ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

難しさは “ゴルフ>テニス”さ 自薦・厳選300? 15/11/02 

ゴルフとテニス どちらが…?
~タイガーのゴルフを見て~ ( 2010.04.12 初出 )


マスターズ・ゴルフの最終日を見るために5時には起きるつもりでしたが、目覚ましを
かけなかったために目が覚めると5時30分でした。
テレビをつけると、最終組はフロント9の終盤にさしかかっていて、タイガーはトップと
3打差まで追い上げていました。松井がいるエンゼルスもデー・ゲームを戦っています。
食事をしながら2台並べて観戦です。いそがしい朝になりましたが、スポーツ好きには
たまらないシチュエーションです。

赤いシャツでプレーするタイガーを見て思い出すことがありました。

30歳と24歳、優勝回数は48と37。メジャーのタイトルは10と7。
初メジャーは21歳4ヶ月と21歳11ヶ月。
…ゴルフとテニスを比べるのが無理なことは承知していますが、
タイガー・ウッズとロジャー・フェデラーがこれまでに残した数字です。
蛇足ですが、客観的に見て、競技の複雑さ、プレー・コンディションの
影響度を考えれば、勝つことが難しいのは明らかにゴルフでしょう。

d0164636_831642.jpg









…ちょうど4年前、2006年4月のブログにそう書きました。
前年の9月、全米オープンの放送を最後に現役を引退し、時間を持て余している頃でした。
まだ、テニスに関する記事も書いていたころでしたが、もともと、スポーツ好きですから、
さまざまな種目を追いかけていました。
ネット上では、サンプラスの持つグランド・スラム優勝回数を追っていたフェデラーと、
ニクラウスのメジャー最多勝に迫りつつあったウッズを比較する記事が目につくように
なっていました。

若くしてそれぞれのスポーツで、あっという間に先輩を追い抜いて自分の位置を確立し、
二人を打倒するために、ほかの選手たちは懸命の努力をしていました。
技術的、精神的、肉体的な強さは“抜きん出た”存在で、しかも、そのピークはこれから…
そんな二人を比べてみたがる気持ちはよくわかりました。

早々と生涯グランド・スラムを達成したタイガーに対して、フェデラーは去年の全仏の
優勝で念願のフランド・スラムを果たしました。
d0164636_8313472.jpg







フェデラーは28歳になりました。ツアー通算62勝でグランド・スラムでの優勝は16勝と
サンプラスを抜き去りました。
一方、スキャンダルから復帰したウッズは34歳、ツアーでの優勝は71勝です。
08年の全米オープン以来、メジャー・タイトルがありませんが、マスターズを見ても
まだ充分の力を持っていることがわかります。
メジャーでの14勝は大先輩・ニクラウスの18回を完全に視界にとらえています。
d0164636_8321744.jpg





こんな二人ですから、いまでも比較したがるマスコミは後を絶ちません。
しかし、一般のファンならともかく、プロであるべきマスメディアまで一緒になって
騒ぐのが私には理解できません。
テニスとゴルフはまったく競技方法が違うので、比べるのはもともと無理があります。
あえて言えば、テニスは試合ごとの気象などの諸条件が、対戦するプレーヤーに公平です。
行く手をはばむ相手とは必ず直接対決のチャンスがあり、力さえあればタイトルを取る
可能性がきわめて高い競技です。

一方のゴルフは、あらゆるスポーツの中でプレー・コンディションの差が勝敗の行方に
もっとも大きく影響する競技と言ってもいいでしょう。
狙ったところに会心のショットを打てば99%決まるテニスに対して、ゴルフでは、納得の
ボールを打っても、たまたま落下点にある枯枝やスプリンクラーに当たって思いもしない
方向にはねてピンチになることさえあります。いろいろな意味で、自然とも闘わなくては
ならない難しさがゴルフにはあるのです。

午前8時に、快晴・無風、芝が湿り気を含んでいるときにスタートした選手と、強い風が
吹き始めてグリーンが乾いてしまった午後2時にスタートする選手では気の毒なぐらい
条件が違います。予選ラウンドの2日間は午前スタート組と午後スタート組を入れ替えて
バランスを取っていますが、それで“公平”だ、とは言えないでしょう。
しかも、ゴルフでは競争相手のプレーを封じることは出来ないのです。
自分が最高のプレーをしても他人がそれを上回ったら勝てません。

競技としてゴルフのほうがテニスより上等だというのではなく、あくまで、「ゴルフは
テニスに比べて、“勝つのがより難しい”競技です」と書いたつもりでした。
言葉足らずもあったかもしれません。しかし、競技方法を考えたら賛成していただけると
気楽に考えて書いた記事を巡って、コメント欄で“論争”になるなどとはまったく予想も
しませんでした。浅慮・・・。ハハハ。

私も少しムキになって過去最多の4回もレスをしてしまいました。
「テニスはゴルフに劣ると言うのですか」などと、見当はずれの議論を仕掛けてくる方に
反応してしまったのです。ハハハ。

ゴルフのウッズとテニスのフェデラー…二人とも“勝って当たり前”の高みまで一気に
駆け上がりました。
どんな世界でも「勝つことよりも勝ち続けることのほうが難しい」と言いますが、二人は
小さな波こそあったものの、今も、そのポジションをしっかりと維持しています。
異なった競技の選手が比較されるのは珍しいことです。所属が同じだということもあって
仲のいい二人ですが、互いに刺激し合って、今後もこの“いいライバル関係”を続けて
ほしいと思います。

今日の序盤でつまづいたため、タイガーはトップ・グループを捕まえ切れず、不満の残る
復帰戦になりました。
しかし、最後のパットを沈めたとき、18番ホールを囲んだパトロンから、温かい、大きな
声援が送られていました
そして、キャディーのスティーブ・ウイリアムズが握手をしながらウッズに向けた表情が
強く印象に残りました。

波はありましたが、彼らしいプレーも随所に見られました。これで、他のトーナメントに
戻りやすくなったことでしょう。マスターズと違ってセキュリティー上の問題がいろいろ
出てくる可能性はあるかもしれませんが、世界中のゴルフ・ファンのために、しっかりと
復活してほしいものです。

タイガーの長い“償いの道のり”は始まったばかりです。

人気ブログランキングへ

⇑ 面白かったらクリックしてください。

by toruiwa2010 | 2015-11-03 08:34 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
Commented by Haru at 2015-11-03 15:49 x
岩佐さん、こんにちは。

旦那がゴルフをするようになって、テレビで観るようになりました。
私はしないのでより強く思うのかもしれないのですが、「 よくこのスポーツを生業にしようと思ったよな〜。」といつも感心します。マッチプレーならいざ知らず、理不尽すぎるだろうと。
マット デイモン主演のゴルフの映画で、少年がゴルフの良さを熱く語るシーンが大好きで、それから見方が変わりました。

タイガーウッズ、戻って来られるんでしょうか。このまま終わって欲しくないですね。
Commented by toruiwa2010 at 2015-11-03 17:05
Haruさん、こんばんは。

たしかに、ややこしい競技です。
でも、一度、コースに出ると
病みつきになるんです。
もっとも、私は、せいぜい、年に15回…
そんなものでした。

甘いかもしれませんが、タイガーは、
過去を悔いているのですから、なんとか
もうひと花咲かせるチャンスを与えてやりたいです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。