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岩佐徹のOFF-MIKE

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MLB日本人選手通信簿~A評価が一人もいない!~15/10/20

メジャー・リーグはプレーオフが熱を帯びています。
しかし、残念ですが、田中将大が先発したア・リーグの
ワイルドカード・ゲームでヤンキースが敗れた瞬間、
日本人の活躍を見るチャンスはなくなりました。

そもそも、黒田博樹と松坂大輔が帰国し、ダルビッシュ有が
手術したあとのリハビリで今年の登板がなくなったことで
寂しいシーズンになりました。

2007年オフから始めて多いときは3回に分けて書いてきた
通信簿ですが、今年は1回で終わってしまいます。
楽ですが、嬉しくはありません。
*評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-、Cの順です。

B— イチロー (マーリンズ 通算15年目)
153試合 .229(398-91) 出塁率.282 1HR 21打点 31四球・51三振 11盗塁

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日本メディアはが“残り156本”と、まるで、今年中に達成可能だと言わんばかりに
煽った メジャーでの3000安打達成はなりませんでした。
14年間続いた年間100安打にも届きませんでした。
打率、出塁率、安打数、打点、盗塁…あらゆる数字がキャリア・ワーストに終わりました。
2割2分9厘は300打数以上の打者の中で最下位、8月31日以降の打率は.139でした。

普通なら評価は“C”でしょう。
しかし、期待に見合う活躍はできなかったものの、1年を通して、いつでもプレーできる
コンディションをキープした日本人はイチローだけでした。
そして、驚くことに、“153試合”はマーリンズの中でも最多の出場数です。
固定するに違いないと思われた若い外野陣に故障者が出たのがイチローには幸いしました。
ほかにも代打、代走、守備固めで試合に出ました。監督・コーチがベンチを見渡したとき
“スタンバイ完了”でそこにいるのは選手の鑑でしょう。そこを評価しての“B—”です。

改めて、イチローが残した数字を見ると、間もなく42歳になることを考慮したとしても
あまりにも寂しいです。守備での貢献はなかなか数字になって現れませんから余計です。
これでは本人がプレー続行を希望しても、来年、契約してくれるチームはあるだろうか?
きっと、彼がおそらく最後になるだろう“職場”を見つけられるのはキャンプが始まる
3月までずれ込むだろう…と思っていました。

マーリンズがシーズン終了からわずか2日後にオファーしたのはオドロキでした。
報道によれば今年と同じ“1年・200万ドル”の契約のようです。
マーリンズは、使い勝手が良い上に、グラウンド、ベンチ、ロッカーで若手選手にいい
影響を与えてくれるベテランをこれだけの金額で確保できます。
イチローの方も、“根無し草”にならずにすむし、チームメイトとのコミュニケーションが
取れていて居心地の良さを感じている球団でプレーが続けられるメリットがあります。
両者の利害が一致してよかったですね。

MLB3000安打まで残り65本ですか。
仮に今年の打率しか打てなくても、“280打数”ぐらいあれば届きます。
うーん、なかなか微妙な数字です。2月にマーリンズへの入団が決まったときに書いた
「イチローの再就職~さて何打席与えられるか?~」では、“イェリッチ、スタントン、
オズナの3人がケガをしない限り、多くても300ぐらいではないか“と予測しました。
仮に打席数が300あっても、犠打・犠飛や四球をのぞくと打数はちょうど280ぐらいです。
若い3人が1年を通してプレーをしたとき、イチローがもらえるチャンスはその程度です。
それも、あくまで今年と同じ“第4の外野手”のポジションを確保出来たら…の話です。

残り20~30本になれば、アウェーでもファンが背中を押ししてくれるでしょうから、
“レジェンド”ならいけそうな気がしますけどね。いやあ、微妙だわ。

B 田中将大(ヤンキース 3年目)
24試合 12勝7敗 154回 防御率3.51 27四球・139三振 25HR

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去年はひじの故障で球宴以後をほぼ棒に振りました。
2年目の今年は、手術を回避したひじの不安を抱えながら開幕を迎えました。
最初の2試合の内容が悪く、「厳しいシーズンになるなあ」と思いましたが、そこからの
3試合はしっかり投げて安心させてくれました。
しかし、その矢先、“悲報”が飛び込んできました。

“右手首の炎症と前腕の張り”で15日間のDL入り。

復帰登板は6月に入ってからでした。
ケガは責められないし、2年連続で二けた勝利を挙げたのだから“A—”でもいいのですが、
序盤で5週間、戦列を離れた“罪”はまぬがれないでしょう。この間に2,3勝していれば
ブルージェイズに地区優勝を許さなかったかもしれないのですから。
こまかいことを言うと、去年の“5敗”は勝ち星(13)と釣り合いますが、今年の“7敗”は
“12勝”とのバランスが悪すぎます。
終盤で送りバントのときに足を痛めて先発を1回 飛ばした件と合わせて検討した結果、
今年の評価は“B”になりました。

昨シーズン、今シーズンとファンの方々の期待に
応えられていないのでこの悔しい結果、想いを
糧にして来シーズン頑張っていきたいと思います。


シーズン最後の登板を終えたあとの本人のツイートにもそう書かれていました。

肘に負担をかけないピッチング…がテーマになった今年の田中は、ストレートの最速が
151㌔前後になったため、変化球主体の投球にならざるを得ませんでした。
言って見れば“New 田中”の1シーズン目でした。手探りだったはずです。
この経験を踏まえ、来シーズンはさらに進化した田中将大を見せてくれると期待します。

被ホームランの多さを何とかしたいですねえ。

B+ 岩隈久志(マリナーズ 4年目)
20試合 9勝5敗 129回2/3 防御率3.54 21四球・111三振 18HR

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8月中旬のノーヒット・ノーランは見事の一語です。
こういう記録が生まれるときは“もうかった”という審判のジャッジがあったり、味方の
ビッグ・プレーに助けられたりすることが多いのですが、これは100%、岩隈が自分の力で
つかんだ大記録です。

去年は7~8月の投球が強烈でした。
今年も、ケガで休んだあと、復帰戦こそ打ち込まれました(4HR! )が、それからの1ヶ月、
ノーヒッターをふくめて神がかりなピッチングを見せました。たった1試合を除いて…。
8月に入ってから、8回を投げて1失点、7回・3失点、ノーヒッター、7回・2失点と
目を見張る投球が続き、24日のA’s戦も4回まで内野安打1本に抑えていました。
5回に豹変しました。2ベースとフォアボールで二人の走者がいましたが、すでに2アウト、
バッターは9番・・・大丈夫だろうと思ったのですが、そこから5連続安打を浴び、一気に
7点を失ったのです。
何があったのか、今もナゾです。

4月下旬に広背筋をいためて故障者リストに入り、2カ月以上休みました。
7月に復帰し、3ヶ月で9勝4敗ですから、立派な数字です。大記録も達成したのですから
“A-”でもいいのですが、やはり、2ヶ月も戦列を離れたのは大きすぎます。

今シーズンはこれまで以上に“高低”をうまく使っていた気がします。
90㍄(145㌔)前後のストレートと圧倒的な制球で相手打線を封じるピッチングは見ていて
楽しいです。何度も書いている通り、もっと注目を浴びる舞台で投げさせたいですね。

B+ 青木宣親(ジャイアンツ 4年目)
93試合 .287(355-102) 出塁率.353 5HR 26打点 30四球・25三振 14盗塁

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ロイヤルズからワールド・チャンピオンのジャイアンツに移った時点で最も懸念したのは
ポジションがとれるのだろうか…ということでした。去年のワールド・シリーズでは
相手投手が右でも先発から外されることがあり、監督は「SFの球場の広さを考えて」と
説明していました。その球場を本拠地とするチームに移ったのですから苦労するだろうと
思ったのです。

杞憂でした。
開幕から1番・レフトに定着しました。そして、前半は“A+”に値する活躍を見せました。
去年の9月に見せた“4試合で16打数13安打”の大爆発には及びませんが、5月下旬には
“3試合で9安打”を含む5試合連続マルチヒットを打つなど、MLB4年目で自己最高の
成績を残す勢いでした。

好事 魔多し…。2度のデッドボールに泣きました。8月に頭部に受けたデッドボールが
青木の2015シーズンを実質的に終わらせました。

過去3年、私の通信簿で青木につけた評価はA+、A-、Aでした。
今シーズン、彼が残した打率・出塁率・長打率・OPSは3年間の平均とほぼ同じです。
しかし、出場試合数が100以下では高い評価はできません。デッドボールは彼の責任では
ないにしても。

*レドソックスの上原浩治、田澤純一については
ニュース映像以外 見る機会がありませんでした。
数字だけで評価するのは遠慮しておきます。


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by toruiwa2010 | 2015-10-20 09:05 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
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