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岩佐徹のOFF-MIKE

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クラークス&カンペール~足元は大事だもんね~15/11/20

今年になってカンペールを履き始めました。ここ数年はスニーカーを履くことが多く、
大好きな靴なのに手が伸びませんでした。靴箱の中をチェックしてたくさんの靴が
履かれないままになっているのを知ってびっくりしたほど、“忘れて”いたのです。
この靴を履くのがいつ以来か思い出せないぐらい久しぶりです。
歩き始めたとき、一歩ごとに“キュッ、キュッ”と大きな音がしました。何年ぶりかで
“たわむ”ことになった革が悲鳴を上げたのでしょう。喜んでいたのかもしれません。
あるいは、逆に、長い間、放置されていたことへの抗議の声だったかも。ハハハ。
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社会人になりたてのころ、“勝負靴”ではありませんが、ここというときに履く靴として
大事にしていたのは“Marelli”(マレリー)でした。イタリア製で少し値段が張りましたが、
何の変哲もないシンプルなデザインは飽きが来ず、履き心地もよくて愛用しました。
1970年代の後半、メジャー・リーグの中継でアメリカに行くことが増えたあたりから、
“Florsheim”(フローシャイム)の靴を自分への土産にする時期がありました。

その後、フジテレビでアナウンサーを辞めたあとはスーツを着る機会が激減して、革靴は
ほとんど履かなくなり、もっぱら、ハッシュ・パピーなど、ソールが柔らかい靴を好んで
履いていました。

1990年代の初めに“動き”があり、靴への執着が復活しました。
WOWOWに出向してイタリアのサッカー、セリエAの実況に関わるようになりましたが、
まだインターネットの時代ではなくて情報・資料を集めるのに苦労しました。
1991年11月、ミラン・ダービーの実況でミラノに行ったとき、ピンクの新聞、ガゼッタ・
デル・スポルトと週刊誌のグエリンを初めて知り、取り寄せるようになりました。
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“Clarks”(クラークス)という靴の広告写真が載っていたのはグエリンでした。
デザインが素晴らしくて一目ぼれしたのですが、日本にはまだ輸入されていませんでした。
翌年の春から、イタリアに行くときは必ずその切抜きを持って出かけるようにしました。
靴屋を見つけるたびに切り抜きを見せて尋ねましたが、なかなか見つかりません。
何軒目かで、英語をしゃべる店員が笑いながらこう言いました。
「ミスター、これは“イギリス”の靴ですよ。イタリアの靴屋で扱っているところは、
たぶん、ないと思いますけどね」…見つからないはずだわ。ハハハ。
結局、クラークスを入手したのは5年後の1996年にユーロ96(サッカーの欧州選手権)で
ロンドンに行ったときでした。

CAMPER(カンペール)に“はまった”のは2001年です。
チャンピオンズ・リーグSFの現地実況でマドリードに行ったとき、解説の水沼貴史さんが
コーディネーターとひそひそ話し込んだあと、どこかに出かけて行くのを見かけました。
大きな袋を抱えて戻って来た水沼さんは上機嫌でした。
「何を買ってきたんですか?」と尋ねると、「スペインに来たらカンペールでしょう」と
“当然”という口調で答えが返ってきました。そのときまで、存在を知りませんでした。
「なんですか、それ?」と尋ねる私に、得意げに見せてくれた靴のデザインにまたしても
“一目ぼれ”です。ハハハ。
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コーヒー・ブラウン(?)の革に入れられたベージュのステッチの形がなんとも言えません。
マドリードでは時間がなかったのですが、次の訪問地・バレンシアで4足 買いました。
日本から持って行ったスーツケースでは収容しきれず、滑車が壊れていたこともあって、
新しいものを買いました。「ほしい」と思うと、ブレーキがきかないのです。ハハハ。

今年になって、久しぶりに「カンペールを履いてみようか」と思ったのは、靴についての
“トラウマ”を思い出したからです。

惚れ込んだクラークスは履き心地も抜群で大いに気に入り、その後 日本で買えるように
なってからも“絶対に雨は降らない”と思える日にしか履かないほど大事にしました。
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それほど思い入れが強い靴だったのに、何がどうなったのか、数年前のある日、家を出て
数十メートル歩いたところで突然パカッと…。ハハハ。
少しでも怪しい雲が出ていれば履かないように、大事に大事にしてきたのになあ。嗚呼。
定期的に履いてやらないといけないらしいと知ったのはだいぶ後のことでした。

靴箱の中にあった3足すべてが同じ運命をたどりクラークスとはお別れしました。
カンペールは問題ありません。しかも、新品同様のものがこれだけあります。
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今年の春頃だったでしょうか、よく出かける映画館、日比谷・シャンテの近くに靴屋が
開店しました。地下鉄の駅に向かおうとするところです。
あの“Clarks”です。
ウインドーを見ると、欲しくなるデザインのものもありますが、死ぬまで履き切れないと
思うほど靴はあります。終活・・・の意味も込めて、ここはグッと我慢しましょう。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2015-11-20 09:12 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
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