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岩佐徹のOFF-MIKE

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まったり「1001グラム」~ミケランジェロ~&エベレスト~15/11/13

1001グラム ハカリしれない愛のこと 85

ノルウェーの国立計量研究所には国の重さの基準になるキログラム原器が置かれている。
研究員のマリエはそこであらゆるものの重さや長さを計測していた。
ある日、同じ研究所で働く父親が心臓発作で倒れた。彼が行く予定だった国際会議には
マリエが行くことになった。原器をたずさえて…
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いかにも北欧らしい…と書けば叱られるかもしれませんが(w)、マッタリ系の映画です。
最初から最後まで“山場”らしき場面はほとんどありません。封切から7日目、渋谷の
Bunkamuraル・シネマの2番スクリーンは意外にもガラガラでした。この劇場の客層に
どんぴしゃりの映画だと思いましたが。
予告編が終わり本編が始まるころに場内のどこからか軽い寝息が聞こえてきました。
隣りの妻と顔を見合わせてニヤリとしましたが、始まって10分ぐらいで妻が目をつぶって
いるのに気づきました。ハハハ。

あとで「つまらなかったからじゃない」と主張していました。分かります。眠りを誘う
ちょうどいいテンポなんです。ハハハ。
そういう映画ですから向き不向きがあると思います。私は大好きです。

ご覧になる人は“魂の重量は21グラム”というセリフを頭に刻んでおくといいと思います。

朝日も6日の夕刊でこの映画を取り上げていました。

まず、物語の舞台になっている北欧の建造物の特徴を説き、“本作はその冷ややかさが、
主人公の心境を象徴する”と書いています。うーん、なるほど。
ストーリーをざっと紹介したあと、会議が開催されたパリについてはこう描写しています。
“この映画は、パリをノルウェーと対極的に、暖かでおぼろな彩りで描く。陽の光は
オレンジ色にたわみ、風で池はユラユラと波打つ。パイ(注:出会った男)の 庭いじりを
趣味とするような柔軟さによって、マリエの硬質さもほぐされていく”と。

凄いな、この人と思っちゃいました。
上っ面を見ただけの私の単純な“感想”のつまらなさとくらべ、登場人物の心象にまで
踏み込んだ、なんと緻密で文学的な“評”か…。

中身が正しいかどうかは別にして、この女性評論家の観察・洞察力に参りました。
もっとも、そういう目で映画を見たい、見なければいけないとは思いません。疲れるし、
基本、映画はエンタテインメントだと思っていますから。

ミケランジェロ・プロジェクト 80

第2次世界大戦の末期、連合軍には勝利への道が見え始めていた。
しかし、アメリカの美術学者・ストークス(Gクルーニー)には大きな懸念があった。
ヒトラーの命令により、ドイツ軍占領下のフランスをはじめヨーロッパ各地で美術品の
略奪が行われていたのだ。

ストークスに 専門家による特別部隊編成の命令が下された。
アメリカを中心に7人のメンバーが集められ、“モニュメント・メン”と名づけられた。
使命は 残された美術品を守り、ナチスによって奪われたものを奪還することだった。
その信念は「人や物はいずれ元に戻る。しかし、文化や美術品は違う」…
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好きなクルーニーの作品なのでいい点をつけたいのですが、頑張っても80点ですかね。
エピソードをつないだだけという印象を免れません。平板・・・というのでしょうか。
せっかくの題材なのに“もったいない”と思います。

見ながら思ったのは、国家や国民の生命を賭けて死にもの狂いの闘いをする中で美術品や
文化に気を配る人たちがいたことのすばらしさです。“逆”だったら、どうだったかと。
日本がアメリカの立場だったとき、“文化”に思いを致す人物が現れただろうか?

ちなみに…ですが、最後に出て来る孫の手を引いた老人はジョージ・クルーニーの実父で、
有名な歌手だったローズマリー・クルーニーの弟だそうです。そのつもりで見てください。
私はあとで知りました。知っていれば見方も違ったのになあ。ハハハ。

エベレスト 3D 80

1996年夏のエベレストには世界中から多くの登山隊が集まったようですが、この映画では
その中の二つのパーティーを中心に描いています。
登山を扱う映画は多い中、この作品の特色は“実話”と“3D”だと言うことです。

3D、つまり、特殊なメガネをかけ、立体感のある映像を見ることになります。
当然、迫力は凄いです。しかし、“そもそも論”になってしまいますが、この映画の感想は
2012年3月の「PINA/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」で3Dデビューしたときにも
書いた通りです。

映画は別に飛び出す必要ないんじゃないですかね?
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今回、メガネそのものはかなり改良されて軽くなっていました。
しかし、久しぶりだったせいか、上映が始まってしばらくは強い違和感がありました。
写っているものに“段差”があるように見えて立体感になめらかさがないのです。
違和感と戦っている間に登場する主だった人物の“紹介”が終わってしまい、最後まで
人間関係などがしっかり把握できないまま見ることになりました。

なお、妻は“違和感”に耐えきれず、開始から10分足らずで劇場をあとにしました。
だから「3Aだぞ」と念を押したのに! ハハハ。
予定がなければ、途中で“船酔い”に似た気分になった私も席を立ったかもしれませんが、
幸か不幸か、終映から30分後に近くで昔の仲間と会食することになっていたのです。

実話の持つ重みは感じます。犠牲者が出ます。世界最高峰での死がどんなものか、話では
聞きますが、映像として目の前につきつけられると、思わず息が詰まります。

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by toruiwa2010 | 2015-11-13 09:25 | 映画が好き | Comments(0)
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