2010 | 2015-10-17 08:50 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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